秋の味覚を楽しむ!今井真実さんの3品レシピ特集
寒さが深まるこの季節、体も心も温まる料理が恋しくなりますよね。2025年11月10日のNHK【きょうの料理】では、料理研究家の今井真実さんが、秋の食材を使った3つの絶品おかずを紹介しました。家庭で手軽に作れるのに、しっかりとした味わいと季節感が楽しめるラインナップです。
NHK【きょうの料理ビギナーズ】フライパンで簡単!ねぎのすき焼きの作り方・レシピ|2025年1月13日放送
牛ごぼうと豆苗のすき焼き風
まず紹介されたのは、家庭で簡単に“すき焼き風”の味わいを楽しめる一品。薄切りの牛肉に、香り豊かなごぼう、シャキッとした豆苗を合わせることで、まるで専門店のような深いコクが出ます。短時間で作れるのに、しっかりごちそう感のある料理です。砂糖としょうゆだけの甘辛味が素材にしみ込み、白ごはんが進みます。
【材料(2人分)】
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 牛切り落とし肉 | 200g |
| ごぼう | 150g |
| 豆苗 | 1袋 |
| 卵(新鮮なもの) | 2コ |
| 粉ざんしょう・一味とうがらし | 各適宜 |
| 米油(またはサラダ油) | 適量 |
| A:砂糖・しょうゆ | 各大さじ2 |
| B:砂糖・しょうゆ | 各大さじ1 |
【作り方】
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ごぼうは皮をこすって洗い、ピーラーで5cm長さに細くそぐ。切ったそばから水にさらしてアクを抜き、水けをしっかりきる。
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豆苗は根元を切り落とし、5cmの食べやすい長さに切る。
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フライパンに米油大さじ1を熱し、ごぼうとAの砂糖・しょうゆを入れて全体をよく混ぜる。
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弱めの中火にしてふたをし、2〜3分蒸し焼きに。ごぼうがしんなりしたらふたを取って水分を飛ばす。
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ごぼうを端に寄せ、空いたところに牛肉を広げ入れる。Bの砂糖・しょうゆを順に加えてからめる。
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肉の色が変わったら豆苗をのせ、ふたをして30秒ほど蒸らす。
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仕上げにフライパンごと食卓へ。器に卵を割り入れ、好みで粉ざんしょうや一味とうがらしを添えてどうぞ。
牛肉のうまみがごぼうにしっかり染み、豆苗のほろ苦さがアクセントに。手早く作れるのに、見た目も香りも立派な“おうちすき焼き”です。卵につけて食べるとまろやかさが増し、箸が止まりません。
酢ぶりれんこん
次に登場したのは、秋の魚ぶりを使った「酢ぶりれんこん」。黒酢の甘酸っぱい香りと、カリッと焼いたぶりの香ばしさがたまらない一皿です。合わせる野菜は、ホクホクのかぼちゃとシャキシャキのれんこん。油で揚げないのでヘルシーながら、満足感はしっかり。まるで中華の定番「酢豚」をアレンジしたような“秋の酢ぶり”です。
【材料(2人分)】
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ぶり(切り身) | 2切れ(200g) |
| れんこん | 120g |
| かぼちゃ(ワタを除く) | 120g |
| A:黒酢(または酢) | 大さじ2 |
| A:砂糖 | 大さじ1 |
| A:しょうゆ | 大さじ1/2 |
| 塩 | 2つまみ |
| かたくり粉 | 大さじ1 |
| 米油(またはサラダ油) | 適量 |
【作り方】
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れんこんは皮ごと薄めの乱切りにし、かぼちゃは皮付きのまま1cm厚さに切る。
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ぶりはペーパーで水けを拭き、5cm四方に切って塩をふり、かたくり粉を全体にまぶす。
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Aの黒酢・砂糖・しょうゆを混ぜ合わせ、たれを用意する。
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フライパンに米油大さじ1を熱し、れんこんとかぼちゃを並べる。弱めの中火でふたをし、3分ほど蒸し焼きに。
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ふたを取って上下を返し、軽く焼き色をつける。野菜を端に寄せ、米油大さじ1/2を足してぶりを並べ入れる。
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両面を1〜2分ずつ焼いてカリッとさせ、Aを回し入れて煮立たせながら全体にからめる。
黒酢の酸味がやわらかく、ぶりの脂の甘みと絶妙なバランスに。れんこんのシャキッとした食感とかぼちゃの甘さが、秋らしい彩りを添えます。ごはんにもお酒にも合う、万能おかずです。
梅長芋のふわふわ焼き
最後は、長芋と梅干しを使ったやさしい味わいの「梅長芋のふわふわ焼き」。お好み焼きのようで、でも全く違う軽やかさ。長芋をすりおろして卵と混ぜることで、焼き上がりがまるで雲のようにふわふわになります。さらに梅干しの酸味と削り節のうまみが効いて、調味料をかけなくても十分おいしいヘルシーな一品です。
【材料(2人分)】
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 長芋 | 200g |
| 卵 | 2コ |
| 梅干し(塩分18%) | 1コ(25g) |
| A:しょうゆ | 小さじ2 |
| A:みりん | 小さじ1 |
| 削り節 | (小)1袋(2g) |
| 削り節(トッピング用) | 適量 |
| ごま油 | 大さじ1 |
【作り方】
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長芋をすりおろしてボウルに入れる。ふんわりと泡立つくらいまでしっかり混ぜると、より軽い食感に。
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梅干しの種を除き、果肉を包丁で細かくたたいて加える。
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卵、Aの調味料、削り節を加えて全体をよく混ぜ合わせる。
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フライパンにごま油を熱し、生地を流し入れてふたをし、弱めの中火で約7分焼く。
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下にきれいな焼き色がついたら、ふんわりと器に盛り、仕上げに削り節をのせる。
長芋のふわっとした口当たりと、梅干しのほのかな酸味が絶妙。冷めてもおいしく、お弁当のおかずにもぴったりです。小麦粉を使わないので、軽い食感で胃にもやさしいのがうれしいところです。
まとめ
今回の今井真実さんの3品は、どれも秋の味覚を存分に楽しめる料理でした。
・『牛ごぼうと豆苗のすき焼き風』は、家庭で気軽に作れる“和風ごちそう”
・『酢ぶりれんこん』は、黒酢の香りが立つ秋の魚おかず
・『梅長芋のふわふわ焼き』は、ふんわり軽いヘルシー系お焼き
共通しているのは、「身近な食材で、素材のうまみを生かす」ということ。複雑な調味料を使わなくても、火加減と組み合わせ次第でプロの味に近づけるというお手本のような3品です。
どれも忙しい日の夕食や、少し特別な週末ごはんにぴったり。今夜の献立に、ぜひ取り入れてみてください。
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