紅白の名場面をもう一度!塚地武雅が語る「伝説の紅白」って?
年末が近づくと、毎年話題になるのが紅白歌合戦。2025年10月27日放送の『午後LIVEニュースーン』では、塚地武雅さんが「自分がもう一度見たい紅白」を語ります。彼が選んだのは、昭和から平成、令和にかけて語り継がれる3つの名シーン。それぞれに笑いと感動、そしてテレビの“生放送の醍醐味”が詰まっています。この記事では、放送前の時点で明らかになっている内容を紹介しながら、3つの伝説を振り返ります。
少年隊「仮面ライダー」事件!伝説となった1986年の紅白ハプニング
まず、塚地さんが選んだひとつ目の紅白は、1986年(昭和61年)に放送された第37回NHK紅白歌合戦。この年、少年隊が念願の紅白初出場を果たしました。披露したのは、デビュー曲にして代表曲『仮面舞踏会』。ダンスと歌唱力の両方を武器にしたステージは、当時のアイドル界に大きな衝撃を与えた瞬間でした。
しかしその紹介シーンで、白組司会の加山雄三さんが痛恨の言い間違いをしてしまいます。舞台袖で緊張する少年隊を前に、思わず「紅白初出場、少年隊!仮面ライダーです!」と発言。全国生放送の大舞台での“仮面ライダー事件”が瞬時に広まり、翌日の新聞やワイドショーでも大きく取り上げられました。
このハプニングは、当時まだ若手だった少年隊にとって忘れられない瞬間。にもかかわらず、3人は動じることなく堂々とパフォーマンスを続け、完璧なステージをやり遂げました。後年、加山雄三さんは「言い間違えるかもしれない…と思っていたら本当に言ってしまった」と笑って回想し、今では紅白史に残る“微笑ましい名場面”として語り継がれています。
ちなみにこの年の紅白では、南こうせつや中森明菜、安全地帯なども出演しており、日本のポップスが黄金期を迎えていた時代。そんな中で生まれた小さなミスが、逆にテレビの“生放送の面白さ”を象徴する出来事となりました。少年隊の『仮面舞踏会』はその後も何度も紅白で披露され、ジャニーズの歴史を語る上でも欠かせない1曲となっています。
ももいろクローバーZ初出場!感動と熱気の2012年ステージ
2つ目の紅白として塚地さんが選んだのは、2012年の第63回NHK紅白歌合戦。この年、ついに初出場を果たしたのが、人気アイドルグループももいろクローバーZでした。彼女たちは『サラバ、愛しき悲しみたちよ』と『行くぜっ!怪盗少女』をメドレーで披露し、圧巻のステージを展開しました。
オープニングでは黒と白のロングドレス姿で登場。『サラバ、愛しき悲しみたちよ』のサビに入ると、ドラマチックな照明が彼女たちを包み込み、やがてステージの中央で一斉に衣装を脱ぎ捨てます。すると現れたのは、メンバーそれぞれのイメージカラーを基調にした鮮やかな衣装!その瞬間、観客のボルテージは最高潮に達しました。
後半は『行くぜっ!怪盗少女』で会場全体を巻き込み、激しいジャンプと笑顔で紅白の空気を一変。全力で歌い踊る姿に、ファンだけでなく視聴者からも「こんなに熱いステージは久しぶり」「アイドルを超えていた」と称賛の声が相次ぎました。
実は塚地さん自身が“ももクロファン”として知られており、ライブにも足を運ぶほどの熱心なモノノフ(ファンの愛称)。そんな塚地さんにとって、この2012年の初出場は特別な意味を持っているのです。紅白という“夢の舞台”で、彼女たちが緊張を跳ね飛ばすように歌ったあの瞬間——それは努力と情熱が結実した“アイドル史のターニングポイント”でした。
この紅白出演をきっかけに、ももクロは翌年以降も勢いを増し、国内外の大規模ライブや映画主題歌を担当するまでに成長します。まさに「初紅白が未来を変えた」といえる出来事でした。
塚地武雅、自分が紅白に“映り込んだ”あの日!
3つ目に紹介されるのは、塚地さん自身が紅白の“画面に映り込んだ”という驚きのエピソード。お笑いコンビドランクドラゴンとして知られる塚地さんですが、NHKの人気コント番組『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』のキャラクター「イカ大王」としてもおなじみです。
この「イカ大王」は、2014年ごろからNHK内外で人気を博し、「イカ大王体操」などでも話題になりました。そんな中、2014年の『第65回NHK紅白歌合戦』で、イカ大王が紅白ステージ上に登場。歌手の合間に“映り込み”を果たし、正式な出場枠ではないのに画面に登場するという快挙(?)を成し遂げたのです。
この出来事はネット上でも大きな話題となり、「塚地が紅白に出た!」「イカ大王が紅白デビュー!」とSNSが盛り上がりました。本人も後日、「まさか自分が映るとは思わなかった」と語っており、ユーモアと遊び心があふれる“紅白らしい珍場面”としてファンの記憶に残っています。
紅白の舞台は厳粛で格式の高い印象がありますが、こうした“遊び心”や“偶然の奇跡”が起こるのも生放送ならでは。塚地さんのような芸人が持つ「笑いの視点」が、その裏にあるテレビの面白さを再発見させてくれるのです。
放送への期待と紅白が持つ“生放送の力”
『午後LIVEニュースーン』では、塚地さんがこの3つのシーンをどんな思いで振り返るのかが最大の注目ポイントです。紅白は単なる音楽番組ではなく、時代を象徴する“国民的な年越しイベント”。そこにはテレビの進化や世代交代、そして人々の思い出が凝縮されています。
1986年の加山雄三さんの言い間違いに始まり、2012年のももクロの感涙の初出場、そして塚地さん自身の“映り込み成功”まで。笑いと感動、そしてちょっぴりのドジさが入り混じる紅白の名場面は、日本のテレビ文化を象徴するエピソードと言えるでしょう。
塚地さんが語る「紅白の楽しみ方」には、長年テレビの現場に関わってきた人間ならではの深い洞察も感じられます。
まとめ
・1986年の少年隊初出場では、司会の加山雄三さんが『仮面舞踏会』を「仮面ライダー」と言い間違えるハプニングが発生。今も伝説として語り継がれている。
・2012年のももいろクローバーZ初出場は、衣装チェンジと全力パフォーマンスでファンを魅了。塚地さんが選ぶ“感動のステージ”。
・塚地武雅さん本人も「イカ大王」として紅白の画面に映り込み、ユーモラスな“紅白デビュー”を飾った。
紅白は、歌手のステージだけでなく、その裏にある“人のドラマ”が魅力のひとつ。塚地さんの視点を通して見える紅白は、私たちが忘れかけていたテレビの原点を思い出させてくれます。
放送後には、番組で紹介された当時の映像シーンや塚地さんのリアクションも追記予定です。紅白が積み重ねてきた“奇跡の瞬間”を、再びテレビの前で味わいましょう。
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