香りで食欲が止まらない!れんこんとごぼうの洋風まぜごはんで感じる秋の幸せ
「秋の食卓、ちょっとマンネリしてきたな…」そんなふうに感じたことはありませんか?
煮物や天ぷらも美味しいけれど、もっと手軽に根菜の香ばしさを楽しめる一品が欲しい。そんな方にぴったりなのが、あさイチ(2025年10月6日放送)“みんな!ゴハンだよ”で紹介された料理研究家・本田明子さんの『れんこんとごぼうの洋風まぜごはん』です。
和食の定番・れんこんとごぼうを、あえてオリーブオイルと黒こしょうで洋風に仕上げるという意外性。
ひと口食べた瞬間、シャキッとした食感とともにふわっと広がる香ばしい香り。
炊きたてごはんの甘みと絡み合い、まるでレストランの一皿のような満足感を味わえます。
忙しい平日でも、たった20分で完成。しかも冷めても美味しいから、お弁当にもぴったり。
この記事では、そんな“根菜ごはんの新定番”の魅力とレシピを、詳しく紹介します。
根菜が主役!れんこんとごぼうの洋風まぜごはんとは?
この料理の魅力は、なんといっても“香りと食感”。
れんこんのシャキシャキ、ごぼうの香ばしさ、鶏肉のうまみが三位一体になり、噛むたびにじんわりと味わいが広がります。
和の食材なのに、オリーブオイルや黒こしょうを使うことで一気に洋風テイストに。
どこかカフェごはんのようなおしゃれさがありながら、親しみやすく、ごはんが進む味わいです。
冷めても味がぼやけないので、お弁当やおにぎりにもおすすめ。
さらに、時間が経つとごぼうとれんこんの香ばしさがごはんに染み込み、味の深みが増します。
まさに“秋の根菜を楽しむためのまぜごはん”といえる一皿です。
材料(2人分)
・れんこん 150g
・ごぼう 50g
・鶏もも肉 100g
・ねぎ 5cm
・しょうが 10g
・塩 小さじ1/2
・酒 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ1
・温かいごはん 350g(米1合分)
・黒こしょう(粗びき)少々
・細ねぎ(小口切り)適量
作り方
① れんこんを切る
皮をむいたれんこんを1~2mmの薄い半月切りにします。
この薄さがポイント。厚すぎると火が通りにくくなり、炒めたときに固くなってしまいます。
② ごぼうをささがきに
ごぼうは縦に軽く切れ目を入れてからピーラーで削るようにささがきに。
水にさらしてアクを抜き、しっかり水気を切ります。こうすることで香りが引き立ち、えぐみが消えます。
③ 鶏肉の下味をつける
鶏もも肉は1cm角に切り、ボウルに入れます。塩と酒を加えて軽く揉み込み、さらにみじん切りにしたねぎとしょうがを加えます。
この下味が、あとでごはん全体に旨みを広げるカギになります。
④ 炒める工程
フライパンにオリーブオイルを入れ、強めの中火で温めます。
まずはごぼうを炒め、香ばしい香りが立ったられんこんを投入。
根菜はしっかり炒めることで、素材の甘みと歯ごたえが生まれます。
⑤ 鶏肉を蒸し焼きに
続けて鶏肉を加え、フタをして蒸すように火を通します。
中までしっかり火を入れつつ、しっとりジューシーに仕上げるのがポイントです。
⑥ 仕上げの混ぜ合わせ
温かいごはんを加え、全体をさっと混ぜ合わせます。
黒こしょうを振って味を引き締め、香りを立たせます。
お皿に盛ったら、仕上げに細ねぎをパラリ。
見た目も香りも食欲をそそる秋のまぜごはんが完成です。
美味しさを引き立てるコツ
・炒め時間を惜しまないこと。 根菜の水分が飛ぶまでしっかり炒めることで、食感と香りがアップします。
・黒こしょうは最後に。 仕上げに加えることで香りが逃げず、風味が際立ちます。
・オリーブオイルの質にもこだわって。 エキストラバージンを使うと香りがより豊かに。
・余ったら翌日チャーハン風にアレンジしても美味。ベーコンやチーズを加えるのもおすすめです。
アレンジで広がる秋の味覚
この洋風まぜごはんは、組み合わせ次第で無限に広がります。
たとえば――
・粉チーズ+黒こしょうでイタリアン風に。
・**きのこ(まいたけ・しめじ)**を加えて香りを倍増。
・すだちやレモン汁を少し絞れば、爽やかさがプラスされます。
さらに、冷蔵庫にあるツナ缶やベーコンを加えても相性抜群。
オリーブオイルの風味と根菜の香ばしさが、おかずいらずの主役ごはんに仕上がります。
「根菜の新しい世界を見た気がする」
これまでれんこんやごぼうといえば、煮物やきんぴらのイメージが強く、どこか“和食の脇役”という印象でした。けれど、あさイチで見た『れんこんとごぼうの洋風まぜごはん』は、その固定観念を一気に覆してくれました。
フライパンにオリーブオイルを垂らした瞬間、立ちのぼる香ばしい香り。そこにれんこんとごぼうが加わると、まるで洋食店のキッチンのような芳ばしさが広がります。炒める音、油の跳ねる音、そしてふわっと漂う香りが、画面越しでも伝わってきて、本当にお腹が空いてしまいました。
そして驚いたのは、オリーブオイルで炒めた根菜が想像以上に軽やかで、香り高いこと。和風だしで煮たときの優しい甘さとは違い、炒めることで素材の香ばしさと甘みがぐっと引き立ち、食感もシャキッと際立ちます。
さらに、黒こしょうを効かせたことで味にキレが出て、どこか洋食のようなのに、口に入れると不思議とごはんにぴったり合う。まるで和と洋のいいところを掛け合わせた“新しい家庭の味”といった印象でした。
秋の食卓といえば、きのこやさつまいもが主役になりがちですが、この料理はれんこんとごぼうがしっかりと主役を張っています。香り、食感、見た目、どれを取っても季節を感じさせてくれる一皿。まさに“秋の新定番”と呼ぶにふさわしいと思いました。
このレシピを紹介した料理研究家・本田明子さんの発想力にも感服です。素材を変えずに、調味の組み合わせを少し工夫するだけで、こんなにも印象が変わる。その楽しさを改めて教えてもらいました。
出典:NHK『あさイチ』“みんな!ゴハンだよ”「れんこんとごぼうの洋風まぜごはん」(2025年10月6日放送)
https://www.nhk.jp/p/asaichi/
気になるNHKをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。


コメント