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NHK【インタビュー ここから】菊池雄星の“原点”に迫る 岩手自主トレと平均以下の少年時代が大リーガーを育てた理由|2026年2月11日★

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インタビュー ここから 大リーガー菊池雄星の歩み

このページでは『インタビュー ここから(2026年2月11日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
番組では、菊池雄星が野球を始めたきっかけから、甲子園、プロ・メジャー挑戦、そして今、子どもたちに何を伝えようとしているのかまで、自分の言葉でじっくり語っていました。

岩手という一地方から世界へ羽ばたいた左腕の人生は、「最初からスターだった人」の物語ではありません。むしろ、平均的な体力テストの成績からスタートし、何度も壁にぶつかりながら、自分の頭で考えて乗り越えてきた“努力型”のストーリーでした。

菊池雄星の原点:岩手で育った「普通の野球少年」時代

番組の前半では、菊池雄星の少年時代が語られました。出身は東北・岩手県の県都、岩手県盛岡市。雪の多い厳しい冬と、緑豊かな夏がはっきりしている地域で、野球以外にもいくつかの習い事を掛け持ちしていたそうです。

その中の一つが少年野球チーム。最初からチームのスター選手というわけではなく、体力テストも「平均より下くらい」と自己分析する、どこにでもいるような野球少年でした。

それでも菊池雄星には、「どうしたらもっと上手くなれるか」を自分で考えるクセが早くから身についていました。監督やコーチに言われたことをただこなすのではなく、自分なりに工夫して練習メニューを組み立てていくタイプ。
この「自分の頭で考えるスタイル」が、後の大きなスランプを乗り越える力になります。

番組中でも触れられていたキーワードが、同じ岩手出身の大谷翔平佐々木朗希の存在です。3人とも岩手県出身で、菊池は盛岡市、大谷は岩手県奥州市、佐々木は岩手県陸前高田市出身と言われています。
人口がそれほど多くない岩手からこれだけの投手が出ていること自体が、番組の背景にある大きな物語でもあります。

花巻東高校と甲子園でつかんだ「諦めない心」

中学時代、菊池雄星はチームのエースナンバーをつけるようになり、東北選抜にも選ばれるまでに成長します。番組では「地域でちょっと名前が知られる投手」から、「全国に知られる投手」へと変わるきっかけが語られました。

高校進学先は、岩手県花巻市にある花巻東高等学校。ここは後輩に大谷翔平もいる、“岩手から世界へ”を体現する野球強豪校です。

1年生夏、菊池雄星は最速145kmの「1年生左腕」として甲子園のマウンドに立ち、一気に全国区の存在になります。
しかし、その後すぐに試練が訪れます。フォームを崩した影響などから球速が10km以上落ち、2年生の時には甲子園出場を逃してしまうのです。番組の中でも、この頃を振り返りながら、かなり苦しかった心境を静かに語っていました。

ここで菊池雄星が選んだのは、「とにかく考える」こと。ピッチングやトレーニングに関する本を読みあさり、自分の投球フォームを一から見直していきます。さらに、偉人やスポーツ選手の伝記を読み、どんなすごい人でも逆境を経験していることを知ったと話していました。

こうした試行錯誤の結果、3年春のセンバツで花巻東は岩手県勢初の準優勝、夏の甲子園でもベスト4という快進撃を見せます。
この3年間を通して菊池雄星が学んだのが、「諦めない」「勝つまでやめない」という姿勢。これは番組タイトルにも通じる“ここから”というメッセージそのものです。

プロ入りからメジャー挑戦へ:スランプと成長の軌跡

高校卒業後、菊池雄星はドラフト1位で埼玉西武ライオンズに入団します。
プロの世界では、すぐにエース級…とはいかず、時間をかけて一軍のローテーション投手に育っていきました。2017年には16勝・防御率1点台でタイトルも獲得し、日本を代表する左腕へと成長します。

その後、菊池雄星は海を渡り、MLBに挑戦。シアトル・マリナーズ、トロント・ブルージェイズ、ヒューストン・アストロズを経て、現在はロサンゼルス・エンゼルスに所属しています。

メジャー1年目は、圧倒的な打者のパワーに苦しみ、被本塁打が多くなるなど苦しいシーズンもありました。
それでもフォームや球種配分を見直し、ブルペン転向を経て再び先発として復活。2023年にはキャリアハイともいえる成績を残し、その後も先発ローテーションを守り続けています。

番組では、こうしたアップダウンの激しいキャリアを振り返りながら、「結果が出ない時こそ、自分と向き合い、どう変わるかを考える」と語っていました。これは高校時代のスランプ克服の経験が、そのままプロ・メジャーの世界でも生きていることを示しています。

また、同じ岩手出身で後輩でもある大谷翔平との関係や、同郷のスターたちと切磋琢磨してきたことにも触れ、岩手という地域が持つ「コツコツ努力する文化」への感謝もにじんでいました。

「練習はきっかけ探し」独自のトレーニング哲学

今回の「インタビュー ここから」で特に印象的だったのが、菊池雄星の練習に対する考え方です。SNSでも、「練習は“きっかけをつかむため”」という言葉が話題になりました。

番組の中で彼は、ただ量をこなす練習ではなく、「今日はこれを試してみよう」というテーマを持って練習に入ることが多いと語ります。投球フォームの細かな角度、体の使い方、メンタルの整え方…。そのどれもが「自分に合う感覚を見つけるための実験」のようなものだと説明していました。

これは、最近の野球界で広がっているデータ分析やトレーニング科学ともリンクする考え方です。実際、菊池雄星はトレーニング施設やデータ機器を積極的に活用しつつも、「最後は自分自身の感覚が一番大事」とバランスを取っています。

さらに、彼は故郷・岩手に全天候型の複合野球施設「K.O.H.(King of the Hill)」を作り、プロ選手や次世代の若手が学べる場を用意しました。
番組で紹介された子ども向け野球教室でも、単にフォームを矯正するのではなく、「自分の体の使い方を言葉にしてみよう」といった声かけをしている様子が印象的でした。

ここにも、高校時代に本を読みながら自分で答えを探し続けた経験が色濃く出ています。菊池雄星にとって練習とは、「完璧なフォームを探す旅」ではなく、「新しいヒントを見つけるための場」なのだと感じさせる内容でした。

故郷・岩手への思いと、次世代の子どもたちへのメッセージ

終盤では、故郷・岩手への強い思いが語られました。菊池雄星にとって、岩手は「自分を見つめ直せる場所」。メジャーで結果に追われる中で、花巻や盛岡に戻る時間が、自分の原点を確かめる機会になっているといいます。

地元では、菊池雄星や大谷翔平、佐々木朗希ゆかりの場所を巡る「聖地巡礼」のような観光ルートも生まれており、盛岡市の図書館前には菊池のデザインマンホールも設置されています。
投球フォームと本が描かれたそのデザインは、「投げる本の虫」として知られる彼の一面を象徴しています。

番組では、岩手の子どもたちに向けてこんなメッセージが込められていました。
「周りと比べて早く結果が出なくても大丈夫。菊池雄星自身も、エース番号を手にしたのは中学3年の最後、メジャーで勝てるようになるまでにも時間がかかりました。
それでも、諦めずに考え続ければ、“ここから”いくらでも変われる――。

岩手から世界へ羽ばたいた左腕の歩みは、野球少年だけでなく、勉強や仕事、何かに挑戦しているすべての人に向けた応援歌のようにも感じられるインタビューでした。

※本記事は2026年2月11日放送の内容をもとに構成していますが、一部、公開されている報道・資料を参考に一般的な情報を補足しています。実際の放送内容と細部が異なる場合があります。

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花巻東高校が重視する「目標を言語化する指導法」の背景を紹介します

しげゆき
しげゆき

花巻東高校では、選手が自分の目標をはっきり言葉にする習慣をとても大切にしています。この指導法は、東北の高校野球が力をつけてきた流れの中で育まれたものです。冬が長く、屋外で練習できない時間が多い地域では、走り込みや基礎力づくりと同じくらい、「自分がどう成長したいのか」を考える時間が選手の力になります。花巻東高校では、それを形にするために、生徒が毎日使う手帳に目標と行動を書き込む仕組みを取り入れています。実際に甲子園で活躍した選手たちも、この習慣を続けていたという記録が残っています。ここでは、その背景をさらに具体的に紹介します。

目標を言語化する習慣が生まれた学校全体の取り組み

花巻東高校では、生徒が自分の将来を言葉で整理できるように、学校全体で目標づくりの時間を設けています。学年の初めに大きな目標を決め、毎日の手帳に小さな行動を書き込む仕組みが続いています。この取り組みは、練習できる環境が限られる東北の地域で、少しでも選手の成長を支えるために考えられた方法です。屋外でボールを使う練習が少なくなる冬でも、選手が自分の課題を確認し、何を伸ばすべきかを言葉で整理することで、向かう方向がぶれません。こうした流れが、選手の心の強さにつながっています。

東北の高校野球が力をつけた地域性との関わり

東北の高校野球は、昔は全国大会で勝つことが難しい地域と言われていました。けれども近年は、甲子園で上位に進む学校が増えています。その理由の一つが、長い冬に合わせた練習方法の工夫です。雪が積もる時期はグラウンドが使えないため、室内の練習では基礎体力と考える力を育てる時間が増えます。選手が自分の動きを振り返る機会が多くなるので、課題に気づきやすくなります。花巻東高校の選手が大会で見せる落ち着いたプレーは、この積み重ねによって生まれています。

成長につながった記録の習慣と意識の変化

花巻東高校では、選手が毎日の練習の中で感じたことや、できたこと、直したいことを手帳に記録していきます。この手帳は成長の道しるべで、後から見返すことで自分の変化に気づけます。記録をもとに次の練習内容を考えられるので、練習に目的が生まれます。選手が自分で判断し、行動を変えていく力が育つため、技術の向上だけでなく、試合での判断力にもつながります。実際に花巻東出身の選手たちは、自分の言葉で目標をつかみ、行動に変える力を武器に全国の舞台で結果を残してきました。


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