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NHK【所さん!事件ですよ】まさかの盗難も!?中古自動車ブームの裏側に迫るスカイライン1億9千万事件|2025年6月28日放送

所さん!事件ですよ

盗難も!?いま国産中古車が世界で大人気の理由|2025年6月28日放送分

2025年6月28日に放送された「所さん!事件ですよ」では、いま日本国内外で注目されている国産中古車のブームと、その裏側にある驚きのエピソードが紹介されました。高額で取引される日本の中古車や、盗難事件、世界各地への輸出の実態、さらに意外な消防車の活用法まで幅広く取り上げられ、車に詳しくない人でも楽しめる内容でした。

1億9000万円のスカイラインGT-R R34が盗まれる衝撃事件

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番組の冒頭で話題となったのは、1999年に発売されたスカイラインGT-R R34型が、海外オークションで1億9000万円という高値をつけたという驚きのニュースでした。この人気の影響もあり、日本国内でもこの車に注目が集まっています。
そんな中、千葉県野田市のレンタカー会社で、このスカイラインGT-R R34が盗まれる事件が発生しました。社長はすぐに警察に通報し、SNSを使って盗まれた車に100万円の懸賞金をかけ、情報提供を呼びかけました。
その日の夜、茨城県坂東市に住む男性が自宅付近で特徴的なエンジン音に気づき、すぐに自分の車で追跡を始めました。男性は約5kmにわたり追いかけましたが、信号で引き離され、結局見失ってしまいました。
元警察官によると、こうした車の多くはすぐに解体され、部品単位でコンテナに積まれて海外へ不正輸出されるため、発見は難しいといわれています。しかし今回は幸運なことに、3週間後に横浜税関で発見され、無事に社長の元へ戻ってきたといいます。車はほぼ新品同様の状態で、社長も安心した様子でした。ただし、犯人はまだ捕まっていません。

世界中が夢中!インバウンドも大興奮の国産スポーツカー

いま世界では、1980年代から90年代に製造された日本のスポーツカーがブームになっています。特にスカイラインGT-R R34はその象徴ともいえる存在です。
番組では、野田市のレンタカー店を訪れたスペイン・バルセロナからの観光客が、予約していたスカイラインGT-R R34をレンタルし、富士山周辺をドライブする様子が紹介されました。日本ならではの車を実際に運転できることが、外国人観光客にとって大きな魅力となっています。
スカイラインGT-Rだけでなく、トヨタ・スープラやセンチュリー、GR86、日産・GT-R R35など、さまざまな国産スポーツカーも人気です。所ジョージさんとロッチ・中岡創一さんも自身の愛車を紹介し、特に中岡さんの117クーペは注目を集めました。
イタリアの有名デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロが手がけたこの車は、スタイリッシュなデザインが特徴です。中岡さんは「この車に乗っていたらモテるかも」と思っていたそうですが、実際に車に興味を示すのは、所さん世代の年配男性が多かったそうです。

日本の中古車が世界中へ!意外な輸出事情

中古車市場は日本国内だけでなく、世界規模で大きく広がっています。千葉県野田市には日本最大規模の中古車オークション会場があり、広さはなんと東京ドーム11個分以上。そこには常時2万台以上の車が並んでいます。
オークション1回の開催で約1万2500台が売買され、約190億円の取引が行われるといいます。ここで目立つのが外国人バイヤーの存在で、特にパキスタン人のバイヤーが多く見られます。
在日パキスタン協会の会長であるライースさんは、日本で中古車ビジネスを広めたことで知られ、“伝説のビッグボス”とも呼ばれています。ライースさんの活動をきっかけに、日本からパキスタンだけでなく、ケニア、ウガンダ、スリランカ、タンザニア、チリ、ニュージーランド、ペルーなど世界各地に中古車が輸出されています。
2024年の中古車輸出ランキングを見ると、1位はアラブ首長国連邦、2位がロシア、3位がモンゴルとなっています。特にアラブ首長国連邦は、中東・中央アジア・アフリカへの中継地点として重要な役割を担っています。ロシアでは経済制裁の影響で新車の入手が難しくなり、日本の中古車に注目が集まっています。

消防車も買える!?意外な中古車活用法

番組では、珍しい中古車の例として、官公庁オークションで販売される中古消防車が取り上げられました。使用年数を超えた消防車が、数万円という安さで売られている場合もあり、個人が購入するケースも増えています。
兵庫県神戸市では、デコレーションされた派手なはしご車が街中を走っているのが目撃されています。所有者はこの消防車を約200万円かけて改造し、自家用車として利用しているそうです。また、地域のイベントや街中で無料で人を乗せる活動も行っており、地域の人々から喜ばれています。
ただし、消防車を公道で走らせる場合、赤色灯やサイレン、無線機などの装備はすべて取り外さなければならないというルールがあります。性能の割にコストパフォーマンスが良い中古消防車は、マニアや地域のイベント好きの間でひそかな人気となっています。

これからも広がる国産中古車の可能性

番組の最後では、これからさらに人気が出ると予想される中古車や、日本の中古車市場の未来についても紹介されました。レアな車や、デザイン性の高いモデルが世界中で高く評価されている今、日本の車文化の魅力が改めて見直されています。
「所さん!事件ですよ」では、車に詳しくない人でも楽しめる形で、盗難事件や中古車輸出、消防車の活用まで、さまざまな角度から日本の中古車事情をわかりやすく伝えてくれました。今後もますます目が離せない話題となりそうです。


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