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NHK【フロンティアで会いましょう! (16)】老いをマネージメント 健康寿命研究最前線|eNAMPT脂肪が鍵?視床下部サーチュインと手術前筋トレの驚くべき関係|2025年12月1日

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老いをマネージメントする最前線の発見

人は必ず年をとりますが、その進み方や体の変化は“コントロールできる時代”に向かっています。この回では、老化の速度をゆるめ、健康寿命をのばすためにどんな研究が進んでいるのかが次々と紹介されました。食事・睡眠・脂肪・筋肉・臓器間のつながりなど、体の中で起きている多彩な仕組みが見えてきます。知れば知るほど、毎日の生活が変わる内容でした。

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健康寿命研究はどこまで進んでいるのか

冒頭、永野さんがテーマ「老いをマネージメント 健康寿命研究最前線」を紹介しました。
番組全体は“老いを受け入れる”のではなく“老いをどう扱うか”という視点で進みました。

登場したのは、老化研究のキーワードとなるサーチュインをはじめ、食事の時間、睡眠の質、脂肪の役割、筋肉の保護力、そしてがん治療の現場まで、多方面に広がる最前線です。
研究者として名前が挙がったのは、ワシントン大学の今井眞一郎さん、ウィスコンシン大学佐藤亜希子さんなど。
それぞれの研究が互いにつながり、老いを理解する大きなヒントになっています。

サーチュインは老化を左右する重要な遺伝子

番組の中心的なテーマとなった『サーチュイン』。
これは全身の細胞に存在する遺伝子で、特に脳の視床下部にあるサーチュインが“老化の進み方”を大きく変えると言われています。

サーチュインを働かせるポイントは“食べるタイミング”。
今井眞一郎さんによれば、

・夕食は軽め
・できるだけ早い時間に食べ終える
・夜は軽い空腹時間をつくる
・朝食をしっかり食べる

この流れが視床下部のサーチュインを活性化させる鍵になるそうです。
夜に“何も食べない時間=軽い飢餓状態”をつくることが、サーチュインが動く条件である点が強調されました。

また、ウィスコンシン大学でもサーチュイン研究が進み、寿命と密接に関係していることが改めて紹介されました。

健康寿命をのばす食事法が具体的に紹介された

ここでは、今井さんが実際に行っている“健康寿命をのばす食事の1日”が紹介されました。

朝食、昼食、夕食の具体的な内容が並び、どれも“体に必要なものをとりながら、サーチュインを働かせる時間を確保する”工夫が詰まっていました。

そしてサーチュインを活性化させる料理として“血を使った料理”が意外な例として登場。
世界の伝統料理にある血の調理が、サーチュイン刺激につながることもあるという話は視点が大きく広がる内容でした。

睡眠は寿命に直結するほど重要

食事に続いて、睡眠の研究が紹介されました。
良い睡眠リズムと悪い睡眠リズムを比較する実験では、睡眠を乱したマウスが短命になったという結果が示され、睡眠の質が寿命と深く結びついていることがわかります。

人間においても、睡眠の乱れは老化の速度に影響する可能性があると語られ、毎日の眠りの大切さが改めて浮かび上がりました。

脂肪は老化と闘う臓器という新しい発見

番組後半で取り上げられたのは、脂肪の意外な役割です。
健康寿命を支える“トライアングル”として、脳・脂肪・筋肉の3つが密接に関係するという説明がありました。

特に脂肪が出す『eNAMPT』という物質は、視床下部のサーチュインを活性化する働きがあります。
ここで示されたのが「ぽっちゃりはサバイバル能力を上げる」という研究結果です。

推奨BMIよりやや高めの人のほうが死亡リスクが低いというデータもあり、脂肪を単なる“余分なもの”として見るイメージが覆される内容でした。

筋肉は脳を守る力を持っている

続いて、筋肉と脳がどのように連動しているかが紹介されました。
筋肉はただ体を動かすだけでなく、脳の働きを守る物質を出すことがわかってきたため、老化と筋肉量の関係がより重要視されています。

今井眞一郎さんは、脂肪と筋肉だけでなく「腸も関わっている可能性がある」と話し、体全体が連携して老いに立ち向かっているという見方が広がりました。

和歌山県立医科大学附属病院の取り組み

がん治療の現場では“手術前の筋トレ”という取り組みも紹介されました。
和歌山県立医科大学附属病院では、手術前の患者に筋トレを実施し、手術の成功率や回復力を上げるための“体づくり”が行われています。

手術前の筋肉量が治療そのものを左右するという事実は、患者の生活に希望を与える大きなポイントとして紹介されました。

老化を治療する未来が見えてきた

番組の締めくくりは“未来の老化研究”。
ここでは、長寿動物として知られるハダカデバネズミが登場し、老化スピードが遅い理由が解明されつつあるという最新報告がありました。
さらに、110歳を超える長寿者に共通する遺伝子も研究が進み、老化そのものを治療する方向に医学が動いていることが語られました。

最後に永野さんが「朝ごはんにステーキ!」と明るくコメント。
健康寿命を伸ばす話が続いた中で、実践の楽しさも伝わる一言でした。

まとめ

老化は進むものですが、その中身は変えることができます。
サーチュイン、睡眠、脂肪、筋肉、食事の時間、腸の働きなど、体の中では多くの仕組みが連携し、健康寿命を支えています。

今回の放送は、毎日の習慣が未来の自分の力になることを教えてくれる内容でした。
今日からでも変えられる“老いのマネージメント”のヒントが多く詰まっていました。


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