日村勇紀が送迎!全国大会へ向かう中学女子ラグビー大阪代表
NHKの人気番組ひむバス!では、バナナマンの日村勇紀さんが送迎バスを運転し、夢を追う人々を目的地まで送り届けます。今回の依頼人は、中学女子ラグビー大阪府代表チーム。
彼女たちが目指すのは、日本一を決める大会 第31回全国ジュニア・ラグビーフットボール大会です。
この大会は、日本ラグビー協会が主催する中学生年代の全国大会で、全国の代表チームが集まり実力を競う大舞台です。会場は東京・江戸川区のスピアーズえどりくフィールド(江戸川区陸上競技場)で、夢の島競技場とともに大会の主会場として使用されています。
品川駅前から出発したひむバスには、選手たちとヘッドコーチの坪井さんが乗車。
大会まで残り数時間という緊張感の中で、日村さんは選手たちと会話をしながら会場へ向かいます。
車内では、フォワードの為房さくら選手が日村さんにタックル体験をさせる場面も。
身長175cmの日村さんでも思わず驚くほどの迫力で、中学生とは思えないラグビーの強さを感じさせました。
大阪府代表はこれまで大会で2連覇している強豪チーム。
3年生にとっては中学最後の大会であり、「全国制覇3連覇」という大きな目標を胸に東京へやってきたのです。
ラグビーを始めたきっかけとチームの絆
バスの移動中、選手たちはそれぞれのラグビーを始めたきっかけを語りました。
多くの選手が影響を受けたと話していたのが、2019年ラグビーワールドカップ日本大会です。
日本代表がベスト8に進出した大会は、国内のラグビー人気を一気に高め、多くの子どもたちが競技を始めるきっかけになりました。
選手たちの話を聞くと、
・兄がラグビーをしていた
・家族に勧められた
・ワールドカップを見て憧れた
など、さまざまな理由がありました。
キャプテンの坪井亜子選手は、父親がコーチだったことがきっかけでラグビーを始めたと語ります。
しかし父の坪井章さんは「本当は危ないスポーツなのでやらせたくなかった」と正直な気持ちを明かしました。
それでも娘が本気でラグビーに取り組む姿を見て、今では全力で支えているといいます。
チームの関係について選手たちは
・家族よりも長く一緒にいる
・本音を言い合える
・苦しい練習も一緒に乗り越えてきた
と語りました。
ラグビーは個人競技ではなくチームスポーツです。
試合では1人の力ではなく、全員の信頼関係が勝敗を左右します。
その意味で、このチームの結束はとても強いものになっていました。
副キャプテンが作ったお守りと試合前のルーティンソング
この大会には、チームの副キャプテンが出場できませんでした。
理由はケガです。
それでも彼女は「チームのためにできること」を考えました。
そして選んだのが、全員分のお守りを手作りすることでした。
小さな袋の中には、チームの勝利を願う思いが込められています。
仲間たちはそのお守りを受け取り、試合前にポケットに入れてグラウンドへ向かいました。
また、このチームにはもう一つの伝統があります。
それが試合前のチームソングです。
メンバーのみのりさんが作った歌を、円陣を組んで全員で歌います。
声を合わせることで、緊張していた選手たちの表情が次第に明るくなっていきます。
スポーツの世界では、試合前のルーティンは集中力を高める重要な行動とされています。
このチームにとって、歌う時間は単なる儀式ではなく
「仲間と心をひとつにする瞬間」
だったのです。
保護者の応援とジャージを親から手渡すチームの伝統
ひむバスは、試合会場へ向かう保護者たちの送迎も行いました。
バスに乗った保護者の手には、手作りの応援うちわ。
子どもたちの名前や応援メッセージが書かれています。
保護者の一人、坪井貴代さんは、夫と子ども2人の合計3人がラグビーをしている家庭。
激しいスポーツで心配ではないかと聞かれると、
「もちろん心配はあるけれど、子どもが好きなことを応援したい」
と語っていました。
また、副キャプテンのお守りを作った橋本沙那選手の母、橋本希望さんも登場。
ケガをした直後、娘は泣いていたそうですが、それでもチームのために行動する姿に誇りを感じていると話しました。
そして会場では、このチーム独特の文化が行われます。
それは
試合用ジャージを親から子どもに手渡す儀式
です。
この伝統は、家族の支えがあってラグビーができるという感謝を忘れないためのもの。
ジャージを受け取った瞬間、選手の目は一気に真剣な表情へ変わります。
去年の雪辱へ挑む神奈川代表戦の激闘
試合の相手は神奈川県代表。
大阪府代表にとっては、前年に敗れた因縁の相手でした。
試合開始直後、大阪府代表は勢いよく攻め込み、先制トライを奪います。
ラグビーではトライが5点、ゴールキックが2点の得点です。
しかし神奈川代表もすぐに反撃。
前半のうちに得点を重ね、試合の主導権を握ります。
後半、大阪府代表も粘りを見せます。
キャプテンの坪井亜子選手を中心に攻撃を仕掛け、点差を縮めました。
しかし試合は
大阪府代表 12 − 17 神奈川県代表
で終了。
最後まで激しい攻防が続いた接戦でした。
全国制覇はならず…それでも残った中学女子ラグビーの青春
試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、選手たちはその場に崩れ落ちました。
夢だった全国制覇3連覇は叶いませんでした。
しかし、彼女たちの戦いは決して無駄ではありませんでした。
大会には関東・関西・九州などの代表チームが出場し、非常にレベルの高い試合が繰り広げられました。
試合後、選手たちは保護者や仲間に向かって感謝の言葉を伝えます。
中学3年生にとって、この大会は最後の公式試合。
ここでチームとしての歴史は一区切りになります。
ラグビーには有名な言葉があります。
「One for all, All for one」
1人はみんなのために
みんなは1人のために
副キャプテンのお守り、
親から手渡されたジャージ、
試合前のチームソング。
それらすべてが、この言葉を体現する出来事でした。
全国制覇は逃しましたが、
彼女たちが得たものはそれ以上に大きな
中学女子ラグビーの青春
だったのです。
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