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NHK【星野源と松重豊のおともだち(5)】沖縄・後編 ともだち2人の音楽旅 タコス専門店メキシコ北谷店と安里バーEL LEQUIO “音楽旅の名場面”を全網羅|2026年2月25日

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 沖縄ドライブ旅の始まり

このページでは『星野源と松重豊のおともだち(5)沖縄・後編 ともだち2人の音楽旅(2026年2月25日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。

舞台は冬の沖縄。
那覇の街から車に乗り込み、星野源松重豊の2人は、音楽をかけ合いながらドライブを楽しみます。

目的地は、北谷にある星野源お気に入りのタコス屋さん。
窓の外には那覇の街並み、やがて海沿いの景色が広がり、会話の合間に流れる音楽が旅の空気を少しずつ変えていきます。

那覇から北谷へ 星野源が選ぶCRCK/LCKS『まにまに』

最初にカーステレオから流れたのは、バンドCRCK/LCKS(クラックラックス)のアルバム『まにまに』に収録された『manimani』。

CRCK/LCKSは、サックスの小西遼、ボーカル・キーボードの小田朋美、ギターの井上銘、ベースの越智俊介、ドラムの石若駿という、第一線で活躍するプレイヤーが集まったバンドです。2025年には2枚目のアルバム『まにまに』をリリースし、緻密なアンサンブルとポップさが両立したサウンドで高い評価を集めています。

星野源は、このバンドについて「ジャンルがぼやけていて自由な感じが好き」と語ります。
ジャズともロックとも言い切れない、しなやかで遊び心のある音。

那覇市内から北谷へ向かう道で流れる『manimani』は、沖縄の明るい光とゆるやかな時間にぴったり重なり、2人の会話を自然にほぐしていきます。

ロバート・ジョンソンと青春時代のブルース体験

続いて選曲したのは松重豊
彼が選んだのは、伝説的ブルースマン、ロバート・ジョンソンの『クロス・ロード・ブルース(テイク1)』でした。

ブルースの歴史の中でもロバート・ジョンソンは、27歳で亡くなったミュージシャンとして「27クラブ」の一人に数えられ、わずかな録音でロック以降の音楽に大きな影響を与えた人物です。録音をまとめた『コンプリート・レコーディングス』は、のちにエリック・クラプトンなど多くのギタリストたちに“教科書”のように聴かれてきました。

星野源は、中学生の頃にロバート・ジョンソン全集を買って聴き、ギターの練習を重ねていたと打ち明けます。
まだコードも満足に押さえられない時期に、にじむような歌声とシンプルなギターに出会ったこと。

一方の松重は、若い頃に働いていた飲み屋に置いてあったハーモニカを、バイト終わりに吹いていた思い出を語ります。
ブルースは、2人にとって「かっこいい音楽」以上に、自分の若い日々の匂いや空気を呼び戻す鍵のような存在だったことが伝わってきます。

ディープ・パープル『ハイウェイ・スター』と幼い日の記憶

ドライブはさらに北へ続き、今度は再び星野源の番。
彼が選んだのはイギリスのハードロックバンド、ディープ・パープルの代表曲『ハイウェイ・スター』でした。

この曲が収録されたアルバム『マシン・ヘッド』は1972年発売で、ハードロックの金字塔とも言われる作品です。『ハイウェイ・スター』は、高速のギターとオルガンのソロ、疾走感のあるリフで、車や高速道路をテーマにしたロックの象徴的な1曲として知られています。

星野源は、父親のレコード棚からこのレコードを見つけ、幼い頃から針を落としては頭を振りながら聴いていたと話します。
歌詞の意味は完全には分からなくても、スピーカーからあふれる音の勢いだけで心をつかまれる――そんな幼少期の体験が、やがてミュージシャンとしての彼を形づくっていったことが、ふとした言葉から見えてきます。

泉谷しげる『電光石火に銀の靴』と映画『狂い咲きサンダーロード』

次の選曲は再び松重豊。
彼が挙げたのは泉谷しげるの『電光石火に銀の靴』でした。

この曲は、伝説的カルト映画『狂い咲きサンダーロード』とも深く結びついて語られることが多い一曲です。1980年公開のこの映画は、暴走族と若者の反骨を描いた作品で、荒々しい映像と音楽が熱狂的なファンを生みました。

松重は「ギターがとにかくかっこいい」と語ります。
暴力的なまでの勢いがありながら、どこか切なさも感じさせるサウンド。

2人が車窓の向こうに北谷の海辺の景色を眺めながら、この曲に耳を傾けると、80年代の日本映画の熱量と、今の沖縄の穏やかな時間が、不思議なバランスで重なっていきます。

北谷のタコス専門店「メキシコ 北谷店」で味わう“星野源タコス”

やがて車は、北谷町のタコス店に到着します。
星野源が「大好き」と語るのは、北谷町北谷にあるタコス専門店 メキシコ 北谷店

メキシコは1970年代に宜野湾で創業した老舗タコス店で、現在は北谷店に統合され、地元の人から観光客まで幅広く愛されています。パリッとしつつもしっとり感もある独特のトルティーヤと、スパイスの効いたタコミートが特徴で、「沖縄でタコスといえばここ」と言われる存在です。

番組では、星野源が「この皮のやわらかさは他ではあまり見ない」と、トルティーヤの食感をうれしそうに語ります。
皿の上には、揚げたてのシェルにミートとレタス、チーズがたっぷり。

ひと口かじった松重は、そのおいしさに思わずもう一皿追加。
ただ「うまい」と言うだけでなく、二人とも黙り込んで味わう時間があるのが印象的です。

沖縄では、タコスやタコライスが“日常のおやつ”のように親しまれています。
アメリカ統治下の歴史から、メキシコ料理がローカルフードとして根づき、今ではコンビニやスーパーでもタコス・タコライスが並ぶほど。タコス専門店 メキシコも、そんな歴史の延長線上にある一軒と言えます。

那覇・安里のバー「エル・レキオ」で過ごす沖縄の夜

旅の締めくくりに2人が向かったのは、那覇市安里にあるバーエル・レキオ(El Lequio)

エル・レキオは、那覇市安里1丁目の安里ビル1階にあるカクテルバーで、世界的なバーグループ「SGグループ」が手がけるお店です。スペイン語で「レキオ(琉球)」を意味する店名の通り、琉球と南米の文化をテーマにしたオリジナルカクテルが楽しめるバーとして知られ、「アジアのベストバー50」にも名を連ねています。

番組では、星野源が「いつか松重さんと一緒に来たい」と願っていた場所だと明かします。
実はロケ前日の夜、待ちきれずに2人でここを訪れ、ノンアルコールカクテルを飲みながら語り合って泣いてしまった――そんなエピソードもさらりと打ち明けられます。

この日2人が頼んだのは、コーヒーベースに黒麹の甘酒を合わせたカクテルと、パッションフルーツや生姜の香りが広がる甘酸っぱい一杯。
お酒が弱い人でも楽しめる、味わい深いノンアルコールカクテルは、近年のバー文化の大きな流れの一つでもあります。

スガダイローとキース・ジャレット 即興ピアノに浸る時間

バーの柔らかな照明の中で、音楽の話題は自然と“ピアノ”へ。
松重豊が選んだのは、ピアニストスガダイローの『ストンピン・アット・ザ・サヴォイ』。

スガダイローは、日本のジャズシーンで強烈な存在感を放つ即興ピアニストで、スタンダードも完全即興も自由自在に行き来するスタイルが特徴です。松重は「ピアノ1本でキュッと立っているようでかっこいい」とその演奏を評します。

そこから話題は、「完全即興で音楽をつくる」ことへ。
星野源が続けて選んだのは、キース・ジャレットの『ケルン・コンサート』から『パート1』。1975年にドイツ・ケルンのオペラハウスで録音されたこのソロ・ピアノコンサートは、全編即興にもかかわらず、美しく構成されたようなメロディと流れで、世界中で愛される名盤になりました。

2人は、即興で音を紡ぐピアニストたちのすごさに触れながら、「その場にいるからこそ生まれる音の魔法」について静かに語り合います。

Kan Sano『ベッドタイム・ストーリー』と映画音楽の仕事

次に流れたのは、キーボーディストでプロデューサーのKan Sano(カン・サノによる『ベッドタイム・ストーリー』。

Kan Sanoは、ジャズやソウル、ビートミュージックを取り込みながら、柔らかくてポップなサウンドをつくり出すアーティストです。広告音楽や映画音楽も数多く手がけ、日本のシティポップ以降の流れとも親和性が高いミュージシャンとして注目されています。

番組では、松重豊が出演した映画のサウンドトラックをKan Sanoが担当したことにも触れられます。
映像に寄り添いながらも、単独で聴いても成立する音楽を作ること。

2人は、映画と音楽の関係について、俳優とミュージシャンという立場から、それぞれの視点でゆっくりと言葉を重ねていきます。

ジム・オルーク『エウレカ』と映画『ユリイカ』の衝撃

続いて星野源が選んだのは、ミュージシャンジム・オルークのアルバム『エウレカ』のタイトル曲『エウレカ』。

ジム・オルークは、アメリカ出身で日本在住の音楽家で、ポップから実験音楽まで幅広く手がける人物です。アルバム『エウレカ』は、アコースティックなサウンドと繊細なアレンジで、多くの音楽ファンに愛されてきました。

星野源は「これしか聴いていない時期があった」と語るほど、この作品にのめり込んだと明かします。
そして、のちに映画監督・青山真治の作品『ユリイカ』を観て衝撃を受けたことも打ち明けます。

映画『ユリイカ』は、九州を舞台にしたモノクロの長編映画で、バスジャック事件を生き延びた人々の再生を描いた作品です。役所広司らが出演し、カンヌ国際映画祭でも高い評価を受けました。

ここで、俳優として『ユリイカ』に出演していた松重豊自身が、脚本の力と、映画という表現の面白さを語ります。
音楽ファンとしてこの作品に衝撃を受けた星野源と、俳優としてその現場にいた松重豊。
同じ作品を、まったく違う立場で経験した2人の会話は、静かですがとても深いものに感じられます。

琉球ガラスのグラスで味わう“Eureka”カクテル

バーのカウンターに置かれたのは、前日に2人が琉球ガラス工房で作ったグラス。
そのグラスに、お店のバーテンダーが“Eureka”と名付けたノンアルコールカクテルを注ぎます。

琉球ガラスは、沖縄を代表する工芸品の一つで、戦後、米軍基地から出た廃ビンを再利用したことから発展した歴史があります。現在ではカラフルな色合いと気泡の入った厚みのあるガラスが特徴で、多くの工房が体験制作を行っています。

“Eureka”という名前のカクテルは、映画『ユリイカ』とジム・オルークの『エウレカ』、そして2人の沖縄での体験が重なって生まれた一杯。
グラスを傾けると、甘さとほろ苦さがゆっくりと広がり、少しだけ胸の奥の感情を揺らすような味わいです。

2人は、前日の夜にここで泣きながら話し込んだことを笑い混じりに振り返りつつ、その時間がどれだけ大切だったかを確かめ合うように、静かにグラスを持ち上げます。

Sweet William『シー・ソウ』でゆるやかに締めくくる夜

最後に流れたのは、ビートメイカーSweet Williamによる『シー・ソウ(フィーチャリング GAGLE)』。

Sweet Williamは、ローファイな質感と温かみのあるビートで人気のアーティストで、ラッパーやシンガーとの共作も多く手がけています。仙台拠点のヒップホップグループGAGLEとのこの曲は、ゆったりとした揺れのあるリズムが特徴で、夜の散歩やドライブにもよく合うサウンドです。

番組では、この曲をかけながら「沖縄の夜を2人で散歩している心地いい感じ」をイメージしたと語られます。
バーの外には、那覇の街の灯りと、遠くのほうでまだ続いている夜のざわめき。

2人は、音楽に身を委ねながら、言葉少なめにその場の空気を共有します。
音楽があるからこそ、沈黙さえも心地よく感じられる――そんな時間です。

まとめ ともだち2人が沖縄で見つけた音楽の景色

こうして、星野源松重豊の“沖縄・後編”の旅は終わります。

那覇から北谷へのドライブでのロックやブルース、タコス専門店 メキシコ 北谷店での食事、那覇・安里のバー エル・レキオで聴いたピアノと映画音楽。

それぞれの曲には、2人の過去の記憶や、これまで歩んできた道のりが重なっていました。
しかも、それらを難しい理屈ではなく、「あの頃こうだった」「この曲を聴くとこう感じる」というシンプルな言葉で語り合うからこそ、視聴者も自然と自分の“音楽の思い出”を重ねたくなります。

沖縄の柔らかな空気の中で、2人が見つけたのは、観光名所よりも、もっとささやかな景色かもしれません。
車の窓から見えた海の色、タコスの皮の食感、グラスの中で揺れるカクテルの光、そして、静かに流れる音楽。

それら全部が重なって、ひとつの音楽旅になっていく――
そんな番組の魅力が、今回の「沖縄・後編」にぎゅっと詰まっていました。


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