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NHK【映像の世紀バタフライエフェクト】アメリカと中東 終わりなき流血 アブドルカリム・カセムとモサデク国有化、ファイサル2世クーデターの連鎖を読む|2025年12月1日

映像の世紀バタフライエフェクト
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アメリカと中東の“終わりなき流血”をたどる旅

今回の特集は、アメリカと中東が歩んできた流血の歴史を振り返りながら、今の世界情勢がどこから生まれたのかを深く考える内容でした。石油の発見、大国の思惑、連続するクーデター、そして戦争。100年以上続く混乱の連鎖は、私たちが暮らす現在にも強く影響しています。

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石油が変えた中東の運命

20世紀初頭、イランで中東初の油田が見つかり、世界は石油の時代へ進みました。第一次世界大戦ではアラブ人がオスマン帝国を攻撃し、連合国の勝利に貢献しましたが、その後のシリアはフランス、イラクはイギリスの支配下に置かれました。イラクは国家として誕生したものの、約40年にわたりイギリスの強い影響を受け続けました。

一方のイランは、独自の文化を守りながらも、石油利権は長くイギリスに握られました。イランは石油産業の国有化を決断し、モハンマド・モサデクが国民のために動きましたが、アメリカが裏で工作し、モサデクは国家反逆罪で有罪に。国はモハンムド・レザー・シャー・パフラヴィーのもとで親米国家へ変化していきました。

終わらないクーデターと揺れる国々

1956年、ファイサル2世はイギリスを訪れました。しかし2年後、クーデターが発生しファイサル2世は銃殺されます。主導したアブドルカリム・カセムは欧米から距離を置き、ソ連へ接近しましたが、さらにクーデターが起きカセムも殺害されました。この背後にはCIA(アメリカ中央情報局)の関与が疑われています。

その後のイラクではサッダーム・フセインが権力を握り、恐怖政治が進みました。
同じ頃のイランでは、富裕層がアメリカ的生活を送りつつも、その裏で石油の利益は兵器に回され、市民へは届きませんでした。秘密警察の弾圧も重なり、国民の怒りが爆発。亡命中のルーホッラー・ホメイニーが指導者として国民をまとめ、国王は国外へ。1979年、ホメイニーが帰国し、アメリカとの国交は断絶しました。

イラン・イラク戦争と湾岸戦争へ

1980年から始まった『イラン・イラク戦争』では、アメリカは「敵の敵は味方」としてイラクを支援。戦争に勝者はなく、甚大な犠牲だけが残りました。ホメイニーは停戦に応じ、1989年に亡くなりました。

そのわずか2年後、イラクがクウェートに侵攻し情勢は一変。かつてフセインを支援していたアメリカも態度を変え、多国籍軍を結成して湾岸戦争へと進みました。クウェートは解放され、イラクは大きな敗北を迎えました。

大量破壊兵器は見つからず…2003年のイラク戦争

2003年、アメリカはイラクが生物兵器を製造していると主張。ドナルド・ラムズフェルドらが会見で説明し、有志連合軍はイラクを攻撃しました。しかし、大量破壊兵器は結局発見されませんでした。
それでも政権は崩壊し、フセインは法廷で裁かれました。独裁に苦しんでいた多くの市民は、占領軍を最初は歓迎したとされます。

しかし民主化の押しつけは反発を生み、やがて過激派IS(ISIL)が台頭。イラクとシリアの一部を支配し、地域はさらなる混乱へ向かいました。

アメリカ撤退と不安定な現在

アメリカ軍は2011年に撤退しましたが、IS台頭を理由に再び駐留。ISの弱体化とともにまた撤退を始めています。
現在、イラクはアメリカとの協力関係を続けていますが、政治も治安も安定しているとは言えません。中東では介入と衝突が繰り返され、終わりの見えない緊張が続いています。

まとめ

アメリカと中東の関係は、石油・戦争・クーデター・宗教・政治が絡み合いながら、100年以上続く連鎖の中で大きく揺れ続けてきました。今回の放送は、その積み重ねがいまの世界情勢につながっていることを改めて示していました。過去の出来事を知ることは、未来の選択を考えるための大きな手がかりになります。

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