ご当地銘菓の知られざるお金の秘密
2025年6月29日(日)放送のNHK「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」では、全国で親しまれているご当地銘菓の裏側に隠された“お金の秘密”が紹介されます。今回のテーマは「みんな大好き!ご当地銘菓のお金のヒミツ」。静岡・東京・福岡・山梨など、日本各地で長年愛され続けているお菓子にまつわる驚きの製造工程や販売戦略、そして知られざる歴史が明かされます。放送後にはさらに詳しい情報を更新する予定です。
静岡の銘菓「うなぎパイ」のサクサク食感の秘密
静岡県浜松市を代表するお土産として知られる「うなぎパイ」は、1961年に地元の老舗・春華堂が生み出しました。見た目は細長いパイ菓子ですが、実は名前の通りうなぎの粉末が練り込まれているのが大きな特徴です。この粉は、うなぎの骨を乾燥・粉砕して作られており、うなぎの栄養分を活かしつつ独特の風味を加えています。
特に注目されているのは、そのサクサクとした食感です。これは、職人が何度も生地を折り重ねることで実現しており、最終的にその層はなんと約9000層にもなります。生地を薄く伸ばし、折りたたみ、再び伸ばすという作業を繰り返すことで、軽やかで香ばしい食感が生まれるのです。この作業には、気温や湿度の細かな変化を読み取りながら、生地の状態を見極めて手作業で仕上げる熟練の技が欠かせません。
・使用される小麦粉やバターは厳選された素材のみ
・生地に練り込まれるうなぎ粉は、特別な製法で風味を保つ
・職人は約10年かけて技術を習得すると言われる
焼き上がったうなぎパイには、さらにガーリック風味の秘伝タレが塗られています。このタレが全体の香ばしさを引き立て、ほんのりとしたコクと旨みをプラスしています。そのため、見た目はシンプルでも、一口食べれば奥深い味わいが広がるのです。
また、パッケージに書かれている「夜のお菓子」というキャッチコピーには、家族が夜に集まる時間を大切にしてほしいという、春華堂二代目社長・山崎幸一さんの思いが込められています。しかし、うなぎエキスやガーリックの要素から、次第に「大人向け」「夜の元気をサポートするお菓子」としてのイメージも広まり、ちょっとした話題にもなりました。
浜松市にある「うなぎパイファクトリー」では、実際に製造工程を間近で見学できます。
・焼き上がったパイに秘伝タレを塗る工程
・生地が何層にも重なる様子
・完成品の検品・箱詰め作業
これらの様子を見ながら、パイ作りの奥深さを感じることができます。工場内のカフェでは、うなぎパイを使ったミルフィーユ仕立てのスイーツなど、ここでしか味わえない限定メニューも楽しめます。
うなぎパイは、ただのお土産ではなく、職人のこだわりと技術、素材の良さ、ストーリーが詰まった銘菓です。その歴史と秘密を知れば、さらに美味しく感じられること間違いありません。浜松を訪れた際には、ぜひその魅力を直接体験してみてください。
ひよこ論争!福岡と東京、どっちの銘菓?
全国で人気の「ひよこ饅頭」は、その見た目のかわいらしさと優しい甘さで、多くの人に愛されていますが、実は「福岡銘菓」なのか「東京銘菓」なのかという論争が長年続いています。実際には、ひよこ饅頭の誕生は福岡県飯塚市です。1912年(大正元年)、地元の和菓子店「吉野堂」の2代目が考案しました。
炭鉱の町だった飯塚で、働く人たちに元気を届けたいという思いから、夢に出てきたひよこの姿をそのままお菓子の形にしたのが始まりです。卵型のふっくらとしたフォルムは、子どもから大人まで親しみを感じやすく、発売当初から地元で大人気となりました。
・中には白餡(しろあん)がぎっしり詰まっている
・皮はしっとりしながらも、ほんのり焼き色がついて香ばしい
・ふっくらとしたフォルムが愛らしく、見た目も楽しめる
そして1964年、東京オリンピックをきっかけに、吉野堂は東京駅八重洲地下街に初出店します。このタイミングで、ひよこ饅頭は東京土産としても広く知られるようになり、今では東京駅や羽田空港などでも定番の人気商品になっています。
このことから、現在では「福岡のお土産として有名」「東京のお土産としても定着」という、どちらも正しいという少し不思議な状態が続いています。実際に吉野堂も「福岡土産でもあり、東京土産でもある」と公式に説明しています。
さらに面白いのは、製造場所によって食感に違いがあることです。
・福岡版は、湿度の高い九州の気候に合わせて、しっとり軽やかな口当たり
・東京版は、関東の乾燥した気候に合わせて、ふっくらもちもちとした食感
この微妙な違いも、ひよこ饅頭ファンの間ではよく話題にのぼります。中身の白餡や生地の配合は基本的に同じですが、気候による製法の工夫があるため、食べ比べると地域ごとの特徴が感じられるのです。
ひよこ饅頭は、そのかわいらしい見た目と素朴な味わいに加えて、福岡生まれ・東京育ちの不思議な歴史を持つお菓子です。機会があれば、ぜひ福岡版と東京版の両方を食べ比べてみて、食感や風味の違いを楽しんでみてください。
山梨の名物「桔梗信玄餅」とお得な詰め放題
山梨県の定番土産として有名な「桔梗信玄餅」は、きな粉と黒蜜が絶妙に絡み合う和スイーツです。甲府市に本社を構える「桔梗屋」が昭和43年(1968年)に発売し、今では全国的な知名度を誇る人気商品になりました。お餅のやわらかさと香ばしいきな粉、甘い黒蜜の組み合わせは、シンプルながらも飽きのこない味わいです。
・お餅は国産のもち米を使用
・香ばしいきな粉は焙煎具合にこだわり、風味豊か
・別添えの黒蜜はとろっとした濃厚な甘さ
そんな桔梗信玄餅の魅力を存分に体験できるのが、工場併設の「桔梗屋本社工場」で行われている詰め放題イベントです。このイベントは、専用のビニール袋に信玄餅を好きなだけ詰められるという大人気企画で、観光客や地元の人で常に賑わっています。
・参加費はたったの220円(税込)
・袋に2個詰めれば元が取れる計算
・上手に詰めれば12個以上も可能
ただし、その人気ぶりから、特に土日祝や大型連休中は朝早くから整理券を求める人が並びます。早朝6時台に整理券が配られることもあるので、確実に参加したい場合は早めの行動がおすすめです。
また、詰め放題の会場は「グリーンアウトレット1/2」と呼ばれるスペースで、アウトレット商品や変形品なども格安で販売されています。お得に信玄餅をゲットしたい人にとっては、見逃せないスポットです。
工場内では、信玄餅の製造工程を見学することもでき、きな粉をまぶしたお餅が次々とパッケージされる様子は見応えがあります。さらに、敷地内のカフェでは、信玄餅アイスやパフェなど、ここでしか味わえない限定スイーツも楽しめます。
桔梗信玄餅の詰め放題は、山梨観光のついでに気軽に挑戦でき、家族や友達とワイワイ楽しめる人気イベントです。コツを覚えて袋をしっかり伸ばし、底から丁寧に積み重ねると、たくさん詰めることができます。余った分は冷凍保存も可能なので、山梨旅行のお土産にぴったりです。
賞味期限30分!?進化するご当地銘菓
最近のトレンドは「賞味期限30分」のスイーツです。焼き立てや出来立ての美味しさを最大限に味わえるご当地限定のお菓子が各地で注目されています。
京都では、10分以内に食べるべき「モンブラン」、1分で味が変わる「たい焼き」、岐阜では30秒の賞味期限を誇る「焼きたてせんべい」などが登場。地域限定、しかもその場でしか食べられない特別な体験が話題になっています。
このスタイルはSNS映えや観光活性化を狙った取り組みとして人気が高まっており、今後さらに各地で“秒速スイーツ”が増えていくことが期待されています。
今回の出演者と見どころ
番組MCの有吉弘行さん、田牧そらさんに加え、狩野英孝さん、森田哲矢さん、遼河はるひさん、若槻千夏さんが出演。語りはノブさんが担当します。笑いと驚きに包まれた銘菓の秘密が明かされる45分間、銘菓好きにはたまらない内容です。
放送後、番組で紹介された詳しいエピソードや裏話、工場見学情報などを追ってお届けしますので、ぜひチェックしてください。
【ソース】
https://shunkado.co.jp
https://shizuoka-hamamatsu-izu.com
https://nippon.com
https://themepark.kikyouya.co.jp
https://yamanashi-mama.net
https://tabigo-media.net
https://gourmet-note.jp
https://trafficnews.jp
https://rocketnews24.com
https://tvmemo.jp
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