フレンチの技でつくる野菜いっぱいカレー
このページでは『きょうの料理(2月23日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
今回のテーマは『おやじシェフのこれならできるでSHOW』。講師はフレンチの第一線で活躍してきた音羽和紀さんです。紹介されるのは『野菜いっぱいカレー』。フランス料理の基本を取り入れながらも、家庭でつくりやすい形に整えた一皿です。炒めたまねぎを味の土台にし、カレーソースと付け合わせ野菜を別々に仕上げるのが大きなポイント。さらに食後には『いちごのグラニテ』も登場します。プロの技を日常の食卓に落とし込む、その工夫が見えてくる回です。
フレンチシェフの野菜いっぱいカレーの材料
たまねぎ 2コ(500g)
鶏もも肉 1枚(350g)
しょうが 20g
にんにく 20g
バナナ 1/2本(30〜40g)
プレーンヨーグルト 50g
カレー粉 20g
バター 40g
スープ 340mL
付け合わせの野菜(にんじん・じゃがいも・たまねぎ・ブロッコリー・ミニトマト)
ご飯 適量
塩・サラダ油
カレーソースの作り方
1 たまねぎ・にんにく・しょうがをみじん切りにします。鶏肉は塩をふって一口大に切ります。
2 鍋にサラダ油を熱し、たまねぎを20分ほど炒めます。焦げそうなら水を少量加えます。
3 しょうが・にんにくを加えて10分炒め、鶏肉を入れて色が変わるまで加熱します。つぶしたバナナ、ヨーグルト、カレー粉、バターの順に加えて炒め合わせます。
4 スープを注ぎ、弱火で15分煮ます。辛みが落ち着いたら塩で味を調えます。
5 ご飯にかけ、付け合わせの野菜を添えて完成です。
付け合わせ野菜の作り方
1 にんじんは四つ割り、じゃがいもは半分、たまねぎはくし形に切ります。ブロッコリー・ミニトマトは洗います。
2 フライパンでバターを溶かし、にんじん・じゃがいも・たまねぎを入れ、塩をひとつまみ。
3 カレーで残ったスープに水を加えて蒸し煮し、約15分加熱します。
4 ブロッコリーとミニトマトを加えてさらに5分蒸し煮します。
いちごのグラニテ
カレーのあとの口をさっぱりさせてくれる、フランス料理ならではの冷たい一品です。
いちごのグラニテの材料
いちご 180g
シロップ(水・グラニュー糖 各30g)
白ワイン 20mL
レモン汁 5g
グラニテの作り方
1 水とグラニュー糖でシロップを作り、冷蔵庫で冷やします。
2 いちごをつぶし、ボウルにシロップ・白ワイン・レモン汁と合わせます。
3 バットに流し、2〜3時間冷凍します。
4 固まったらスプーンでくだいて盛りつけます。
シェフの技が光るポイント
フレンチのカレーは、ソースと野菜を分けて作るため、野菜の色・食感・香りがきれいに残るのが大きな魅力です。カレー粉の扱い方や、バナナやヨーグルトを入れる理由など、家庭では見落としがちな丁寧さがしっかり活きています。
一方、いちごのグラニテは、フレンチの伝統的な“口直し”の考え方がそのまま感じられる一品で、カレーのあとに食べると香りの切り替えが心地よく、料理全体の流れがきれいにまとまります。
フレンチの道を歩み続ける料理人
ここで少し、今回講師を務める音羽和紀さんについて、筆者から補足として紹介します。番組では家庭で作れるカレーを教えてくださいますが、その背景には長年のフレンチの経験があります。どんな道を歩み、どんな思いで料理を続けてこられたのかを知ると、今回の『野菜いっぱいカレー』もより深く伝わってきます。
ヨーロッパで磨いた確かな技
音羽和紀さんは大学卒業後、1970年にヨーロッパへ渡り、ドイツやスイス、そしてフランスで修業を重ねました。フランスでは名だたる料理人のもとで学び、日本人として初めて師事した経験もあります。異国の厨房で基本から技を身につけ、本場のフランス料理の考え方を体に刻みました。その経験が、素材を大切にする姿勢や、丁寧なソースづくりにつながっています。
宇都宮で築いたレストランの歩み
帰国後の1981年、栃木県宇都宮市にレストランを開業されました。その後も地元に根ざし、栃木の野菜や食材を取り入れた料理を発信し続けています。現在は「オトワレストラン」のオーナーシェフとして知られ、地域の食文化を高める存在です。地方都市から世界水準のフレンチを届ける姿勢は、多くの料理人や若い世代にも影響を与えています。
数々の受賞と評価
音羽和紀さんは農林水産省の「料理マスターズ」でブロンズ賞、シルバー賞、そしてゴールド賞を受賞しています。また、厚生労働省の卓越した技能者、いわゆる「現代の名工」に選ばれ、さらに黄綬褒章も受章されています。これらは長年の功績と技術が認められた証です。積み重ねてきた経験と評価が、今回の『野菜いっぱいカレー』にも生きています。
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