みんな!ゴハンだよ「新春!せり豚」
新年から春先にかけて、食卓にあるとうれしい食材が「せり」です。シャキシャキした歯ざわりと、鼻に抜けるさわやかな香りは、この時季ならではのごちそうです。ここでは、和食料理人として知られる 笠原 将弘 さんの定番料理「せり豚」を、新春らしいやさしい味わいで紹介します。せりは火を通しすぎず、最後にサッと炒めるのがポイントです。七草がゆを思わせるような軽やかさで、年末年始に疲れた胃腸にもすっとなじむ一品です。
新春のせり豚の魅力
この料理の主役は、何といっても せりの香りと食感 です。根まで使うことで、土の香りとほのかな苦みが加わり、味に奥行きが生まれます。大根とかぶは冬野菜らしい甘みを持ち、豚バラ肉のコクをやさしく受け止めます。油はごま油を使い、香ばしさをほんのり足すことで、全体がまとまりやすくなります。重たくなりがちな豚肉料理でも、後味が軽いのが特徴です。
材料(2人分)
せり 1/2ワ(50g)
大根 150g
かぶ(葉つき) 2コ
塩 少々
豚バラ肉(薄切り) 200g
片栗粉 大さじ1
ごま油 大さじ1
一味とうがらし お好みで
A
酒 大さじ3
しょうゆ 大さじ2
砂糖 大さじ1
作り方の流れ
まず大根は皮をむき、5mmほどの太さの細切りにします。かぶは皮ごと8等分のくし形に切り、葉はつけ根を落として小口切りにし、塩をもみ込んでおきます。
せりは根まで丁寧に洗い、5cmほどの長さに切ります。根も捨てずに使うことで、香りが引き立ちます。
豚バラ肉は5cm幅に切り、片栗粉を全体にまぶして軽くほぐします。調味用のAはあらかじめ混ぜておきます。
フライパンにごま油を入れて中火で熱し、豚肉を炒めます。色が変わったら大根とかぶを加え、油が全体に回るように炒めます。野菜が少し透き通ってきたら、せりを加えて手早く炒め、最後にAを回し入れます。火を入れすぎないことが、せりの香りを残すコツです。
器に盛り、塩もみしたかぶの葉を散らします。好みで一味とうがらしをふれば、味が引き締まります。
新春の食卓に合う理由
「新春のせり豚」は、しっかりした満足感がありながら、食後は軽やかです。野菜の水分とせりの香りが、体の中を整えてくれるような感覚があります。冬から春へ季節が移る時期に、無理なく取り入れられる和食として、日々の献立に加えやすい一品です。
【あさイチ】笠原将弘さんの厚揚げピーマンそぼろ炒めレシピ|みんな!ゴハンだよ|2025年7月24日放送
せり豚を主菜にしたときの献立

せり豚は香りがはっきりした主菜なので、副菜や汁物は味を重ねすぎず、全体のバランスを整える役割を意識すると食卓がまとまります。ここでは、せり豚の良さを引き立てる組み合わせを紹介します。どれも特別な材料は使わず、家庭で無理なく用意できる内容です。
香りをつなげる汁物の組み合わせ
汁物は、せり豚と同じ方向の香りやうまみを少しだけ重ねると、献立に一体感が出ます。たとえば、豚肉のだしが出る豚汁や、あっさりした和風だしの野菜汁は相性が良いです。せりを少量入れたすまし汁にすると、主菜と汁物が自然につながり、食べ進めたときに違和感がありません。味つけは控えめにして、主菜の印象を邪魔しないことがポイントです。
食感を補う副菜の選び方
副菜は、せり豚とは違う食感を意識すると、食卓が単調になりません。シャキッとしたきんぴらごぼうや、さっとゆでた青菜のおひたしなど、噛むリズムが変わるものが向いています。油を使う場合も少量にとどめ、主菜の豚肉のコクと重ならないようにすると、最後まで食べやすくなります。色味としては、緑や茶色を足すことで、見た目にも落ち着いた印象になります。
新春らしさを出す全体のまとめ方
せり豚を中心にした献立では、重くしすぎないことが新春らしさにつながります。主菜でしっかり満足感を出し、副菜と汁物で体を整える流れを作ると、食後に心地よさが残ります。白いごはんと合わせてもよく、少なめのごはんでも主菜の香りで満足感が得られます。せり豚を主役にしながら、周りを支える料理で全体をまとめることで、日常の食卓が少し整った時間に変わります。
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