海の生物に会える道の駅!和歌山・すさみ町を満喫しよう
(画像元:エビとカニの水族館 | 一般社団法人すさみ町観光協会)
和歌山県の南部、熊野古道でも知られるすさみ町にある 道の駅すさみ。その敷地内に併設されているのが すさみ町立エビとカニの水族館 です。名前の通り、展示の中心は世界中のエビとカニ。水族館というと魚やイルカをイメージする方も多いですが、ここは甲殻類に特化した世界的にも珍しい施設で、まさに「知る人ぞ知る」観光スポット。大人はもちろん、子どもも楽しみながら学べる場所として注目を集めています。
「海の生物が大好き」「珍しい水族館に行ってみたい」という方にとっては、まさに外せない立ち寄り先。2025年の今もなお、すさみ町の観光を支える存在になっています。
アクセスと立地の魅力
住所:和歌山県西牟婁郡すさみ町江住808-1。紀勢自動車道を使えば大阪方面からもアクセスしやすく、観光ドライブの休憩や立ち寄りにぴったり。車で訪れる場合は すさみ南IC からすぐの場所にあるので迷う心配もありません。
公共交通を利用するなら JR紀勢本線・江住駅 から徒歩15分ほど。のんびり歩いても行ける距離なので、電車旅の途中に立ち寄るのもおすすめです。
駐車場は広々としており、普通車から観光バスまで対応可能。ファミリーや団体旅行でも利用しやすい環境が整っています。
歴史と施設の特徴
この水族館はもともと別の場所にあった施設を2015年に移転し、新たに「道の駅すさみ」の中にオープンしました。移設にあたり活用されたのが、廃校になった 江住中学校の体育館。地域の記憶を引き継ぎながら新しい観光資源へと生まれ変わったことも話題を呼びました。
展示規模は 約150種類・1,000点以上の甲殻類。大きなカニから小さなエビまで、世界各国の珍しい生物が並んでいます。館長をはじめとするスタッフの熱意も強く、展示の解説や飼育の工夫には「好きだからこそできるこだわり」が感じられます。
魅力的な展示と体験プログラム
まず訪れた人を圧倒するのが、入口で迎えてくれる タカアシガニ。世界最大級のカニとして知られ、足を広げると3メートル近くに達する迫力は一見の価値ありです。
館内には、色とりどりの甲殻類が展示されており、体のつくりや生態を間近で観察できます。例えば、透明な体で美しい光沢を放つエビ、珍しい習性を持つカニ、さらには人気者の ウツボ も入口水槽に展示されていて、訪れる人の目を引きます。
さらに子どもたちに人気なのが体験型プログラム。
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タッチングプール:実際に生物に触れることができる
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ヤドカリ釣り:遊び感覚で楽しみながら学べる
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エサやり体験:飼育スタッフと一緒に生物と触れ合える
これらのプログラムは、生き物の命や環境について自然に学べる教育的要素も含んでいます。
道の駅すさみのグルメとショッピング
水族館を楽しんだ後は、同じ敷地内の道の駅でグルメと買い物を。
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レストラン「蒼海(そうかい)」
地元の新鮮な魚介をたっぷり使った料理が楽しめます。海鮮丼、刺身定食、地魚の天ぷらなど、旅行者の胃袋を満たしてくれるラインナップ。地元漁港直送の魚は鮮度抜群で、ここでしか味わえない一品に出会えるでしょう。 -
鮮魚販売コーナー
獲れたての魚をその場で切り身にしてもらえるサービスが好評。地元の人も通う本格的な鮮魚売り場で、観光客だけでなく地域住民にとっても欠かせない場所です。 -
お土産コーナー
干物、かつお節、のりなどの海産加工品から、地元の特産スイーツや工芸品まで揃っています。旅の記念に持ち帰るにも最適です。
温泉「望海の湯」で癒やしの時間
道の駅の魅力は水族館や食だけではありません。併設の温泉施設 望海の湯 も外せないポイントです。海を望む露天風呂からは、雄大な 枯木灘 の景色が広がり、夕暮れ時には特に美しい眺めが楽しめます。ドライブや観光で疲れた体を癒すのに最高の場所です。
訪問に役立つポイント
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入館料:大人約800円(最新情報は要確認)
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所要時間:水族館は1時間~1.5時間程度が目安
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撮影:ガラス越しの写真撮影は可能。SNS映えも狙える
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混雑:週末や連休は家族連れで混むため、午前中の来館がおすすめ
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アクセス:車利用が便利だが、電車旅も可能。JR江住駅から徒歩15分
まとめ
道の駅すさみ と すさみ町立エビとカニの水族館 は、和歌山の海を体感できる特別な観光拠点です。世界的にも珍しいエビとカニの展示、地元の魚介を活かしたグルメ、さらには温泉まで一度に楽しめる贅沢な場所。旅行で訪れれば、大人も子どもも新しい発見と感動に出会えるでしょう。
すさみ町は熊野古道へのアクセス拠点でもあるため、歴史と自然を巡る旅とあわせて立ち寄るのもおすすめです。和歌山の魅力を丸ごと味わえる「海の生物がいる道の駅」で、忘れられないひとときを過ごしてみてください。
ソース:
観光モデルコース:すさみ町1日満喫プラン
午前 9:00〜11:30 すさみ町立エビとカニの水族館 見学
すさみ町立エビとカニの水族館は「道の駅すさみ」に隣接していて、移動もとても便利です。館内には世界中から集められた約150種類・1,000点を超える甲殻類が展示されており、迫力あるタカアシガニやユニークな小型エビまで多彩にそろいます。じっくり展示を眺めながら、生態や習性を学べるのが魅力です。さらにタッチングプールやヤドカリ釣りといった体験型コーナーも用意されていて、子どもたちが遊びながら自然に学べる仕組みになっています。所要時間はおよそ1時間半を見込むと余裕をもって楽しめます。
昼食 11:30〜13:00 レストラン「蒼海」で海鮮ランチ
館内のレストラン蒼海では、地元漁港から直送される魚を使った料理が味わえます。看板メニューの海鮮丼は新鮮な刺身が贅沢に盛られ、旅の記憶に残る一品です。そのほか刺身定食や天ぷらうどんなど、どれもボリューム満点で満足度が高いメニューがそろいます。食後には鮮魚販売所をのぞいてみるのもおすすめで、旬の魚をその場で切り身にしてもらえるサービスが好評です。
午後 13:00〜14:00 道の駅・お土産コーナー・鮮魚売場散策
食事の後は道の駅内を散策します。干物やかつお節、のりなどの海産加工品が豊富に並び、買い物をしながら旅の思い出を選ぶ楽しみがあります。鮮魚売場では、地域の人々も利用する本格的な商品が揃っていて、観光客にも人気。地元ならではの食文化に触れながらお土産を探せるのは道の駅ならではの醍醐味です。
午後 14:00〜15:30 望海の湯で温泉入浴タイム
観光と食事を楽しんだあとは、敷地内にある望海の湯へ。露天風呂からは雄大な枯木灘を一望でき、天候や時間によって移り変わる海の表情を眺めながら入浴できます。お湯につかれば、旅の疲れもすっと和らぎ、心までリフレッシュ。晴れた日の青い海や、夕暮れ時の赤く染まる水平線は特に美しく、訪れた人の心に残ります。
午後 15:30〜16:30 周辺の観光スポットめぐり
温泉で癒やされた後は、近隣の観光地を訪れます。すさみ八景のひとつである恋人岬(婦夫波)は、寄せる波がまるで夫婦のように寄り添う光景で知られ、訪れる人々を惹きつけます。さらに琴の滝や雫の滝は清らかな水が流れる自然豊かな景観で、マイナスイオンを感じられる癒やしスポットです。時間があれば世界的にも珍しい海底ポストを見学するのもおすすめで、観光の話題性も抜群です。
夕方 16:30〜 帰路 or 追加スポット散策
1日の締めくくりには帰路につくか、体力に余裕があれば江住海岸公園を散歩するのも良いでしょう。波の音を聞きながら歩くと、旅の余韻を静かに感じられます。夕暮れの空と海が織りなす景色は格別で、すさみ町で過ごした1日の思い出を鮮やかに彩ってくれるはずです。
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