家事がちょっと好きになる“スゴ楽ワザ”知りたくないですか?
毎日の家事って、がんばっているのに終わりが見えなくて「もっとラクにできたらいいのに…」と感じたことはありませんか?忙しい日ほど掃除は後回しになり、料理もワンパターンになりがち。そんな悩みに心あたりがある方は多いと思います。私自身も、「手間を減らしたい」「でも仕上がりはきれいにしたい」という気持ちでずっと悩んでいました。
今回紹介する『趣味どきっ!選“スゴ楽”家事への道(7)』は、そうした悩みを一気に解決してくれるヒントがつまった回です。台所のシンクがピカッと輝く粉せっけん掃除、プロ並みに仕上がる窓ふきのコツ、さらにクリスマスにぴったりのフライドチキンや和風カプレーゼまで、どれも実践しやすい“すぐマネできるワザ”ばかり。
この記事を読むことで、番組で紹介された家事のテクニックを分かりやすく理解でき、今日から家の中が見違えるようにスッキリ整います。料理のレパートリーも増え、家族を笑顔にする一品がすぐ作れるようになります。家事がちょっと楽しく、そして軽やかになる内容をまとめました。
【あさイチ】「○○やめました」生活のストレス激減!いい妻・家事・カバーやめたら人生が変わる|2025年5月14日放送
トロトロ粉せっけんでシンクが光るワザ
トロトロ粉せっけんで“落ちにくい汚れ”までスッキリ
粉せっけんは、そのまま使うよりも“状態を整える”ことで本来の力をしっかり引き出せます。特にキッチンのシンクは油汚れや水あかがつきやすく、普通にこすってもなかなか取れないことがあります。そこで役立つのが、粉せっけんを水と混ぜてつくるトロトロ状のクリームせっけんです。
粉のままだとサラサラと流れてしまい、汚れに密着する時間が短くなってしまいます。しかし、トロッとさせることで表面にしっかりとどまり、油汚れにも水あかにもじっくり働いてくれます。番組で赤星たみこさんが紹介していたように、少ない力でシンクが驚くほどすべすべになるのが特徴です。
まずは粉せっけんに少しずつ水を加え、クリームのような柔らかさに調整します。スプーンですくった時に、ゆっくり落ちるくらいが目安です。できたクリームせっけんをシンク全体に薄く広げておき、数分そのまま置くだけで汚れに密着して効果を発揮します。あとはスポンジで軽くこするだけで、磨きすぎることなく自然なツヤが出てきます。
仕上がりは指で触ると分かるほどなめらかで、くすみが取れて明るい印象に変わります。力を入れなくても落ちるので、広いシンクや年末の大掃除にも負担が少なく、短時間で一気に進められます。
この方法はステンレスのシンク以外にも、排水口まわりや蛇口の水あかにも応用できるため、家の水まわりのお手入れにとても役立ちます。粉せっけんならではの“密着力”を活かした掃除で、普段の家事がぐっとラクになります。
窓が一気に澄みわたる“軽いひと手間”
窓拭きで一番気になるのが、仕上げたあとに残る細いスジ。どれだけ丁寧に拭いてもスジが出てしまうと、やり直しになってしまいます。番組で紹介されたポイントはとてもシンプルで、“拭く前の雑巾の状態”をしっかり整えることでした。
まず大切なのは、雑巾を固く絞ること。水分が多いまま拭くと、ガラス面に水が広がり、乾いた時にスジとして跡が残ります。しっかりと水気を切った雑巾なら、ガラスに均一に触れるのでムラが出にくく、余計な水分も残りません。
拭くときは力を入れず、軽く円を描くように動かします。強くこすると布がよれたり、水分が片寄ってしまい、かえってスジの原因になります。優しく広く動かすことで、ガラス全体を同じ状態に整えられます。
仕上げは、ガラスの上から下へ向けて縦方向にスッとひと拭きするだけでOK。この最後のひと動作が、透明感のある美しい仕上がりにつながります。特別な道具がなくても、雑巾の絞り方と拭き方を変えるだけで、プロが仕上げたようなクリアな窓に近づけます。
このやり方は、鏡やガラステーブルなどのガラス製品全般にも応用できるので、普段のお手入れにもとても便利です。
クリスマスに嬉しい ざくざくフライドチキン
フライドチキンといえば、衣をしっかりつけるために卵を使うのが一般的です。しかし、若菜まりえさんが紹介した方法では、卵を使わずにオリーブ油を加えるだけで、驚くほどしっかり衣がつき、しかも食感までアップします。
このやり方の一番のポイントは、オリーブ油が肉と粉の“つなぎ役”になってくれることです。油が肉の表面に薄く広がることで、粉がまんべんなく密着し、加熱したときにざくざくした立体的な衣が生まれます。さらに、オリーブ油ならではのコクがプラスされ、家庭料理とは思えない深い味わいになります。
オリーブ油を加えるメリットは次のとおりです。
・衣がムラなくからんで剥がれにくい
・揚げたときに“ざくっ”とした強い食感が出る
・香りとコクが加わり、シンプルな味付けでも満足感が高い
出来上がりは、外側はしっかりカリッと香ばしく、内側はふっくらジューシー。油を吸いすぎず、食べやすく軽い仕上がりになるのも嬉しいポイントです。クリスマスのごちそうにもぴったりで、家族で囲む食卓が一気に華やかになります。
卵アレルギーの家庭でも取り入れやすく、少ない材料で本格的な味が再現できるので、普段の食事にも特別な日の料理にも活躍する便利なテクニックです。
レンチン蒸し鶏でつくる和風カプレーゼ
「火を使わなくても、おしゃれな料理はつくれる」。この言葉をそのまま形にしたようなのが、電子レンジでつくる蒸し鶏を使った和風カプレーゼです。レンジ加熱とは思えないほど蒸し鶏がしっとり仕上がり、トマトや青じそと組み合わせることで、さっぱりしながら深みのある味わいになります。
電子レンジの加熱は温度が一定なので、むね肉でもパサつきにくく、やわらかい食感をキープしやすいのが魅力です。できあがった蒸し鶏を薄めに切り、トマトと交互に並べるだけで、見た目にも華やかで“気をつかっている風”の一皿に仕上がります。青じその香りがアクセントになり、和の要素がプラスされているので、オリーブ油だけで味が決まるのも嬉しいポイントです。
味わいはとても優しく、素材そのものの良さがしっかり伝わります。忙しい日の“あと一品”にもすぐ作れますし、パーティー前菜にも向いているので、幅広く使える便利なメニューです。短時間で作れるうえ、失敗しにくいので、料理に自信がない日でも安心して取り入れられます。
大掃除が苦手でも今日から変われる理由
番組で紹介されたテクニックを並べてみると、共通しているポイントがとても分かりやすく浮かび上がります。それは、「準備のひと手間が、仕上がりの差を大きく左右する」ということです。
たとえば、粉せっけんをトロトロ状にするのは、汚れに密着させるための“状態づくり”。雑巾をしっかり絞るのは、スジを出さないための“布の準備”。フライドチキンにオリーブ油を加えるのは、衣のつき方と食感をよくするための“下ごしらえ”。どのワザも、派手ではないけれど効果が一気に高まる工夫ばかりです。
どのテクニックにも共通するポイントは次の通りです。
・材料や道具の状態を整えるだけで、結果が驚くほど変わる
・強い力や難しい技は必要なく、軽い作業で十分に効果が出る
・家にある道具だけでできて、特別なものを買う必要がない
どれも家事が苦手な人でも取り入れやすく、今日からすぐに実践できる内容です。少しの工夫だけで、手間もストレスも大きく減り、仕上がりもぐっと良くなる“スゴ楽家事”の本質がこの部分にあります。
まとめ:今日から家事がもっと楽しく、もっと軽く
この記事のポイントは次の3つです。
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粉せっけんをトロトロにするだけでシンクが驚くほど輝く
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雑巾の状態を整えることで窓拭きの仕上がりが格段に上がる
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卵なし×オリーブ油でクリスマスにも合うざくざくフライドチキンが作れる
どれも「すぐ試せて効果が分かる」ものばかり。今日から一つでも取り入れれば、家の中がぐっと扱いやすくなり、気持ちまで軽やかになります。
さらに家事を楽しみたい方は、同シリーズのほかの回のワザも参考になります。料理・洗濯・掃除がもっと好きになるアイデアが詰まっています。
最後に、番組の内容と異なる場合があります。
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