〇〇ペイ返金詐欺とは?返金のはずが送金になる手口と家族でできる対策
ネット通販やスマホ決済が身近になった今、〇〇ペイ返金詐欺による被害が急増しています。商品が欠品したため返金すると連絡があり、指示どおりに操作した結果、返金を受け取るどころか自分がお金を送金してしまうケースが後を絶ちません。
特に最近はLINEや通話を使いながら操作を誘導する手口が巧妙化しており、若い世代だけでなく高齢者も被害に遭っています。『あさイチ(急増!「〇〇ペイ詐欺」に注意!!▼初夏の札幌 新定番グルメ)(2026年6月11日)』でも取り上げられ注目されています。
この記事では、返金詐欺の仕組みや三重どり被害が起きる理由、見抜くポイント、家族でできる対策についてわかりやすく紹介します。
この記事でわかること
・〇〇ペイ返金詐欺で返金のはずが送金になる仕組み
・三重どり詐欺が起きる流れと被害が拡大する理由
・LINE誘導や通話指示が危険といわれるポイント
・親や家族をスマホ決済詐欺から守る確認ルール
“払いすぎ”?“未納”も? あなたの税金 大丈夫? 固定資産税の課税ミスはなぜ起きるのか、返金の条件と自分でできるチェック方法

〇〇ペイで返金します詐欺とは?返金のはずが送金になる手口
「〇〇ペイで返金します詐欺」とは、ネット通販などで商品を注文したあと、販売業者を名乗る相手から「欠品なので返金します」「返金手続きにコード決済アプリが必要です」などと言われ、返金を受けるつもりで操作しているうちに、逆に相手へお金を送ってしまう詐欺です。
怖いのは、最初から「お金を振り込んでください」と言われるのではなく、あくまで返金される側だと思わせるところです。
たとえば、ネット通販で商品を購入したあとに「在庫がありませんでした。〇〇ペイで返金します」と連絡が来ます。その後、LINEなどに誘導され、通話やメッセージで操作を指示されます。指示どおりに金額を入力したり、QRコードを読み取ったりすると、返金ではなく送金操作になっていることがあります。
国民生活センターも、ネットショッピングで商品を購入した消費者が「コード決済アプリを使って返金する」と言われ、返金手続きのつもりが送金してしまう相談が寄せられているとして注意を呼びかけています。(参考:国セン)
つまり、覚えておきたいポイントはシンプルです。
「〇〇ペイで返金します」と言われたら、まず詐欺を疑う。
本当に返金するなら、通常は購入時の決済方法や銀行振込、クレジットカードの返金処理などで対応されることが多く、わざわざ別の決済アプリを入れさせたり、LINE通話で操作を教えたりする流れは不自然です。
三重どり詐欺はなぜ起きる?通販代金・返金操作・追加送金の落とし穴
番組で出てくる「三重どり」とは、被害者から何度もお金を取るような構造を指していると考えられます。
この詐欺では、被害が1回で終わらないことがあります。
まず、最初にネット通販で商品代金を支払います。
しかし、商品は届きません。
次に「返金します」と言われ、返金手続きのつもりでコード決済アプリを操作します。
ところが、実際には相手に送金してしまいます。
さらに「操作を間違えています」「返金処理をやり直します」「確認のためにもう一度必要です」などと言われ、追加で送金させられることがあります。
つまり、
商品代金を取られる
返金操作のふりで送金させられる
やり直し名目でさらに送金させられる
このように、1つの通販トラブルから複数回お金を取られる危険があります。
特に危ないのは、被害者側が「返金してもらわないと損をする」と思っている状態です。人は一度お金を払ってしまうと、「何とか取り戻したい」という気持ちになります。詐欺側はそこにつけ込みます。
だから、返金の話になった時ほど冷静になる必要があります。
「返金なのに、なぜこちらが金額を入力するのか」
「返金なのに、なぜ相手の指示で送る操作をするのか」
「返金なのに、なぜLINEや通話が必要なのか」
この3つに違和感を持てるだけで、被害を防ぎやすくなります。
LINE登録や通話で操作指示されたら危険?Payアプリで確認したいポイント
〇〇ペイ詐欺でよくある危険サインが、LINE登録や通話での操作指示です。
普通の返金手続きなら、購入した通販サイト内の問い合わせフォームや、公式メール、決済会社の正式な返金処理で進むのが自然です。ところが詐欺では、外部のLINEアカウントに誘導されたり、電話やビデオ通話で画面を見ながら操作させたりします。
この時点でかなり危険です。
相手が通話で急がせてくると、画面に出ている「送る」「送金」「支払う」といった文字を見落としやすくなります。自分では返金の手続きだと思っていても、実際には相手にお金を送る画面を開いていることがあります。
Payアプリで確認したいポイントは、次の4つです。
1つ目は、画面に「送る」「送金」「支払う」と出ていないか。
この言葉が出ているなら、返金ではなく、自分からお金を出す操作の可能性があります。
2つ目は、自分で金額を入力していないか。
返金される側なのに、自分が金額を入力する流れは危険です。
3つ目は、相手のQRコードを読み取らされていないか。
QRコードを読む操作は、支払い・送金につながることがあります。
4つ目は、相手が画面共有や通話を求めていないか。
操作を急がせる、考える時間を与えない、第三者に相談させない流れは詐欺でよく使われます。
消費者庁も、通信販売サイトの返金手続きを装い、コード決済サービスを使って返金ではなく送金させる事業者について注意喚起しています。(参考:消費者庁)
少しでも不安なら、その場で操作を止めることが大切です。
「あとで確認します」と言って通話を切るだけでも、被害を防げる可能性があります。
親のスマホ決済を守るには?家族で決めたい返金時の確認ルール
この詐欺は、スマホ操作に慣れていない人だけが狙われるわけではありません。スマホ決済を普段から使っている人でも、「返金」という言葉で油断してしまうことがあります。
特に親世代がネット通販やスマホ決済を使っている家庭では、事前に家族ルールを決めておくと安心です。
おすすめは、返金の話が出たら1人で操作しないというルールです。
たとえば、家族で次のように決めておきます。
「〇〇ペイで返金します」と言われたら、必ず家族にスクショを送る。
LINE登録を求められたら、その時点で操作を止める。
通話しながらPayアプリを操作しない。
返金なのに金額入力を求められたら詐欺を疑う。
相手に言われた電話番号ではなく、公式サイトの問い合わせ先を自分で調べる。
このルールは、高齢の親だけでなく、子どもがネット通販を使う家庭にも役立ちます。
大事なのは、「詐欺に気をつけて」と言うだけで終わらせないことです。
それだけだと、実際に連絡が来た時にどうすればいいかわかりません。
家族で共有するなら、次の一文が一番わかりやすいです。
返金なのに、自分がPayで送る操作をしたらおかしい。
この一文を覚えておくだけでも、かなり防ぎやすくなります。
被害に気づいた場合は、すぐに決済サービス会社や金融機関へ連絡し、最寄りの警察や消費生活センターに相談することが大切です。警察庁も、キャッシュレス決済を悪用した被害では金融機関などの事業者に加え、警察への相談を呼びかけています。(参考:npa.go.jp)
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