「フライドチキンとコブサラダの2品献立」
揚げたてのチキンが食卓にあるだけで、気持ちが一気に明るくなるものです。2025年12月の『きょうの料理ビギナーズ』では、そんな季節にぴったりの“フライドチキン×コブサラダ”の2品献立が紹介されます。どちらも身近な食材で作れて、色と香りがそろうだけで食卓が華やぐのが魅力です。二度揚げでカリッと仕上げるチキンと、具材をコロコロに切って並べるコブサラダ。シンプルなのに特別感のある組み合わせは、年末の少し忙しい時期にも助けになる献立です。放送前の現時点で分かっている情報をもとに、その魅力を紹介します。
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フライドチキンの香りと食感を楽しむ2品献立
今回のメインとなるフライドチキンは、粉にスパイスを混ぜておくことで香りが際立ちます。二度揚げで外はカリッと、中はしっとり。冬の食卓にぴったりの満足感があります。衣をサクッとさせるポイントは、温度が落ちすぎないように短時間で二度目の揚げに入ること。揚げたての香りは家庭料理ならではで、食欲が自然とわいてきます。
コブサラダは、赤・黄色・緑の具材がそろうだけで華やかに見える一皿です。トマト、卵、アボカド、レタスなど、身近な食材をコロコロに切って並べるだけで彩りが生まれます。具材がしっかりしているので、サラダというより“食べ応えのある一品”として献立に加わります。チキンとの相性もよく、油のあるメニューとさっぱり系の組み合わせはバランスが取りやすいのも特徴です。
二品を並べたときの見た目も、ホームパーティーのような明るさがあります。フライドチキンのこんがりした色と、コブサラダの鮮やかさが食卓に映えるため、特別な日だけでなく毎日の食事にも取り入れやすい献立といえます。
仮レシピ:フライドチキンとコブサラダ(放送後に内容を更新します)
【材料】
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 鶏もも肉(または手羽元) | 400g |
| 薄力粉 | 大さじ4 |
| コーンスターチ | 大さじ2 |
| 塩・こしょう | 各少々 |
| パプリカパウダー | 小さじ1 |
| ガーリックパウダー | 小さじ1/2 |
| 卵 | 1個 |
| 水 | 大さじ2 |
| 揚げ油 | 適量 |
| レタス | 1/4玉 |
| トマト | 1個 |
| アボカド | 1個 |
| ゆで卵 | 2個 |
| 紫玉ねぎ | 1/8個 |
| ベーコン | 80g |
| 好みのドレッシング | 適量 |
【つくり方】
・鶏肉を食べやすく切り、塩・こしょうで下味をつける
・ボウルに薄力粉、コーンスターチ、スパイスを混ぜる
・卵と水を混ぜ、鶏肉に絡める
・粉をまぶし、余分を軽く落とす
・160℃の油で1回目の揚げを行い、取り出して休ませる
・180℃に上げて二度目の揚げをし、色よく仕上げる
・レタスをちぎり、皿に敷く
・トマト、アボカド、ゆで卵、紫玉ねぎ、ベーコンをコロコロサイズに切る
・具材を彩りよく並べ、ドレッシングをかける
まとめ
2025年12月の『きょうの料理ビギナーズ』は、季節の食卓にうれしい“フライドチキン×コブサラダ”という組み合わせが魅力です。調理工程が複雑すぎず、見た目に華やかさが出るため、忙しい時期にも取り入れやすい献立です。放送前の段階では、番組内容をすべて把握できない部分がありますので、放送後に正式なレシピとポイントを含めて記事を改めて書き直します。
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フライドチキンをもっとおいしくする温度管理のコツ

ここからは、私からの提案です。揚げ物の香りや食感は、油の温度で大きく変わります。とくにフライドチキンは温度が少しズレるだけで、衣の仕上がりもジューシーさも左右されます。ここでは、家庭でも安定した仕上がりに近づけるために、二度揚げの温度と家庭コンロで温度を保つ方法を紹介します。番組で紹介されるレシピをより再現しやすくするための小さなヒントです。
二度揚げに向く油温の目安
揚げ物に使う油は、180〜190℃が多くの料理に適した温度とされています。フライドチキンのような肉料理の場合、まず160℃前後の低〜中温で火を通すことで、肉の中心までじっくり熱が入ります。最初から高温にしてしまうと表面だけが焦げやすく、中心に火が入りにくいので注意が必要です。鶏肉を油に入れる瞬間は温度が下がるため、175〜180℃くらいに少し高めに設定しておくと安定しやすくなります。油温を高くしすぎると衣がすぐに色づき、中が生のままの状態になりやすいです。一方で低すぎる温度では衣が油を吸ってしまい、重たい食感になりがちです。温度の上下を大きくしないことが、カリッと軽い衣のポイントになります。
家庭コンロで温度が落ちにくくなる工夫
家庭のガスコンロやIHは火力が一定ではなく、揚げ物の途中で油温が落ちやすいことがあります。そこで安定した揚げ上がりのために、いくつかの工夫が役立ちます。まず、厚手の鍋や鉄鍋のように熱をため込む力がある鍋を使うと油温の変化が緩やかになります。保温性が高い鍋は、一度温まると簡単には温度が下がりにくく、揚げ物向きです。また、一度に鶏肉をたくさん入れず、少量ずつ揚げることで油温の急落を防ぎます。鶏肉を一気に入れると、温度が下がって衣が油を吸いやすくなるため、仕上がりが重たくなります。油を途中で足すと温度が変わりやすいので、揚げ始める前に油を十分に用意しておくことも大切です。温度計がない場合は、菜箸を少し水で湿らせて油に入れ、周りに小さな泡が静かに出てくる状態を目安にすると、およそ180℃前後であることがわかります。
二度揚げが仕上がりに効く理由
フライドチキンの二度揚げでは、最初の低〜中温で肉の中にじっくり火が入り、余分な水分が抜けやすくなります。次に高温で揚げることで、衣がしっかり固まり、外は香ばしく、中はしっとりとした対比が生まれます。油温が安定しているほど、衣のムラが出にくく、どのピースも均一においしく仕上がります。油の種類によっては煙点が低く焦げやすいものもあるため、揚げ物向きの油を選ぶことで温度管理がしやすくなります。
この温度管理のポイントは家庭でも使える
家庭のコンロは温度が変わりやすいですが、鍋選びや揚げる量を工夫することで、安定した揚げ物に近づけることができます。とくにフライドチキンは、温度がほんの少し違うだけで仕上がりの印象が大きく変わります。今回紹介した方法は料理の質をぐっと上げてくれるため、普段の揚げ物にも応用しやすいです。家庭でも一段階上のチキンを作りたいときに役立ちます。
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