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Eテレ【ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪】辻調理師専門学校の松花堂弁当実習と教材部の食材選びがわかる“裏側”密着|2026年3月4日

ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪
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辻調理師専門学校とは?一流料理人を育ててきた「食の巨人」

番組のテーマは、日本を代表する料理学校のひとつ 辻調理師専門学校 の裏側です。

大阪を拠点とするこの学校は、調理師やパティシエを目指す若者が集まる専門学校で、フランス料理やイタリア料理、日本料理、中国料理、製菓まで、幅広いジャンルを体系的に学べるカリキュラムが特徴です。

創立からおよそ半世紀以上、グループとしては約六十五年の歴史を持ち、独自のカリキュラムで多くのプロを送り出してきたとされています。
レストランのシェフ、ホテルの料理長、パティスリーのオーナーなど、卒業生の活躍は国内外に広がっており、「食の世界の登竜門」として名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

番組では、この 辻調理師専門学校 が「どうやって一流料理人を生み出しているのか」という問いを軸に、その日常とバックヤードにカメラを入れていきます。

松花堂弁当を十人で作る授業に密着:プロの現場さながらの緊張感

福田充徳がまず案内されたのは、松花堂弁当 をテーマにした実習です。

この授業では、ひとつの松花堂弁当を十人がかりで作ります。
ごはん、焼き物、煮物、揚げ物、出汁、盛り付け…。
ひとつひとつのパーツは別々の担当が受け持ちますが、最後には四つの仕切りの中に、全員の仕事がぴたりとおさまらなければなりません。

そもそも 松花堂弁当 は、京都府八幡市ゆかりの弁当で、石清水八幡宮の社僧・松花堂昭乗が愛用していた四つ切りの箱が器の原型になったと言われています。
この四つの枠に、色や味のバランスをとりながら料理を配置していく様式は、日本料理の美意識を象徴する存在として、世界的にも知られています。

番組では、その“日本料理の顔”とも言える松花堂弁当を、学生たちが本気の表情で仕上げていく様子が描かれます。
厨房に立つ手元のアップ、弁当箱に並ぶ小さな器、そしてタイマーの数字。
教室なのに、空気はすっかり「店のピークタイム」です。

時間内に仕上げるチームプレイと段取り力のトレーニング

この授業のポイントは、ただ料理が上手に作れるかどうかではありません。

学生たちは、限られた時間の中で、十人がそれぞれの持ち場を進めながら、同じタイミングで出来上がるように逆算して動きます。
火加減を調整する人、盛り付けに専念する人、全体の進行を見ているリーダー役。
まさに、レストランの厨房そのものです。

実際の飲食店では、料理が一品だけ完璧でも意味がありません。
テーブルに出る料理は「温かいものは温かいうちに」「冷たいものは冷たいまま」をそろえて出す必要があります。
こうした段取り力やチームプレイは、現場に出てからも必ず問われる力であり、辻調理師専門学校 では授業の中からその感覚を体で覚えさせているのです。

高級レストランさながらの教室と、サービスまで担う学生たち

番組のもうひとつの見どころが、高級レストランさながらの教室です。

ここでは、キッチンだけでなく、ホールのサービスまで学生が担当します。
料理を作る側だけでなく、お客様を迎え、席へ案内し、料理をサーブし、グラスやカトラリーの位置にも気を配る。
そんな「接客の一挙手一投足」も、すべて学びの対象です。

プロのレストランでは、サービスのミスひとつで店全体の印象が変わってしまいます。
だからこそ辻調では、実習室そのものをレストランとして設計し、店舗運営と同じ流れを体験できる環境を整えています。
番組のカメラは、料理が運ばれていく前後の“目に見えない準備”にも寄り添います。

同級生の辛口チェックが生む、妥協なしの「評価と成長」のサイクル

この教室で、もっともピリッとした瞬間が訪れるのは、「評価」の時間です。

高級レストラン風のコースを体験するのは、同じ学校に通う学生たち。
つまり、料理を作る側も、サービスを受ける側も、全員がプロを目指す仲間です。

番組の紹介によると、生徒同士によるコメントは「そんたく抜きの辛口」。
味、見た目、温度、タイミング、接客の言葉づかいまで、同級生の厳しい目が光ります。

もちろん、これはただのダメ出し大会ではありません。
プロの世界に出れば、料理もサービスも、常にお客様から評価されます。
その前に、仲間同士で真剣にフィードバックを交わすことで、「失敗してもまだやり直せる場所」で経験を積んでいるのです。

この「妥協しない評価」と「次につなげる改善」のサイクルこそ、辻調理師専門学校 が一流の料理人を多く輩出してきた理由のひとつだと感じられます。

食材の舞台裏を預かる「教材部」とは?見えないプロの仕事

番組の後半では、料理の土台となる「食材」の裏側にもカメラが入ります。

実習で使う食材を一手に担う部署が、学校内の 教材部
ここでは、仕入れる量はもちろん、品質や使い道まで考えながら、日々大量の食材を選び、管理しています。

専門学校という場では、毎日のように多くの学生が包丁を握り、鍋を振り、オーブンを使います。
そのたびに必要になる食材は、一般の家庭の比ではありません。
しかも「安ければよい」というわけではなく、「学びに適した状態かどうか」が問われます。

例えば、魚なら鮮度、肉なら脂の入り方やカットの仕方、野菜なら季節や大きさ。
そうした条件を一つひとつ見極めながら、授業で求められるレベルにふさわしい食材を揃えるのが 教材部 の仕事です。

生クリームとイチゴの選び分けに宿るプロの目線

番組紹介にある印象的な一文が、「乳脂肪分の異なる生クリームや、大きさの異なるイチゴなど、用途別に細かい配慮が行き届き」という部分です。

たとえば生クリームは、乳脂肪分の割合によって、口当たりやコク、泡立ちのスピードが変わります。
デザートのホイップに使うのか、ソースとして使うのか、ムースやババロアの土台にするのかで、適した数値が違います。

イチゴも同じです。
大きめのものはショートケーキの飾りやタルトのトッピングに映えますが、小ぶりのものはソースやコンポートにしやすく、カットしたときの形も揃えやすくなります。

辻調理師専門学校教材部 は、こうした「どう使うか」という目的から逆算して、生クリームの乳脂肪分やイチゴの大きさを選び分けています。
学生たちは、ただ渡された食材を使うだけでなく、「なぜこの食材なのか」を考えることで、プロの目線に近づいていきます。


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