せいろブーム到来!自作グルメ頂上決戦
番組のタイトルは「激突メシあがれ〜自作グルメ頂上決戦〜 せいろ蒸し!ヘルシーおいしいレシピ」です。
人気シリーズ「激突メシあがれ〜自作グルメ頂上決戦〜」の中でも、今回はせいろにフォーカスした特別回として放送されます。
食卓に並ぶのは、プロ顔負けの料理を生み出すアマチュアたちの自信作。
テーマはシンプルに「せいろで作るヘルシーな自作グルメ」です。
北海道の旬野菜とこうじ漬けの鶏肉を合わせたせいろ蒸し、トマトとチーズで仕上げるイタリアン風すき焼き、本場中国の味に学んだひすいギョーザ。
それぞれのレシピが、湯気に包まれながら次々と登場します。
スタジオでは、ゲストの井森美幸、進行役の岡田結実がアマチュアの挑戦を見守ります。
審査員は料理研究家の浜内千波と樋口直哉。
さらに、番組のレギュラーメンバーとしてアナウンサーの高瀬耕造、俳優の津田健次郎、元タカラジェンヌの七海ひろき、タレントの嶋田ココらが登場し、スタジオの空気を盛り上げます。
家庭でよく見る食材が、アマチュアのアイデアと蒸し料理の力で、どこまで「特別な一皿」に変わるのか。
そのプロセスを楽しめるのが、この回の一番の見どころです。
蒸気の魔法で変わる食卓 蒸し料理がヘルシーと言われる理由
今回の主役は火ではなく、静かに立ちのぼる蒸気です。
蒸し料理は、油をほとんど使わずに加熱できるので、炒め物や揚げ物に比べて脂質とカロリーを抑えやすい調理法と言われています。
さらに、蒸気で加熱すると、ビタミンやミネラルなど水に溶けやすい栄養素が逃げにくいというメリットもあります。
特にビタミンCやカリウムはゆでるとゆで汁に溶け出しやすいですが、蒸す調理なら比較的残りやすいことが分かっています。
番組の中でも、野菜をたっぷり使ったメニューが次々登場します。
油に頼らず、食材そのものの味と香りを引き出せるのがせいろの強みです。
湯気に包まれた食材は、見た目にもふっくら。
噛んだ瞬間に、素材の甘みやうまみがじゅわっと広がるので、「ヘルシーなのに満足感が高い」という、ちょっと嬉しいギャップを味わえるのが蒸し料理の魅力です。
北海道の旬野菜×こうじ漬け鶏肉 うまみが重なるせいろレシピ
最初に登場するのは、北海道の大地が育てた旬野菜と、こうじ漬けにした鶏肉を組み合わせたせいろ蒸しです。
北海道は冷涼な気候と長い日照時間を生かした野菜づくりが盛んで、じゃがいも、にんじん、玉ねぎなど、甘みの強い野菜が多い地域として知られています。
こうした野菜をひとくち大に切り、こうじ漬けの鶏肉と一緒にせいろに並べて蒸すことで、野菜の甘みと鶏肉のうまみが一体になった一皿に仕上がります。
こうじにはたんぱく質やでんぷんを分解する酵素が多く含まれ、肉をやわらかくしたり、うまみ成分のアミノ酸を増やしたりする働きがあります。
そのため、こうじ漬けにした鶏肉を蒸し料理にすると、噛んだときに「ぷるん」とした食感と、じんわり続くうまみを同時に楽しめます。
番組では、アマチュアの出場者が自分なりのこうじ配合や漬け時間にこだわり、
「冷めてもおいしいか」
「野菜とのバランスが良いか」
といったポイントも計算しながらレシピを組み立てていきます。
最終的に、この北海道せいろは、色とりどりの野菜と鶏肉がぎっしり詰まり、上から見ても美しいビジュアルに。
湯気と共に立ち上るこうじの香りが、スタジオの食欲を一気にかき立てます。
トマトとチーズで楽しむイタリアン風すき焼きのせいろ蒸し
続いて登場するのは、「すき焼きなのにイタリアン」という意外性たっぷりの一皿です。
薄切りの牛肉に、たっぷりのトマト、そこへチーズを合わせて、せいろで一気に蒸し上げるレシピが披露されます。
トマトにはグルタミン酸といううまみ成分が多く含まれています。
牛肉のイノシン酸と合わさることで、うまみが何倍にも感じられる「相乗効果」が生まれることが分かっています。
そこにチーズのコクが加わるので、調味料を控えめにしても、味わいは驚くほど濃厚になります。
さらに、蒸し料理で加熱することで、トマトの水分と牛肉の脂がソースのようになり、
「煮込まず、焼かず、蒸すすき焼き」
という新しいスタイルが生まれます。
番組では、せいろの中でどの順番に具材を重ねるか、
「チーズはいつ入れるとちょうど良く溶けるのか」
といった細かい工夫も紹介されます。
視聴者がそのまま真似できるよう、家庭のコンロでも再現しやすいポイントが分かりやすく語られるのがうれしいところです。
本場中国仕込み ひすいギョーザがせいろから立ちのぼる瞬間
3つ目の自作グルメは、透き通るような緑色が美しいひすいギョーザです。
「ひすい」と呼ばれる色合いは、主に皮に練り込まれた野菜やハーブによって生まれます。
ほうれんそうや小松菜、にらなどをペースト状にして生地に混ぜることで、自然な緑色を出す方法が中華料理ではよく使われています。
せいろでギョーザを蒸すと、皮がぷるっと透明感を帯び、中のあんのジューシーさが際立ちます。
金属製の蒸し器と比べて、竹や木のせいろは水滴が落ちにくく、皮がべちゃっとしづらいという特長もあります。
番組では、本場中国の点心をヒントにした包み方の工夫や、
ギョーザ同士がくっつかないように敷き紙や野菜をどう使うかといった、実践的なテクニックも紹介されます。
せいろのふたを開けた瞬間、淡いグリーンのギョーザが並ぶ光景は、スタジオの出演者たちから「おいしそう!」という声を引き出す、まさにクライマックスのひとつです。
料理研究家が教えるせいろの扱い方と選び方の基本
アマチュアのレシピ対決に加えて、この回の大きな柱になっているのが「せいろの扱い方講座」です。
料理研究家の浜内千波と樋口直哉が、それぞれの経験をもとに
「初めてせいろを買うならどんな素材が良いか」
「家にある鍋とどう組み合わせるか」
といった疑問に答えていきます。
一般的に、竹製や杉製、ひのき製のせいろは、蒸気を通しつつ余分な水分を吸ってくれるので、ふっくらとした仕上がりになりやすいと言われています。
また、木の香りが料理にうっすら移ることで、素材の香りと合わさり、和食や点心がより豊かに感じられることも特徴です。
番組内では、次のような基本ポイントが分かりやすく整理されます。
・せいろを使う前には、軽く水にくぐらせてから使うこと
・鍋との間に蒸し板を挟むと、焦げ付きにくく安定すること
・蒸すときは、常に鍋の湯がしっかり沸騰している状態を保つこと
こうした基礎知識は、料理本ではさらっと流されがちな部分ですが、番組では実際の湯気や音を見せながら説明してくれるので、「これなら自分にもできそう」と感じやすい内容になっています。
せいろがなくても大丈夫 フライパンや電子レンジで楽しむ蒸し料理
番組のうれしいポイントは、「せいろを持っていない人」も置き去りにしないところです。
後半では、「せいろを使わない手軽な蒸し方」として、フライパンや電子レンジを使った方法も紹介されます。
フライパンを使う場合は、底に少し水を張り、耐熱皿や小さな網を置いて、その上に食材をのせてふたをするだけで、簡易的な蒸し器として使えます。
電子レンジを使う場合は、耐熱皿とラップ、または専用のレンジ用蒸し器を使って、短時間で野菜を柔らかくする方法が紹介されます。
ただし、電子レンジは加熱ムラが起きやすく、水分が抜けすぎることもあります。
番組では、「レンジなら何分」と距離を置くのではなく、
「様子を見ながら短い時間でこまめに加熱する」
という、失敗しないためのコツも押さえています。
このパートを見ると、
「せいろはまだハードルが高いけれど、まずはレンジ蒸しからやってみようかな」
という視聴者の背中をそっと押してくれます。
蒸すとおいしいおすすめ食材と味付けアイデア集
番組では、3つのメインレシピ以外にも、「蒸すとおいしい食材」の具体例が、料理研究家のコメントを交えながら紹介されます。
野菜なら、ブロッコリー、かぼちゃ、さつまいも、れんこん、きのこ類。
肉なら、鶏むね肉や豚ロースの薄切り。
魚なら、さけやたらなど、脂が適度にある白身魚。
これらは、油で焼いたり揚げたりするよりも、蒸し料理にすることで、
「脂っこくないのに満足感がある」
「冷めても固くなりにくい」
といったメリットが得られます。
味付けのアイデアとしては、
・ポン酢+ごま油
・しょうゆ+酢+からし
・味噌+ヨーグルトのソース
など、蒸した食材にかけるだけで決まるタレも提案されます。
「調味料で遊ぶことで、同じ蒸し方でも飽きずに続けられる」
というメッセージが、ヘルシー志向の視聴者にしっかり届く構成になっています。
せいろがある暮らしへ 今日から始める小さな一歩
番組全体を通して伝わってくるメッセージは、
「せいろがあると、日々のごはんが少しやさしく、少し楽しくなる」ということです。
本格的な中華点心を作らなくても、野菜を切って並べるだけ、肉や魚をのせるだけでも、立派な一品になります。
蒸している間は、台所に立ちっぱなしで見張る必要もありません。
その時間をほかのおかず作りや、ひと休みに充てられるのも、蒸し料理ならではの利点です。
「激突メシあがれ〜自作グルメ頂上決戦〜 せいろ蒸し!ヘルシーおいしいレシピ」は、
レシピ対決のワクワク感と、実用的な調理テクニック、そして湯気の向こうにある人の物語が、ぎゅっと詰まった1本です。
見終わったころには、
「今度の週末、あの野菜をせいろで蒸してみようかな」
そんな気持ちでキッチンに立ちたくなるはずです。
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