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NHK【世界!オモシロ学者のスゴ動画祭】錯視研究・最新技術・自然界の謎×飲む3Dアート・筋骨格アンドロイド・漫才カラオケ|2025年12月15日

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世界!オモシロ学者のスゴ動画祭12で見えた「学問が一番ワクワクする瞬間」

このページでは『世界!オモシロ学者のスゴ動画祭(2025年12月15日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
世界中の研究者たちが本気で取り組んだ研究は、難しい理論の前に「まず面白い」という感情を呼び起こします。錯視、ものづくり、ロボット、自然界、そして笑ってしまう研究まで、学問の魅力が映像で一気に伝わってくる回でした。

錯視がアートになる瞬間 脳をだます不思議な映像の世界

番組の冒頭を飾ったのは、見るほどにクセになる錯視映像でした。アメリカのロチェスター工科大学で工学・応用科学を学んだフランク・フォースさんが開発したリサジュー図形は、黒い線がすべて同じ動きをしているにもかかわらず、赤い線が加わるだけで回転方向が変わって見えます。線の交点や重なりに注目すると、脳が特定の動きを強く認識し、見え方を無意識に決めてしまうことがよく分かります。
続いて紹介されたのは、アメリカン大学 心理学部アーサー・シャピロ教授による錯覚映像です。目を細めるだけで見え方が変わる映像は、人間が『速い動き』と『ゆっくりした変化』を同時に処理するのが苦手だという特性を体感させます。目を開いていると速い回転に意識が集中し、上下のゆっくりした動きが消えてしまう様子は、脳のクセをそのまま映像にした研究でした。

形が勝手に生まれる 折り紙・液体・飲める3Dアートの発想力

ものづくりの分野では、思わず「そんな方法があったのか」と感じる研究が続きました。慶應義塾大学 理工学部鳴海紘也准教授が開発した不思議なシートは、70℃以上のお湯に浸すだけで、狙った形の折り紙が自動で完成します。熱収縮シートの表と裏にプリンターでインクを載せ、インクの有無によるわずかな縮み方の差を計算することで、温度だけで立体が生まれる仕組みです。
さらに、飲料メーカー特任上席研究員の井之上一平さんが開発したのが『飲む3Dアート』でした。液体の中に立体的な絵を描けるこの技術は、清涼飲料水と赤い液体の比重を同じにすることで、沈みも浮きもしない状態を実現しています。赤い液体にはトマト由来の『リコピン』という大きな分子が含まれ、にじみにくさにも工夫が凝らされています。スタジオでは劇団ひとりと高橋ひかるが実際に体験し、見て楽しみ、そのまま飲めることに驚いていました。

人の動きを再現し支える 最新ロボットと農業テクノロジー

未来を感じさせる技術として紹介されたのが、人の動きを再現するロボットと農業を支えるロボットです。ロボット開発企業CEOのダナシュ・ラダクリシュナンさんが開発した筋骨格アンドロイドは、人間の骨格や筋肉の構造をリアルに再現しています。肘から指先までの26の動きを実現するだけで約8年、研究開始から11年をかけて全身の再現に成功しました。その滑らかな動きは、医療や介護の分野への応用も期待されます。
一方、熊本県立大学 環境共生学部松添直隆教授らが開発したボール型のモンスターロボは、水田を転がりながら雑草を取り除きます。48個のくぼみで土をかき出し、稲を傷つけることなく、生えたばかりの雑草だけを抜く仕組みです。人手不足が深刻な農業現場を支える現実的なテクノロジーとして紹介されました。

動物も植物も想像以上 自然界に隠れた驚きの行動と仕組み

自然界の不思議を捉えた映像も印象的でした。オーストラリアのチャールズ・スタート大学ラファエル・フレイレ教授らは、オウムが踊る映像45本を徹底解析し、ダンスの動きが31種類もあることを明らかにしました。特に多かったのは首を上下に振る『ダウンワード』で、音楽に反応する能力が鳥にもあることが示されました。
また、弘前大学 農学生命科学部森井悠太准教授が研究するエゾマイマイは、天敵に襲われると殻に閉じこもるだけでなく、殻を振り回して反撃し、速く逃げることもできます。さらに、南アフリカのステレンボッシュ大学ブルース・アンダーソン研究主任が研究するブラジル固有植物『ヒペニア・マクランサ』は、爆発するように花粉を発射し、ライバルの花粉を吹き飛ばすという戦略をとっています。

本気だから面白い 笑いと情熱あふれるユニーク研究最前線

番組の後半では、研究者の情熱がそのまま笑いにつながる企画が続きました。ジョージア工科大学デヒョン・チョイ博士らは、どうすれば最も巨大な水しぶきを上げられるかを研究し、V字型の模型で500回以上のシミュレーションを行いました。脚と胴体を45度のV字姿勢で着水し、その後体を大きく広げる方法が最適と導き出され、関太が世界記録に挑戦しましたが、結果は惜しくも失敗でした。
さらに、名古屋大学大学院小川浩平准教授が開発した『漫才カラオケ』も登場しました。文字の並びやフォントで抑揚や感情を示し、漫才未経験者でもプロのような掛け合いができる仕組みです。検証では未経験の5組すべてが面白いと評価され、劇団ひとりと高橋ひかるの体験では、スタジオが自然な笑いに包まれました。

学問はこんなに自由で面白い

『世界!オモシロ学者のスゴ動画祭12』は、学問が決して遠い存在ではなく、好奇心と遊び心から生まれるものであることを伝えてくれました。驚いて、笑って、ちょっと賢くなる。その全部を同時に味わえる一時間でした。

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錯視や錯覚は実生活でも活躍している

しげゆき
しげゆき

番組で紹介された錯視や錯覚は、映像として面白いだけでなく、すでに私たちの身近な場面でも役立っています。ここでは、医療・安全・デザインといった分野で、錯視の仕組みがどのように使われているのかを、実際の事例をもとに紹介します。人間の視覚の特性を理解することで、安心や正確さにつながっている点が大きな特徴です。

医療や診断を支える錯視の役割

錯視は、人間の脳がどのように物を見て判断しているかを知るための手がかりとして、医療の研究や診断に使われています。たとえば『ポッゲンドルフ錯視』と呼ばれる錯視を用いた研究では、脳卒中などの神経疾患がある人は、錯視の感じ方が健常な人と異なる場合があることが確認されています。これは、錯視の見え方が脳の情報処理の違いを反映しているためで、視覚認知機能の状態を把握する材料として注目されています。
また、医療現場ではレントゲン写真やCT、MRIなどの画像を読み取る機会が多くあります。視覚の錯覚が起こりやすいポイントを理解しておくことで、見落としや思い込みによる誤認を減らす助けになるとされています。錯視の研究は、画像そのものではなく、それを見る人間の特性に目を向ける点で重要な役割を果たしています。

交通安全や案内表示に生かされる錯覚

錯視は、人の行動を自然に変えるための工夫として、安全分野でも活用されています。道路では、進行方向に向かって線の間隔が徐々に狭くなるペイントが使われることがあります。これは、速度が出ているように錯覚させることで、運転手に減速を促す効果が期待されています。実際に、スピードを落としやすくなることが知られています。
また、駅や大型施設では、床や壁に描かれたサインが立体的に見えるよう工夫されることがあります。2次元の表示でも奥行きがあるように見せることで、視線を自然に誘導し、迷いにくくする役割を果たします。錯視を使うことで、「注意してください」と文字で書くよりも、直感的に伝えられるのが大きな利点です。

デザインや空間づくりでの身近な応用

日常のデザインや空間づくりでも、錯視の原理は静かに使われています。スマートフォンのアイコンや案内マークでは、一目で意味が分かる形や配置が重視されます。これは、人間の視覚が持つ「まとまりで認識する」「強い形に目が向く」といった特性を利用したものです。複雑な情報でも、視覚のクセを活かすことで、素早く正確に伝えられます。
さらに建築や室内デザインでは、色や線の使い方によって部屋を実際より広く見せたり、自然に人の流れを作ったりする工夫が行われることがあります。錯視は、派手に目立つ技術ではありませんが、暮らしの快適さや安全性を支える重要な要素として機能しています。

こうした例から分かるように、錯視や錯覚は単なる不思議な現象ではなく、人間の視覚の仕組みを理解した上で、安心・安全・分かりやすさを高めるために活用されている技術です。番組で紹介された錯視の映像と重ねて見ると、私たちの目と脳がいかに巧妙で、同時に錯覚しやすい存在かが、より身近に感じられます。


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