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石川 山口 健康寿命 比較でわかる2位の理由とは?健康寿命ランキング 理由と長寿県 日本の共通点

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石川県と山口県に学ぶ健康長寿のヒント

なぜ石川県と山口県は健康寿命で上位に入ったのでしょうか。発酵食や通いの場など、一見ちがう特徴を持ちながらも、どちらも「続けやすい暮らし」が共通しています。
『林修の今知りたいでしょ!(47都道府県 健康長寿ベスト10)(2026年4月9日放送)』でも取り上げられ注目されています 。

この記事では、食文化と人とのつながりという2つの視点から、長寿県の本当の理由をわかりやすく解説します。

・石川県と山口県が上位に入った理由
・発酵食と通いの場が健康に与える影響
・地域ぐるみの活動が長寿につながる仕組み
・今日から取り入れられる健康習慣

47都道府県 健康長寿ベスト10から見えた健康寿命ランキングの差はなぜ生まれる?長寿県 共通点 日本と伊仙町 長寿 理由で解説

男性2位 石川県 女性2位 山口県が上位に入った理由

健康寿命のランキングで、男性2位が石川県、女性2位が山口県だったことは、とても意味があります。令和4年の都道府県別の数値では、石川県の男性は73.18年、山口県の女性は76.43年で、どちらも全国トップクラスでした。1位ではないのに強く注目されたのは、「この県だけが特別」ではなく、まねしやすい長寿のヒントがたくさん見えるからです。静岡のように男女そろって1位の県はたしかに目立ちますが、2位の県には、別のやり方で上位に入った理由があります。

石川県と山口県は、一見するとかなりちがう県に見えます。石川県は発酵食文化が深く、山口県は通いの場のような地域の集まりを広げる動きが目立ちます。でも、根っこは同じです。どちらも「体にいいことをがんばってやる県」ではなく、暮らしの中に健康を作る仕組みがある県なのです。これはとても大きな違いです。健康法は続かないと意味がありませんが、文化や地域活動は生活の中にあるので続きやすいからです。

ここが、このテーマが注目された理由でもあります。たとえば『林修の今知りたいでしょ! 47都道府県 健康長寿ベスト10』のような形で取り上げられると、つい「どの食べ物がすごいのか」「どの運動が効くのか」に目が向きます。けれど本当に大事なのは、その県の人がどう暮らしているかです。石川は食の知恵、山口はつながりの知恵が強く、それぞれ別の道から健康長寿に近づいています。

また、2位という順位には比較の面白さもあります。1位の静岡は緑茶や温暖な気候、海の幸、地域の暮らしが重なった“総合力”が見えますが、石川と山口はそれぞれ食文化型地域参加型という特徴がよりはっきり見えます。だから読者にとっては、「自分の生活に取り入れるなら何が参考になるか」が考えやすいのです。

石川県の発酵食文化が健康寿命を支える仕組み

石川県でまず目を引くのが、発酵食の豊かさです。石川には、かぶら寿司なれずしいしるこんか漬けふぐの子ぬか漬けなど、ほかの地域ではなかなか見られない発酵食品がたくさんあります。県の資料でも、これらは石川の伝統水産発酵食品として整理されていて、魚と塩、麹、ぬかなどを組み合わせた独特の食文化が受け継がれてきました。

なぜ石川で発酵食が育ったのかというと、背景には北前船の交流能登の塩白山の伏流水、そして北陸の湿度と冬の気温があります。つまり、偶然流行ったのではなく、地形や気候、物流の歴史が合わさって、発酵に向いた土地になっていたのです。ここがとても大事です。健康長寿の話は、食材の栄養だけでなく、その土地で自然に続いてきた食べ方まで見ないと本当の意味が見えてきません。

発酵食が健康長寿と結びつきやすい理由は、単純に「発酵しているから体にいい」というだけではありません。石川の発酵食は、魚介を無駄なく使い、保存しやすくし、季節をまたいで食べるための知恵でもありました。つまり、栄養を確保する知恵であり、地域の食卓を支える仕組みでもあったのです。こうした文化がある地域では、特別な健康食を探さなくても、昔からの食卓の中に体を支える要素が入りやすくなります。

もちろん、ここで誤解してはいけないのは、発酵食だけで健康寿命が決まるわけではないことです。発酵食品の中には塩分が高いものもあります。だから大事なのは、「何か1つの食品が最強」という考えではなく、地域の食文化が暮らし全体の質を支えているという見方です。石川県の場合は、良い水、保存の知恵、魚を食べる文化、季節に合わせた食事がまとまっていて、その総合力が上位の土台になっていると考えるほうが自然です。

山口県の通いの場が生きがいと健康を生む理由

山口県の強さを考えるとき、いちばん大きなキーワードは通いの場です。山口県は、住民が主体となって集まる場を増やし、そこでやまぐち元気アップ体操などを行う取り組みを進めています。県の方針でも、市町による通いの場の立ち上げ、育成、拡大を推進すると明記されています。これはただの高齢者イベントではなく、健康づくりの土台です。

なぜ通いの場がそんなに大切なのかというと、人は年を重ねるほど、病気だけでなく孤立閉じこもりで元気を失いやすいからです。家から出る理由がなくなると、歩かなくなり、会話が減り、気持ちも沈みやすくなります。通いの場は、その流れを止める役目を持っています。体操をすることはもちろん大事ですが、それ以上に「行く場所がある」「会う人がいる」「自分の席がある」ということが大きいのです。

研究でも、社会参加は身体面、心理面、認知機能の維持に役立ち、フレイルの進行を抑えることが報告されています。さらに通いの場は、要介護認定率の抑制や認知症リスクの低下、心身機能の維持・改善につながる可能性があると整理されています。つまり山口県の2位は、ただ地域で仲良くしているからではなく、人とのつながりそのものが健康資源になっていることを示しているのです。

山口県の良さは、こうした取り組みが「意識の高い一部の人」だけのものではなく、地域の仕組みとして広げられているところです。行政が方向を示し、住民主体の活動を支え、体操や口腔体操のような介護予防も組み合わせているので、健康づくりが生活に入りやすいのです。がんばる健康法より、通い続けられる場があること。これが山口県の大きな強みです。

なぜ地域ぐるみの活動が長寿につながるのか

健康というと、つい食べ物や運動だけを思い浮かべがちです。でも本当は、地域ぐるみの活動もとても大切です。理由はシンプルで、地域で人がつながると、健康に良い行動が1つではなく何個も同時に起こるからです。たとえば通いの場に行けば、家を出て歩き、人と話し、笑い、体操もするかもしれません。たった1回の参加で、体にも心にも良いことが重なります。

これは、1人で「今日から健康のためにがんばろう」と思うよりずっと強い仕組みです。自分だけで続ける運動は、雨の日や気分が乗らない日にやめてしまいやすいですが、約束がある集まりや近所の活動は続けやすいです。つまり地域活動は、健康行動を続ける仕組みになっています。健康長寿で大事なのは、正しいことを1回やるより、無理なく長く続けることです。

もう1つ大きいのは、地域活動が役割を生むことです。会場の準備をする人、お茶を出す人、声をかける人、片づける人。どんな小さな役割でも、「自分が必要とされている」と感じることは、元気を支える力になります。高齢になるほど、この感覚はとても大切です。健康は体力だけでなく、生きがいとも深くつながっているからです。

だから、石川の発酵食も、山口の通いの場も、どちらも地域ぐるみという点で同じです。片方は食卓から、もう片方は集まりから健康を支えています。ちがうようでいて、どちらも「1人でがんばらなくていい仕組み」を持っているのです。これが長寿県の強さです。

上位県に共通する「人とのつながり」と習慣

石川県と山口県を見ていると、上位県に共通するのは人とのつながりだとよくわかります。石川では発酵食が家庭や地域の食文化として受け継がれ、山口では通いの場が人をつないでいます。形はちがっても、どちらも「人と関わる機会が暮らしの中にある」という点で同じです。これが健康寿命を考えるときの大きなヒントです。

つながりがあると、次のようなことが起きやすくなります。
・外に出るきっかけができる
・食事が単調になりにくい
・会話で気持ちが軽くなる
・困ったときに助けを求めやすい
・笑う回数が増える

この中で特に見逃せないのが、笑うこと相談できることです。高齢期は、体力の低下だけでなく、不安や孤独も健康を左右します。だから、人とのつながりは「楽しいから大事」なのではなく、心と体の両方を守るから大事なのです。

また、上位県は「健康にいいことを知っている県」というより、健康にいいことが自然にできる県だとも言えます。石川の人は特別な健康法として発酵食を食べているわけではなく、ふつうの食卓に発酵文化があります。山口の人も、特別なトレーニングとしてではなく、地域の通いの場で体を動かしています。この“自然にできる”ことが、ランキングの強さにつながっています。

1位との違いから見える本当の健康長寿の条件

では、1位の静岡県と比べると、石川県や山口県の2位にはどんな特徴があるのでしょうか。大きく言うと、静岡はお茶・海の幸・温暖な気候・地域活動がまとまった総合型です。一方で石川県は発酵食文化の強さ、山口県は通いの場の広がりというように、強みが少し見えやすい県です。だから2位の県を見ると、健康長寿の条件がよりわかりやすく整理できます。

ここから見えてくる本当の条件は、特別な秘訣ではありません。大切なのは、
食べること
動くこと
つながること
この3つが、日常の中で無理なく回っていることです。石川は「食べること」の質が高く、山口は「つながること」の仕組みが強い。静岡はその両方に加えて、地域の暮らし全体のまとまりが強い。つまり順位の差はあっても、根本は同じなのです。

だから読者にとって大事なのは、「石川みたいな発酵食を全部食べなきゃ」「山口みたいな活動を完璧に始めなきゃ」と考えることではありません。
まずは、
・食卓に昔ながらの発酵食品を1つ足してみる
・週1回でも地域の集まりや体操に顔を出してみる
・1人でがんばらず、人と続けられる形を作る

このように、小さく取り入れるだけでも十分意味があります。健康長寿県が教えてくれるのは、完璧な生活ではなく、続けられる暮らしこそがいちばん強いということです。

石川県と山口県が男女2位に入った背景には、その県らしい文化がありました。石川は発酵という知恵、山口は通いの場というつながり。そのちがいを知るほど、健康長寿の答えは1つではないとわかります。そして同時に、答えは意外と遠くないこともわかります。毎日の食卓、毎週の集まり、ちょっとした会話。そんな身近なところに、長く元気でいるための条件がしっかり入っています。


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