ロンドンで見つけた“自分へのごほうび”の物語
このページでは『レイチェルのキッチンノート「ロンドン〜自分へのごほうび〜」(2月8日)』の内容を分かりやすくまとめています。
ロンドンの街を歩きながら、レイチェル・クーが心を満たす特別な料理を求めて旅する今回。
濃厚に煮込んだ牛のショートリブ、野菜が驚くほどしっとり感を生むズッキーニのチョコレートケーキ、そして老舗で学んだ技を家庭で再現するフィッシュ&チップス。どれも「頑張った自分へ贈るごほうび」と呼ぶにふさわしい一皿ばかりです。
贅沢と温かさが同居するロンドンの食の魅力を、レイチェルが存分に案内してくれます。
自分へのごほうびがテーマのレイチェルのロンドングルメ旅
番組の主人公は、ロンドン生まれのフードライター兼料理人 レイチェル・クーです。シリーズ レイチェルのキッチンノート ロンドン の中でも、この回は「自分へのごほうび」をテーマにした最終話にあたります。高級なごちそうから庶民的な一皿まで、「心が満たされる食べ物」を追いかける構成になっています。
舞台は世界有数の食都 ロンドン。西側の高級住宅地から、北ロンドンのローカルな街並みまで、さまざまなエリアが登場します。特にこの回では、きらびやかな メイフェア のシャンパン・アフタヌーンティーと、庶民派の フィッシュ&チップス 店を対比させながら、「贅沢」と「日常の幸せ」の両方を描いているのが特徴です。
キッチンに戻ったレイチェルは、ゆっくり時間をかけて煮込む 牛のショートリブ、野菜をたっぷり混ぜ込んだ ズッキーニのチョコレートケーキ、そしてサクサク食感が楽しいアレンジ フィッシュ&チップス と、3つの「自分へのごほうびレシピ」を披露します。どれもカロリーや手間は少しかかりますが、その分“頑張った自分を甘やかす”ためのごちそうとして描かれています。
牛のショートリブとシャキシャキサラダのごちそうプレート
1品目は、じっくり煮込んだ 牛のショートリブとシャキシャキサラダ。オーブンで数時間かけて火を通すことで、骨付きの牛肉はほろほろと崩れるほど柔らかくなり、濃厚なソースがしっかりとしみ込んだ贅沢な一皿になります。レイチェルのレシピでは、甘みと酸味、スパイスをきかせたソースでマリネしてから煮込むスタイルが多く、この回のショートリブも「少しスパイシーで、指でつまんでソースまでなめたくなる」ような味わいに仕上げています。
付け合わせのサラダは、いわゆるコールスローの進化版。セロリアック(根セロリ)やにんじん、りんごなどを細切りにして、シャキシャキ食感を残したまま、ヨーグルトやマスタードを使った軽いドレッシングで和えています。肉料理のこってり感をリセットしてくれる、爽やかなコントラストがポイントです。
番組では、こうした丁寧な料理を「自分のために時間をかける贅沢」として描きます。忙しい日々の中ではつい簡単な料理に逃げてしまいますが、あえて長時間じっくり煮込む料理に向き合うこと自体が、大人のごほうび行為だと伝えているようです。
ズッキーニのチョコレートケーキという罪深いごほうびスイーツ
2品目は、聞いただけでは意外な組み合わせの ズッキーニのチョコレートケーキ。ズッキーニを生地にたっぷりとすりおろして加えることで、バターや油の量を少し控えめにしても、しっとりとした口当たりを実現できるケーキです。北米やヨーロッパでは定番化している「ズッキーニ入り焼き菓子」を、レイチェル流におしゃれにアレンジしています。
生地は、濃いめのカカオパウダーと溶かしたチョコレートを合わせたリッチな配合。そこにズッキーニの水分が加わることで、焼き上がりはふんわりしつつ、中心は少しねっとりとした“ガトーショコラ風”の食感になります。表面には、ココアパウダーをふったり、簡単なグレーズやクリームをのせて、見た目も「特別感のあるごほうびケーキ」に仕上げています。
番組内では、「野菜入りだから罪悪感が少し減る」という遊び心も込められています。実際、ズッキーニには食物繊維やカリウムが含まれ、チョコレートの濃厚さを和らげてくれる効果もあります。とはいえ、しっかり甘く、バターや砂糖も使う本気のデザートなので、「今日は頑張ったからOK!」と言い訳しながら楽しむタイプのスイーツだといえます。
メイフェアで味わうシャンパン・アフタヌーンティーの世界
この回のロケのハイライトのひとつが、ロンドン中心部の高級住宅街 メイフェアで楽しむ、贅沢なシャンパン・アフタヌーンティーです。メイフェアには、クラシックなホテル系ティールームから、モダンなスタイルのカフェまで、数多くのアフタヌーンティー名店が集まっています。例えば Claridge’s や Queens of Mayfair などでは、三段スタンドに並んだフィンガーサンドイッチ、スコーン、プティフールに、グラスシャンパンを合わせるスタイルが定番です。
番組でも、レイチェルは友人たちとともに、きらびやかなティールームに入り、グラスに注がれる泡、銀のティーポット、きちんと整えられた食器に囲まれながら、優雅な時間を過ごします。実際の放送では具体的な店名は明かされていませんが、「メイフェアらしい高級感」「シャンパン付きのハイティー」というキーワードから、老舗ホテル系のティールームをイメージすると雰囲気がつかみやすくなります。
アフタヌーンティーのメニューは、きゅうりのサンドイッチやスモークサーモン、卵サンドといったセイボリーに続き、スコーンと小さなケーキ類が並ぶ王道構成。そこにシャンパンが加わることで、「日常から一段階上のごほうび時間」に変わります。レイチェルは、その贅沢な時間からインスピレーションを得て、後半の ズッキーニのチョコレートケーキ を“自宅で楽しめるごほうびアフタヌーンティー”として提案している、と読み取ることができます。
50年以上愛される老舗フィッシュ&チップスの名店
3つ目の舞台は、北ロンドンの住宅街 マズウェル・ヒル(Muswell Hill) にある有名店、 Toff’s of Muswell Hillです。ここは1968年創業の老舗フィッシュ&チップス店で、オープン当初から地元で愛され続け、全英のフィッシュ&チップス・アワードでも何度も上位に入賞してきた名店として知られています。
店内は、ダークウッドの壁や昔ながらのテーブルが並ぶクラシックな雰囲気。揚げたての白身魚と、山盛りの太めポテトが大皿でどんと出され、家族や友人同士でシェアしながら食べるスタイルが人気です。最新のグルメサイトやレビューでも、「ロンドンで一度は行くべき老舗チッピー」として名前が挙がるほど評価が高く、サクサクの衣とふっくらした魚、ふかふかのチップス、そして濃いグリーンのマッシーピー(つぶしえんどう豆)まで、すべてが王道のブリティッシュ・コンフォートフードとして語られています。
番組では、レイチェルがカウンターの中に入り、揚げ油の管理や衣の付け方、魚を投入するタイミングなど「おいしいフィッシュ&チップスの極意」を直接教わります。そのうえで、自宅でも再現しやすいように、後半で レイチェル流フィッシュ&チップス を披露する構成になっています。プロの技を学んだうえで、自分のレシピに落とし込む流れが、シリーズ全体の魅力でもあります。
レイチェル流「スナップ・クラッカル・ポップ」フィッシュ&チップス
ラストを飾るのが、レイチェルが自宅キッチンで作る スナップ・クラッカル・ポップ フィッシュ&チップス。これは、ライスクリスピー(米のシリアル)を衣に使ったユニークなアレンジで、揚げたときに「パチパチ」と弾ける音が名前の由来です。外側はとても軽く、ザクッとした食感になり、白身魚の柔らかさとコントラストを生み出します。
付け合わせとして登場するのが、たっぷりの ミント入りマッシーピー。これは、ゆでたグリーンピースをつぶし、バターや生クリーム、ミントを加えたイギリス定番のサイドディッシュです。ミントの香りが揚げ物の重さを和らげ、さっぱりした後味にしてくれます。また、ポテトはオーブンで焼き上げるスタイルが紹介されることが多く、揚げ油を少し控えつつ、カリッとした食感を残す工夫がされています。
さらに、タルタルソースも手作り。マヨネーズにピクルスやケーパー、ハーブを加えて混ぜるだけのシンプルなレシピですが、ここにも「自分のためにひと手間かける」というテーマが貫かれています。プロの店で学んだクラシックな フィッシュ&チップス の技と、遊び心のあるライスクリスピーの衣を組み合わせたこの一皿は、「家で味わう最高のごほうびメニュー」として番組のラストを飾ります。
このように、「ロンドン〜自分へのごほうび〜」回は、
・じっくり煮込む 牛のショートリブ
・野菜入りでしっとりした ズッキーニのチョコレートケーキ
・高級感あふれるメイフェアのシャンパン・アフタヌーンティー
・老舗 フィッシュ&チップス の名店と、そこから生まれたレイチェル流アレンジ
という4つの柱で構成された、“ごほうびグルメのフルコース”のような内容になっています。
まとめ
今回紹介した内容は、実際の放送と一部異なる場合があります。
レイチェル・クーが届ける“自分へのごほうび”の物語は、牛のショートリブ、ズッキーニのチョコレートケーキ、そして老舗の味を生かしたフィッシュ&チップスと、心が満たされる料理ばかりでした。
NHK【所さん!事件ですよ】音や手触りで味が変わる!?ロンドン発「多感覚レストラン」とAI調香の世界|2025年10月25日
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