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NHK【ダーウィンが来た!15min. 実はすごい!身近なアマガエル 意外な素顔】アマガエル生態と“吸盤のしくみ”で体長10倍ジャンプの秘密に迫る|2026年2月11日

ダーウィンが来た!
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身近なカエルの一年にひそむ力

田んぼで見かける小さな アマガエル には、季節ごとに劇的に変わる生き方があります。
春の活動、夏の成長、秋の準備、冬の冬眠。知れば知るほど、その小さな体に秘められたたくましさに気づかされます。

このページでは『ダーウィンが来た!15min.(2026年2月11日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。

「普通のカエル」じゃない!アマガエルの意外な正体

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番組の主人公は、日本の田んぼや公園、庭先などでよく見かける ニホンアマガエル です。
体長はたった2〜4センチほどの小さなカエルですが、田んぼのあぜ道を歩くとピョンと飛び出してくる、あの馴染みの姿ですね。

多くの人にとって、アマガエルは「どこにでもいる普通のカエル」。
ところが番組では、超スロー撮影の映像を使い、この“普通”というイメージをくつがえす瞬間を次々と見せていきます。

緑色の体は、周りの葉や草の色にとけ込むカモフラージュ。
実際、ニホンアマガエルは皮膚の中にある色素細胞を動かして体色を変えることができ、緑だけでなく、少し茶色がかった色になることもあります。
この「変身能力」が、田んぼや畑、森の中など、さまざまな環境で身を守るのに役立っていると考えられています。

さらに、田んぼでは害虫となる小さな虫をたくさん食べてくれる頼もしい存在。
農家の人たちからは、稲を守る“見えないサポーター”としても親しまれています。

体長10倍ジャンプと指一本ぶら下がりの超身体能力

番組の見どころは、なんといっても超スロー撮影でとらえた驚きのジャンプシーンです。

小さなアマガエルが、体長の10倍以上も軽々と飛び上がり、空中でふわりと姿勢を変えながら葉っぱへ着地する様子が、コマ送りのようにはっきり映し出されます。
普段の速い動きではよく分からない、足のけり出しや体のしなりまで見えるので、「こんなに全身を使っていたのか」と驚かされます。

さらにすごいのが、葉っぱや枝に“指一本”でぶら下がるシーン。
細い前足の先の吸盤をペタッと貼りつけ、自分の体重を軽々と支え、そのまま体を引き上げていきます。

この吸盤は、表面の粘液と細かいしわの組み合わせで、ガラスや葉っぱなどツルツルした場所にもピタッとくっつけるしくみだと考えられています。
だからアマガエルは、垂直の壁でも、斜めの葉っぱでも、おかまいなしに登ったり、着地したりできるのです。

人間に置きかえると、背の高さの10倍以上ジャンプして、ビルの壁に指一本でぶら下がるようなもの。
番組では、そんな想像をしたくなるほどの動きを、迫力ある映像で見せてくれます。

高速ハンティング!ベロ一撃で虫を仕留めるワケ

アマガエルのすごさは、跳んだり登ったりするだけではありません。
番組では、獲物をねらうハンティングの場面も、超スロー撮影でじっくり見せています。

葉っぱの上でじっと動かず、目の前を小さな虫が通りかかるのを待つアマガエル。
狙いをさだめた次の瞬間、口がパッと開き、細長い舌がビュッと飛び出します。
その速さは、まばたきよりも短い一瞬。虫は逃げる間もなく舌にくっつき、そのまま口の中へ運ばれてしまいます。

ニホンアマガエルの舌は、根元側が前についている「前付け舌」と呼ばれるしくみで、バネのように素早く前に飛び出せるのが特徴です。
しかも舌の表面はねばねばした粘液でおおわれているため、小さな虫ならぴったりとくっついて逃げられません。

田んぼや畑では、このハンティング能力で、ウンカなどお米を食べてしまう害虫をたくさん食べてくれます。
番組の映像を見ていると、「かわいい」だけでなく、「頼もしいハンター」という一面を強く感じられます。

田んぼとは別世界?“本来のすみか”で鍛えられたワザ

私たちはアマガエルと聞くと、田んぼのイメージを思い浮かべがちです。
でも番組が教えてくれたのは、アマガエルの 本来のすみか は、田んぼではなく「森の木の上」だということです。

もともとニホンアマガエルは、樹上で生活する「樹上性」のカエル。
枝から枝へ飛び移ったり、高い場所から低い枝に飛び降りたりと、立体的な世界を行き来するために、あの大ジャンプや吸盤が発達してきたと考えられます。

番組では、森の中で木の幹や葉の裏にじっとしているアマガエルの姿も映し出します。
田んぼとは違い、風でゆれる枝、でこぼこの樹皮、影の多い暗い環境など、かなり過酷な場所です。

そこで落ちずに暮らすには、
・長くしなやかな後ろ足で、狙った場所に正確にジャンプする力
・小さな吸盤で、でこぼこした表面にも密着する力
・まわりの色に合わせて体色を変え、敵から見つかりにくくする力
こうした“森仕様”の能力がどうしても必要になります。

その結果、田んぼや庭に出てきたときにも、私たちの想像以上の身体能力を見せるようになったのだと考えると、とても納得できます。
小さな体の中に、森で生き抜いてきた長い歴史がつまっているのだと感じさせてくれるパートです。

人工物もおまかせ!私たちの暮らしを利用するアマガエル

番組の後半では、アマガエルが人間の作ったものを上手に利用して暮らしている様子が紹介されます。

ガードレールの上や街路樹の枝、家の外壁のすき間、畑の支柱、ベランダの植木鉢…。
一見カエルとは無関係に見える場所にも、よく目を凝らすと小さなアマガエルがじっと潜んでいます。

特に夜になると、街灯や自動販売機の明かりのそばに集まってくることが多いです。
光に引き寄せられた虫を、絶好のチャンスとばかりにパクリと食べてしまうのです。

農家の庭の池や、学校や公園のビオトープなど、人が作った水辺をうまく利用している例も各地で報告されています。
田んぼが減っても、こうした人工的な水辺があることで、アマガエルたちの居場所が守られているケースもあるのです。

番組は、私たちの暮らしが アマガエル の生活と深くつながっていることを、やさしい映像で伝えてくれます。
家の周りを少し意識して見るだけで、コンクリートに囲まれた街の中にも、意外な“カエルの道”が見えてくるかもしれません。


番組を見終わるころには、「ただの田んぼのカエル」だった アマガエル が、森と街のあいだを軽やかに行き来する、小さなスーパーヒーローのように思えてきます。
次に田んぼや庭先で出会ったときは、そのジャンプや吸盤、体の色の変化など、一つひとつの動きをじっくり観察してみたくなるはずです。

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季節で変わるアマガエルの年間リズム

しげゆき
しげゆき

アマガエルは一年の中で行動が大きく変わります。季節ごとの環境に合わせて体の使い方や過ごし方を切り替えているためです。この流れを知ると、身近な小さなカエルがどれほど自然とつながって生きているのかがよく分かります。

春〜夏の活発な時期

春になると気温が上がり、アマガエルは一気に動きが増します。冬の間じっとしていた体を動かし始め、水辺に近づいてエサを探します。特に4月から初夏にかけては繁殖が中心になり、オスは水辺で体をふくらませて鳴き、メスは水中の草に卵を産みつけます。夏にはオタマジャクシが育ち、小さな子ガエルが葉の上に並ぶ姿を見ることができます。エサの虫が増えるため、アマガエルにとって一年で最も活動量が多い時期です。

秋の冬眠準備

秋になると気温が下がり、アマガエルは活動のペースをゆっくりと落としていきます。エサをしっかり食べて体力をつけながら、冬を越すための場所を探し始めます。落ち葉の下や土の中、石のすき間など、温度が急に下がりにくく、外敵から身を守れる場所を選びます。この時期は夏ほど姿を見る機会が減りますが、次の季節のための大切な準備期間になっています。

冬の冬眠

冬が本格的に始まると、アマガエルはほとんど姿を見せなくなります。体の動きを止め、エネルギーを少しだけ使いながら冬眠の状態で過ごします。気温が低いと昆虫も少なくなるため、この冬眠の仕組みがないと生きていくことが難しくなるのです。冬眠中は体温を外の気温に合わせて下げ、心臓の動きや呼吸もゆっくりになります。寒さが緩む春まで、身を守るようにじっと過ごしています。

季節ごとのこの変化を知ると、アマガエルがただ跳びはねるだけではなく、一年を通して自然と向き合いながら生きていることがよく分かります。


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