肩甲骨×二の腕すっきり
姿勢が整うと、後ろ姿から歩き姿までまるごと変わります。今回の放送では、肩甲骨を“動かすだけ”ではなく、“正しい位置で固定する力”を育てることに注目し、その結果として二の腕のたるみ改善まで期待できるという流れが紹介されます。
さらに、日常で誰もが見られやすい「歩き姿」をテーマに、肩甲骨を意識して歩く方法も扱われます。
小笠原啓太さんの指導のもと、虻川美穂子さん、JOYさん、大島麻衣さんが実際に体を動かしながら姿勢の変化を体験していく展開です。全体的に、肩甲骨を正しく使うことが上半身のラインを左右することがしっかり伝わる内容です。
Eテレ【明日から使える たちまち美姿勢 [新](1)】背骨×ウエストライン 背骨準備エクササイズでウエスト3センチ変わる?小笠原啓太メソッド解説|2025年12月1日
肩甲骨が姿勢づくりのカギになる理由
肩甲骨は背中側に浮かぶように位置する骨で、腕や肩の動きを支える重要な役割を持っています。ここが傾いたり前にずれたりすると、背中が丸まりやすく、巻き肩や猫背の原因になります。
肩甲骨が左右おなじ位置にあり、胸が自然に開いている状態は、体の中心が安定しやすく、立ち姿そのものが明るく整って見えます。肩を上げずに肩甲骨を背骨のほうへ寄せると、背筋がスッと伸び、肩から腰まで一本のラインが通りやすくなります。
肩甲骨まわりには、僧帽筋・前鋸筋・菱形筋など多くの筋肉が付いていて、これらのバランスが崩れると肩甲骨が動きすぎたり固まったりします。今回のテーマは、この筋肉を連携させながら肩甲骨を適切な位置に固定することで、姿勢を安定させるという考え方です。
肩甲骨の“固定する力”と二の腕のたるみの関係
肩甲骨が不安定な状態だと、肩が前に出て、腕の後ろ側にある筋肉が働きにくくなります。この部分は二の腕の裏側で、普段の生活で使われる場面が少なく、働かないままにしておくと重みがつきやすい場所です。
肩甲骨を固定する力がつくと、腕を後ろに引きやすくなり、二の腕の裏側が自然に使われるようになります。肩甲骨が安定すると、腕の振りにもムダがなくなり、上半身のリズムが良くなるため、結果として引き締め効果を感じやすくなります。
肩甲骨を寄せるときに肩がすくむと逆効果になるため、肩の力を抜いたまま、肩甲骨だけを背中の真ん中に引き寄せる意識が重要になります。番組でも、この“固定する力”が二の腕に影響する仕組みが紹介される予定です。
肩甲骨を意識した歩き方レッスンのポイント
歩き方は、普段から見られやすい動作のひとつです。肩甲骨を意識するだけで、歩き姿が大きく変わります。
まず背筋を伸ばし、目線を前に向けて歩きます。肩を上げずに軽く下げたまま、肩甲骨を背中側に寄せる意識をもつと、胸が自然に開きます。この姿勢ができると、腕を後ろに振りやすくなり、肩甲骨がスムーズに動きます。
腕を前に振るよりも、後ろへ引く意識のほうが肩甲骨が連動しやすいため、歩きながら肩まわりが使われ、姿勢が整う感覚をつかみやすくなります。普段の歩きで肩がすくんでしまう人は、肩を下げると肩甲骨が動きやすくなります。
重心をかかとからつま先へ移していくように歩くと、上半身が大きく揺れず、肩甲骨の動きも安定します。番組では、この歩き姿のポイントを虻川美穂子さん、JOYさん、大島麻衣さんが体験し、それぞれの気づきを深めていく流れが放送されます。
講師とゲストが体験する姿勢の変化と気づき
今回のレッスンを担当する小笠原啓太さんは、姿勢を作るうえで「肩甲骨の固定」が欠かせないと教え、ゲストの歩き姿や肩の位置を見ながらアドバイスを行います。
ゲストがどのように姿勢を変えていくかは放送後に反映しますが、肩甲骨を寄せる位置の違いや、歩くときの腕の引き方ひとつで、上半身の印象が変わる場面が見られる回になるはずです。
また、姿勢が変わることで呼吸が楽になる、首や肩の重さが抜けていく感覚があるなどの気づきが生まれる流れが期待できます。
まとめ
肩甲骨は、姿勢や二の腕のラインを左右する重要な場所です。今回の放送では、肩甲骨を正しい位置に保つ力がどれほど大きな役割を果たすかがわかる内容で、歩き方レッスンも日常にすぐ活かせるポイントが詰まっています。
肩甲骨の位置が変わると、上半身の印象ががらりと変わり、二の腕にも良い変化が起きやすくなります。
気になるNHKをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。


コメント