記事内には、広告が含まれています。

Eテレ【グレーテルのかまど】ドリトル先生のトリークル・タルトの作り方・レシ|英国伝統菓子に宿る“物語の食べ物”の魅力とは|11月24日(月)

グレーテルのかまど

ドリトル先生のトリークルタルトが教えてくれる“つながり”のあたたかさ

『グレーテルのかまど』で紹介されたドリトル先生の大好物・トリークルタルト。児童文学のロングセラーに登場するこのお菓子は、ただ甘くておいしいだけではありません。100年以上読み継がれてきた物語の背景には、生き物同士が理解しあう世界観や、家庭のあたたかさを感じさせる深いメッセージがあります。
この記事では、物語の魅力とトリークルタルトの特徴、そして番組で紹介されたレシピまでをしっかりまとめていきます。読むだけで、物語の世界と英国伝統菓子の奥深さにぐっと近づけます。

【アルプスの少女ハイジ×くるみタルト】スイスの山に息づく甘くて切ない物語|NHKグレーテルのかまど 2025年4月7日放送

ドリトル先生の世界観とトリークルタルトのつながり

児童文学『The Story of Doctor Dolittle』をはじめ、シリーズを通して描かれるのは、動物の言葉を理解するドリトル先生と、世界中の生き物との出会いです。
どんな生き物とも対話し、患者として接する姿は、読者に「人間と動物」「自然と人間」「世界のあらゆる存在」がつながっていることを伝えてきました。
その物語に登場する食べ物のひとつが『トリークルタルト』。素朴で家庭的なこの英国菓子は、物語が持つやさしさや温もりを象徴しているようにも見えます。

英国の伝統菓子・トリークルタルトとは

トリークルタルトは、ショートクラストペイストリー生地に、パン粉とゴールデンシロップを合わせて焼き上げたタルト。蜜がじんわり染みたしっとり感が特徴で、生クリームやアイスクリームと合わせるとさらに豊かな味わいになります。
19世紀末には現在のスタイルが定まり、素朴で子どもにも好まれる味から、英国の家庭で長く愛されてきたお菓子です。物語の中でも、冒険の合間にほっとする“家の味”として存在感を放っています。

『グレーテルのかまど』で紹介されたレシピ

2024年10月14日放送の『グレーテルのかまど』では、瀬戸康史さんがトリークルタルトを丁寧に再現しました。パン粉に蜜がしみ込む独特のおいしさを、家庭でも作れるレシピで紹介しています。

材料(直径21cmタルト型 1台分)

材料 分量
ショートクラストペイストリー(生地)
薄力粉 200g
無塩バター 100g
ひとつまみ
60ml
フィリング
ゴールデンシロップ 400g
レモン(国産)の表皮 1/2個分
レモン果汁 大さじ1
パン粉(生パン粉可) 100g
その他
卵(塗り用) 50g(M1個分)
生クリーム(乳脂肪47%) 100g

作り方

タルト生地の準備

  • 薄力粉をふるい、冷蔵庫で冷やす

  • バターを角切りにして冷やす

  • 冷水を用意

  • 卵をほぐして茶こしでこす

  • オーブンを180℃に予熱

タルト生地を作る

  • 薄力粉・バター・塩をフードプロセッサーにかける

  • 水を加えて再び回す

  • 台に出してひとまとめにする

  • ラップで包み1時間冷やす

  • 生地を1/3と2/3に分ける

  • 2/3の生地を25cmにのばしタルト型に敷く

  • 底にフォークで穴をあけて30分冷やす

  • 残りの生地を1.5mm厚にのばし、30分冷やす

  • 型に重しをのせ180℃で30分焼く

  • 残りの生地を2cm幅に10本切る

  • 格子状に編み込み、冷凍庫で15分冷やす

  • 焼けたタルト生地の重しを外し5分焼く

  • 卵を塗りさらに3分焼く

  • 型のまま冷ます

フィリングを作る

  • 食パンをフードプロセッサーでパン粉にする

  • 鍋にゴールデンシロップ・レモン表皮・果汁を入れて温める

  • パン粉を加えて混ぜる

  • 火を止めて5分以上置き、パン粉にしみ込ませる

仕上げ

  • タルト生地にフィリングを流す

  • 格子状の生地をのせ縁を整える

  • 卵を塗って180℃で45分焼く

  • 型のまま冷まし、冷蔵庫で冷やす

  • 8等分にして生クリームを添える

食べごろのポイント

温かくても冷たくても楽しめます。常温なら翌日まで、冷蔵保存なら3日以内が目安です。

まとめ

トリークルタルトは、ドリトル先生の冒険に寄り添う、あたたかくて素朴な英国菓子。物語のメッセージである「理解し合うこと」「つながりを大切にすること」ともどこか通じる優しい味わいです。
『グレーテルのかまど』で紹介されたレシピは、家庭でも再現しやすい工夫がされており、物語の世界を感じながら作れるのも魅力です。
物語を読んだことがある人も、これから触れる人も、このタルトをきっかけにドリトル先生の優しい世界へもう一歩踏み込めるはずです。


気になるNHKをもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました