北海道・苫前町のあま〜い名物に迫る
このページでは『あさイチ(2026年2月24日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
北海道・苫前町から紹介されたかぼちゃだんごは、地元農家の上田ファームが手がける人気商品です。かぼちゃ本来の甘みを生かした味わいと、家庭で楽しめる多彩な食べ方が魅力です。自然豊かな土地で育った素材の背景や、評価を受けた理由まで追いかけます。
日本海に面した苫前町という舞台
北海道の西側、日本海に面した町が苫前町です。海と空がまっすぐに広がり、季節ごとに表情を変える風が吹き抜けます。町内には風力発電の風車が並び、自然の力を暮らしに生かす風景が日常に溶け込んでいます。広い空と海を背景にした景色は、この土地ならではのものです。
森林に囲まれ、農業と漁業が支え合うこの町では、地元で育てた作物を自ら加工し、地域の味として届ける取り組みが続いています。今回番組で紹介された「あま〜い かぼちゃだんご」も、その流れの中から生まれた一品です。土地で育ち、土地で仕上げられた味が、そのまま苫前町の風土を映しています。
上田ファームがつくるかぼちゃだんごの実力

番組で取り上げられたのは、苫前町の農家・上田ファームが手がけるかぼちゃだんごです。上田ファームは、自ら育てたかぼちゃを原料にし、加工から販売までを一貫して行っています。畑で育てるところから商品として届けるところまで、自分たちの手で完結させているのが強みです。
特徴は、じゃがいもなどを混ぜる製法が多い中で、かぼちゃだけで作ることにこだわっている点です。余計な素材を足さないからこそ、かぼちゃ本来の甘みや鮮やかな色がそのまま生きています。口に入れた瞬間に広がるやさしい甘さと、もっちりとした食感が印象的です。
さらにこの商品は、2020年度の「北のハイグレード食品」に選定されています。これは北海道が実施する制度で、専門家が味や品質、独自性などを総合的に評価し、優れた加工食品を認定するものです。地元の農産物を生かした商品が公的に評価されたことは、苫前町にとっても大きな誇りです。土地の味が、確かな形で認められた証といえます。
バリエーションと家庭での楽しみ方
かぼちゃだんごには、プレーンのほか、あんこ入り、チーズ入りといった種類があります。中身が変わるだけで表情ががらりと変わり、甘いおやつとして楽しめる日もあれば、軽いおかずとして食卓に並ぶ日もあります。同じ団子でも、食べる時間や合わせる料理によって印象が変わるのが魅力です。
家庭での調理方法も幅広く紹介されています。低温の油でじっくり揚げれば、外はさくっと中はもっちりとした食感になります。フライパンで焼いてバターしょうゆを絡めれば、香ばしい香りが立ちのぼり、ごはんにも合う味わいに変わります。シチューやスープに入れると、やわらかいニョッキのような口あたりになり、料理の主役として存在感を発揮します。
冷凍で販売されているため、食べたいときにすぐ調理できるのも大きな魅力です。特別な材料を用意しなくても、少しの手間を加えるだけで一皿がぐっと豊かになります。日常の食卓に、北海道の甘みと温もりをそのまま運んでくれる一品です。
かぼちゃの甘さを支える土地の力
苫前町のかぼちゃは、寒暖差のある気候の中で育ちます。昼と夜の温度差がある環境では、植物は自らを守るために糖をため込みやすいとされており、甘みが増す条件のひとつといわれています。だからこそ、「あま〜い」という言葉は大げさではなく、この土地の特徴をそのまま映した表現として自然に受け取れます。
町の公式情報でも特産品として紹介されていることから、かぼちゃだんごが地域を代表する味であることがわかります。畑で育てるところから加工、販売までを町の中で完結させる流れが、地域の食文化を支えています。
番組で紹介された一皿は、単なる郷土料理ではありません。日本海から吹く風、寒暖差のある気候、農家の手仕事、そして公的な評価制度での認定、さらに家庭での多彩な食べ方までが重なり合っています。ひとつの団子の中に、土地の背景と人の思いが詰まっています。
苫前町のかぼちゃだんごは、自然の力と作り手のこだわりがまっすぐに伝わる、北海道らしい一品です。食べることで、その土地の空気まで感じられるような味わいがあります。
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