「今年は気軽に!2品でごちそう(1)パエリア」
年末年始は、普段より少し特別な料理を用意したくなる時期です。でも、手の込んだ料理をいくつも並べるのは大変で、後片づけまで考えると気が重くなることもあります。
そんな悩みにぴったりなのが、今回の『きょうの料理ビギナーズ』で紹介される“2品でごちそう”という発想です。たった2皿なのに食卓が華やぎ、しっかり満足できる内容として取り上げられるのが『パエリア』と『セビーチェ』。組み合わせの良さや、それぞれの持つ魅力がぎゅっと詰まった献立です。
NHK【激突メシあがれ】秋のお弁当 3つの料理の特性を パエリアいなり×ダブルのり弁×塩麹つくねバーグの深掘り分析|2025年11月19日
フライパンで作れて見映え抜群のパエリア
パエリアは、フライパンひとつで作れて、そのままテーブルに出せるのが大きな魅力です。
番組で紹介されるレシピは、日本の米を洗わずに使うというポイントが特徴。日本の米は水をよく吸うので、洗うと粘りが出てしまいます。洗わずにそのまま使うことで、米が余計な水分を吸わず、パエリア特有のパラッと感が出せるのです。
まず、オリーブ油ににんにくを入れて香りを引き出すところからスタート。魚介類や鶏肉などの具材を軽く焼いてうまみを閉じ込め、そこに米を加えて油をまとわせるように炒めていきます。
その後、スープや具材の旨みが溶け出した煮汁を加え、フライパンごと弱火でじっくり加熱。米が水分を吸い込みながら膨らみ、魚介の香りがふわっと立ちのぼる瞬間が見どころです。
フライパンの底で“おこげ”ができるのも楽しみのひとつで、香ばしさが加わることで食欲を刺激してくれます。
火を止めてからの蒸らし時間をしっかり取ることで、米の粒が整い、見た目も味も満足感のある仕上がりになります。
これをそのままテーブルの中央に置くと、家族が思わずのぞき込みたくなる鮮やかさが広がり、たった1品でも主役級の存在感になります。
ペルー生まれの『セビーチェ』で爽やかなアクセント
献立のもうひとつが、ペルー発祥の魚介マリネ『セビーチェ』です。レモンやライムの酸味をベースにしたマリネ液が魚介の風味を引き立て、パエリアの濃厚さをきれいに受け止めてくれる組み合わせです。
今回のレシピでは、魚介に加えてアボカドのクリーミーさ、ピーマンのシャキッとした歯ざわりがアクセントになります。これらが混ざり合うことで、ひと口食べるたびに食感の違いが楽しめる仕上がりに。
さらに、パクチーを加えることで香りの層が増し、南米らしい爽やかさが生まれます。
冷たい料理と温かいパエリアを組み合わせることで、食卓に温度のメリハリがつき、メニュー全体がバランスよくまとまります。
年末年始の食卓に“軽さ”をプラスしながら、ごちそう感もきちんと出してくれるのが、このセビーチェの役割です。
ワインにもビールにも合うので、食事のはじめに出しても、パエリアと一緒に楽しんでも相性が良い組み合わせです。
まとめ
『きょうの料理ビギナーズ』が提案する“2品でごちそう”というアイデアは、気負わずに特別感を出したい年末年始にぴったりです。
フライパンひとつで仕上がるパエリアは見映えも味わいも満足度が高く、セビーチェは爽やかな風味と食感で食卓にリズムを作ってくれます。
2025年のこの放送は、忙しい時期でも無理なく楽しめる“ごちそうの作り方”を教えてくれる内容になりそうです。
※現在は放送前の情報をもとに書いています。実際のコメント・細かな工程・分量などは、放送後に内容を反映して書き直します。
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