キャロットとチーズのサンドイッチ&キャロットケーキの作り方|2025年3月18日放送
2025年3月18日のNHK「きょうの料理」では、料理研究家の若山曜子さんが、にんじんを使った「キャロットとチーズのサンドイッチ」と「キャロットケーキ」の2品を紹介しました。にんじんの甘みや食感を生かしながら、スパイスやチーズを組み合わせることで、おやつにも軽食にもぴったりな仕上がりに。どちらも作り方がシンプルで、初心者でも挑戦しやすいのが魅力です。手軽に作れるのに見た目もおしゃれで、ティータイムやちょっとしたプレゼントにも喜ばれるレシピとなっています。
キャロットとチーズのサンドイッチ
「キャロットとチーズのサンドイッチ」は、お惣菜でおなじみのキャロットラペをアレンジし、甘みとコクを加えたおしゃれなサンドイッチです。にんじんのシャキシャキとした食感に、レーズンの甘さとクリームチーズのなめらかさ、さらにマーマレードの爽やかさが加わり、絶妙なバランスの味わいに仕上がります。特に紅茶との相性がよく、朝食や軽食、おもてなしにもぴったりです。
キャロットとチーズのサンドイッチのポイント
- にんじんは塩もみすることで、ほどよくしんなりし、味がなじみやすくなる。
- レーズンを加えることで、甘みと食感にアクセントが生まれる。
- クリームチーズは電子レンジで少し温めると、なめらかに塗りやすくなる。
- マーマレードの酸味と甘さが、全体の味を引き締める。
- パンを冷蔵庫で寝かせることで、味がなじみ、カットしやすくなる。
材料(2人分)
にんじん(小)…1/2本(正味50g)
レーズン…20g
塩…2つまみ
【A】
オリーブ油…小さじ1/2
レモン汁…少々
食パン(8枚切り)…2枚
クリームチーズ…50g
マーマレード…小さじ2
作り方
- にんじんはスライサーでせん切りにし、ボウルに入れて塩をまぶして2~3分間おく。
- 水分が出てしんなりするので、しっかり絞って水気を切る。
- A(オリーブ油とレモン汁)を加えて和える。
- ここでしっかり混ぜることで、にんじんにほどよい風味がつく。
- レーズンを加えてさらに混ぜる。
- レーズンの甘みが加わることで、よりおやつ感が増す。
- クリームチーズは耐熱ボウルに入れ、ラップをふんわりとかけて600Wの電子レンジで15秒ほど加熱し、やわらかくする。
- 固いままだとパンに塗りにくいので、少し温めるのがポイント。
- 食パンの片面にクリームチーズを半量ずつ塗る。
- クリームチーズがしっかり塗られていると、味がまとまりやすい。
- 片方のパンにマーマレードを塗り、もう1枚にはキャロットラペをのせてはさむ。
- ここでしっかりなじませると、食べたときにバランスの取れた味わいに。
- ラップで包み、冷蔵庫で10~15分ほど休ませる。
- 落ち着かせることで、味がなじみ、切りやすくなる。
- パンの耳を切り落とし、4等分にカットする。
- 見た目を美しく仕上げるため、切るときは包丁をしっかり温めておくとよい。
にんじんの酸味と甘み、クリームチーズのコクが絶妙に絡み合い、後味がさっぱりとしたサンドイッチに仕上がります。食べやすくカットすれば、おしゃれなフィンガーフードとしても楽しめます。
美味しく作るためのコツ
- にんじんの水分をしっかり絞ることで、サンドイッチがべちゃべちゃにならない。
- レーズンを事前にぬるま湯で戻しておくと、よりしっとりとした甘みが楽しめる。
- パンを少しトーストすると、食感が軽くなり、具材とのなじみが良くなる。
- 冷蔵庫で寝かせることで、クリームチーズが固まり、カットしやすくなる。
- 包丁を温めてから切ると、断面がきれいに仕上がる。
にんじんの自然な甘みと爽やかなレモンの酸味、クリームチーズのコクが一体となったサンドイッチ。簡単に作れるのに見た目もおしゃれで、朝食やおもてなしにもぴったりな一品です。
キャロットケーキ
キャロットケーキは、にんじんの水分を調整しながらしっとりと焼き上げる、香り豊かな焼き菓子です。スパイスを効かせた生地は風味が深く、フロスティングのクリームチーズが甘さとコクをプラスします。初心者でも失敗しにくく、マフィン型で作ることで、ちょうどよいサイズ感に仕上がるのもポイントです。
キャロットケーキのポイント
- にんじんを細かくすることで、生地がしっとりする。
- スパイスを加えることで、味に奥行きを出す。
- 焼き上がった後にしっかり冷ますと、フロスティングがきれいにのる。
- くるみやレーズンを加えることで、食感のアクセントが楽しめる。
- フロスティングを塗ることで、見た目も華やかになり、贈り物にもぴったり。
材料(マフィン型6コ分)
にんじん(小)…1本(正味100g)
卵…1コ
きび糖…50g
ごま油(白)または米油…大さじ4
【A】
薄力粉…80g
ベーキングパウダー…小さじ1/2
重曹…小さじ1/4
シナモンパウダー…小さじ1
カルダモンパウダー…小さじ1/4
しょうが(すりおろし)…小さじ1
くるみ(無塩・ロースト・粗刻み)…30g
レーズン…20g
フロスティング
クリームチーズ…75g
バター(無塩)…45g
粉砂糖…大さじ3
作り方
- にんじんはチーズおろし器で粗くせん切りにする。
- 細かくすることで生地に均一になじみ、しっとり感が増す。
- 卵ときび糖をボウルに入れ、泡立て器でよく混ぜる。
- きび糖が溶け、卵がふんわりするまでしっかり混ぜると、焼き上がりが軽やかになる。
- ごま油を加えて、もったりするまで混ぜる。
- 油をしっかり混ぜ込むことで、生地のしっとり感がアップする。
- 【A】を合わせてふるい入れ、ゴムベラでサックリ混ぜる。
- 混ぜすぎると生地が固くなるため、粉っぽさが少し残る程度でOK。
- にんじん、しょうが、くるみ、レーズンを加え、さらに混ぜる。
- 具材を最後に加えることで、均一に広がり、食感が楽しくなる。
- マフィン型に均等に入れ、180℃のオーブンで15~20分焼く。
- 型の8分目まで入れると、焼き上がりがちょうどよいサイズに。
- 焼き上がったら、粗熱を取って型から外し、完全に冷ます。
- すぐにフロスティングを塗ると溶けてしまうため、しっかり冷ますのが重要。
- クリームチーズ、バター、粉砂糖を混ぜ、なめらかになるまで練る。
- 粉砂糖がしっかりなじみ、ツヤが出るまで混ぜると、なめらかな口当たりになる。
- 冷めたキャロットケーキにフロスティングをのせ、仕上げにシナモンパウダーをふる。
- スプーンやナイフでふんわりとのせると、手作り感のある仕上がりに。
美味しく作るためのコツ
- にんじんの水分をしっかり切ると、生地がべちゃっとならず、ふんわりと仕上がる。
- ベーキングパウダーと重曹を両方使うことで、しっかり膨らみ、ふわふわの食感になる。
- スパイスの量を調整することで、自分好みの風味にアレンジできる。
- フロスティングを塗る前に、一度冷蔵庫で冷やすと、クリームがなじみやすい。
- 焼きたてよりも、翌日のほうが味がなじんで美味しくなる。
しっとりとした食感とスパイスの香りが広がる、満足感のあるキャロットケーキ。紅茶やコーヒーと合わせれば、至福のティータイムを楽しめます。一つずつラッピングすれば、手土産やプレゼントにもぴったり。シンプルな材料で作れるので、ぜひ試してみてください。
まとめ
今回の「きょうの料理」では、にんじんをたっぷり使ったキャロットケーキとにんじんサンドイッチが紹介されました。スパイスとナッツの香ばしさが広がるキャロットケーキは、しっとりとした食感でティータイムにぴったり。さらに、キャロットケーキの材料を活かしたサンドイッチは、手軽に作れておやつや朝食にもおすすめです。春のひとときを、手作りスイーツで楽しんでみてください。
コメント