ばけばけと一緒に開運気分で巡る出雲の旅
このページでは『あさイチ(2026年1月8日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
朝ドラ『ばけばけ』の世界観と重ねながら、出雲の縁結び、ご利益グルメ、島根ならではの文化体験まで、一日の放送を流れに沿って追っていきます。旅のワクワク感だけでなく、家に帰ってからも楽しめるヒントが詰まった回でした。
おサワとめぐる縁結びの王道ルート
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旅のスタートは稲佐の浜です。
ここは旧暦10月になると、全国の神々が集まると伝えられている特別な場所で、出雲参りの始まりの地として知られています。番組でも、この浜辺に立った瞬間から、空気が少し変わるような感覚が伝わってきました。
稲佐の浜では、参拝前に砂をいただくという風習があります。海辺で受け取った砂をそのまま持ち帰るのではなく、次に向かう出雲大社へ持参するのが大切な流れです。
境内にある砂と交換することで、魔除けやお守りになるとされ、旅の記念として持ち帰る人も多いそうです。自然の中にある小さな行為ですが、参拝への気持ちを整える大事なひと区切りになっています。
稲佐の浜から向かった先が、出雲大社です。
鳥居の前で立ち止まり、軽く一礼してから境内へ入る所作も、出雲参りでは欠かせません。参拝の作法は一般的な神社とは異なり、二礼四拍手一礼という出雲式。この拍手の数の違いが、ここが特別な神社であることを改めて感じさせます。
本殿へと進むと、まず目に入るのが巨大なしめ縄です。目の前に立つと、その大きさと重みで、自然と背筋が伸びます。
この瞬間に、「観光」から「祈り」へ気持ちが切り替わり、旅のスイッチが入るような感覚になる人も少なくありません。
稲佐の浜から出雲大社へという流れは、ただ場所を移動するだけではなく、気持ちを整えながら進む道筋そのものです。
番組では、この順番を大切にすることで、出雲の旅がより深く、印象に残るものになることが、静かに伝えられていました。
ご利益グルメで旅が強くなる
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参拝のあとは神門通りへ向かいました。
ここは、歩くだけで気分が上がり、食べ歩きそのものが縁起担ぎになる通りとして紹介されました。参拝後のゆるんだ空気の中で、自然と足が止まり、つい何か食べたくなる場所です。
最初に登場したのが、ふぐの形をしたおふく焼きです。
「ふぐ=福」に通じる語感もあり、見た目のかわいらしさと意味の重なりで、開運グルメとして親しまれていることが伝えられました。重たすぎず、気軽に手に取れる点も、神門通りらしい魅力です。
続いて紹介されたのが、年に一度だけ出雲大社で振る舞われるおもてなし料理であるうず煮です。
ふぐだしを使ったこの料理は、特別な神事のときだけ味わえる存在で、「いつでも食べられない」こと自体が価値になっています。旅の中でこうした限られたタイミングの料理に触れることで、出雲に来た実感がより強まっていきます。
甘味として登場したのが、出雲発祥といわれるぜんざいです。
番組では、「ぜんざい」という名前のルーツが『じんざい餅』にあるとされる話も紹介されました。神さまの集まる土地らしい言葉の由来とともに語られ、甘い一杯にも土地の歴史や信仰が重なっていることが自然に伝わってきました。
神門通りでの食べ歩きは、ただお腹を満たす時間ではありません。
縁起・由来・味が一つになり、参拝の余韻をそのまま楽しめる時間として、出雲旅の大切な一場面になっていました。
島根のラスボス級文化体験
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番組の空気を一気に変えたのが石見神楽です。
それまでの開運旅のやわらかい雰囲気から一転し、画面に現れた瞬間に、場の緊張感がぐっと高まりました。鬼や大蛇が舞う演目は、もともと神さまに奉納する神事でありながら、動きも音も迫力があり、まさに島根のラスボス級の存在として描かれていました。
中でも印象的だったのが、大蛇の演舞です。
長くうねる胴体は何人もで動かしているように見えますが、実際には一人で操作しているという説明があり、その技量に驚かされます。舞っている最中も、胴体は生き物のように動き、観る側の視線を一瞬も離しません。
さらに紹介されたのが、衣装の話です。
鬼や大蛇の衣装は、職人の手縫いで作られており、一着数百万円かかるものもあるそうです。豪華に見える舞台の裏側では、長い時間をかけて積み重ねられた手仕事が、この迫力を支えています。
ただ派手なだけではなく、技・道具・人の思いが重なって成立しているのが石見神楽です。
番組では、その背景まで丁寧に伝えられたことで、舞台を見たときの迫力が、文化の重みとして心に残る場面になっていました。
出雲と松江の謎と風習
出雲市平田町では、平田一式飾りが紹介されました。
これは、お皿や花瓶、茶碗などの生活用品だけを使って別の形を表現する民俗芸術で、見た目の面白さと発想の豊かさが特徴です。大きな決まりとして、1作品につき使う道具は1種類だけというルールがあり、組み合わせではなく、同じ素材を積み重ねて形を作っていきます。
この飾りは、毎年地元のお祭りで神さまに捧げるために新しく作られます。作品は展示して終わりではなく、その年その時の思いを込めて作られる“生きた文化”です。番組では、保存会の人たちが制作の真っ最中である様子も映され、地域の人たちが手を動かしながら受け継いできた時間が、自然と伝わってきました。
場面は変わり、松江では一気に怪談の世界へと足を踏み入れます。訪れたのは普門院。ここには、天井に残る手形や足形の話が伝えられており、見る人の想像力を刺激します。
さらに、小泉八雲との関わりも紹介され、この場所がただ怖いだけのスポットではなく、文学と記憶が重なった場所であることが分かります。
松江の怪談は、特別な場所に閉じ込められた話ではありません。
寺や町の中に静かに残り、今も語り継がれています。番組を通して、歴史と不思議が日常のすぐそばに共存している土地柄が、押しつけがましくなく、自然な形で伝わってきました。
体験で広がる参加型の楽しみ
旅の後半は、「見る」だけの時間から、実際に体を動かす体験へと切り替わっていきました。
その象徴となったのが、一畑電車の運転体験です。普段は乗客としてしか関わらない電車を、自分の手で動かすという特別な時間が紹介されました。
円井わんさんは、実際に運転席に座り、発進やブレーキ操作に挑戦します。
スピードの感覚や停止位置の難しさに戸惑い、ブレーキ操作に苦戦する様子もそのまま放送されました。緊張で体がこわばる一方、無事に操作できたときの安堵が表情から伝わり、リアルな体験だからこその面白さが画面越しにも感じられました。
この運転体験は、うまくできるかどうかよりも、挑戦する過程そのものが価値になっています。
旅先でしかできない体験を通して、「ただ訪れる」だけではない思い出が残ることが、自然に伝わってきました。
スタジオ企画の趣味ハジメでは、空気が少し変わり、日常に寄り添う時間が描かれます。
ここでは、ミシンを使ったハンドメイドに挑戦しました。まずは作るものを自分で決め、生地も人の目を気にせず、自分の好きなものを選ぶことが大切だと語られます。
ミシンで縫い進める工程はシンプルですが、少しずつ形になっていく過程に、作る楽しさが詰まっています。完成したときの達成感は、特別な技術がなくても味わえるもので、日常にワクワクを持ち込める趣味として紹介されました。
旅先での体験と、家で続けられる趣味。
この二つを並べて見せることで、「非日常」と「日常」がゆるやかにつながり、番組全体に心地よい流れを作っていました。
いまオシ!LIVEで感じる都会の非日常
東京・中央区からの中継では、都会の真ん中で楽しめる乗馬シミュレーションが紹介されました。天候に左右されず、モニターで重心を確認しながら練習できるのが特徴です。
島根の自然や伝統を味わったあとに、最新技術を使った都会の体験を挟むことで、日本の楽しみ方の幅広さが自然と伝わる構成でした。
【あさイチ】銀座で、まさかの乗馬体験。都会の真ん中で味わう小さな非日常|2026年1月8日
みんな!ゴハンだよ 新春のせり豚
番組の締めくくりは料理コーナーです。紹介されたのは『新春のせり豚』。せりの香りとシャキシャキ感を生かし、大根やかぶ、豚バラ肉を合わせた一品です。
旅で感じた季節感や土地の恵みを、家庭の食卓に持ち帰るような流れになっており、特別な放送を日常へつなげてくれました。
まとめ
『あさイチ』のこの回は、『ばけばけ』の世界観と重ねながら、出雲大社を中心に、稲佐の浜、ご利益グルメ、石見神楽、怪談、体験企画、そして料理までを一つの流れで楽しめる内容でした。
旅の気分を味わいながら、日々の暮らしにも取り入れられるヒントが詰まった放送だったと言えます。
【「ばけばけ」正月インタビュー】前半の名シーンを振り返り!トミー・バストウと高石あかりが語る反響と松江の物語|2026年1月4日
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