猛暑を乗り切る健康新常識
夏の暑さは、のどが渇いてから水を飲むだけでは防ぎきれないことがあります。手のひらを冷やす方法や濡れタオルの使い方、梅シロップのクエン酸、お弁当の食中毒対策など、暮らしの中でできる工夫を知っておくことが大切です。
『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん(一足早く猛暑を乗り切る健康新常識!!)(2026年6月6日)』でも取り上げられ注目されています 。熱中症対策だけでなく、黒カビや蚊対策までまとめて知ることで、家族の夏をより安心して過ごせます。
この記事でわかること
・手のひらを冷やすと体温を下げやすい理由
・濡れタオルや梅シロップを夏に役立てるポイント
・夏のお弁当で食中毒を防ぐカレー味の工夫
・黒カビや蚊を防ぐために家庭でできる対策
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今年の猛暑で知っておきたい健康新常識
夏の暑さ対策は、以前のように「気合いで乗り切る」「水を飲めば大丈夫」という考え方では追いつきにくくなっています。近年は、気温だけでなく湿度の高さも大きな問題です。湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体の熱を外へ逃がしにくくなります。つまり、同じ気温でも、ムシムシした日は体に熱がこもりやすいのです。
熱中症は、屋外だけでなく室内でも起こります。高温の環境で体温調節がうまく働かなくなり、体の中に熱がこもることで、めまい、頭痛、吐き気、だるさ、意識の異常などにつながることがあります。特に子ども、高齢者、体調が悪い人、暑さに慣れていない人は注意が必要です。
ここで大切なのは、暑くなってから慌てるのではなく、暑くなる前から体を守る行動を決めておくことです。たとえば、外出時は飲み物だけでなく、保冷剤、濡れタオル、日傘、帽子を用意する。室内ではエアコンを我慢せず使う。食事では夏バテしにくい栄養を意識する。お弁当は菌が増えにくい作り方にする。こうした小さな積み重ねが、猛暑の体調管理につながります。
**サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん「一足早く猛暑を乗り切る健康新常識!!」**でも注目されたように、令和の暑さ対策は「冷やす場所」「汗の拭き方」「食べ物」「家の衛生」「蚊対策」まで広がっています。
暑さは体だけでなく、台所や浴室、虫の発生にも関係します。だからこそ、夏の健康新常識は、熱中症だけを見ればよいものではありません。体を冷やす、菌を増やさない、カビを広げない、蚊に刺されにくくするという暮らし全体の対策として考えると、毎日の行動に落とし込みやすくなります。
手のひらを冷やすと熱中症対策になる理由
暑い日に体を冷やすとき、多くの人は首、わき、足の付け根を思い浮かべます。これらは熱中症が疑われるときの応急処置として大切な場所です。体調が悪くなった人を涼しい場所へ移し、衣服をゆるめ、首まわり、わきの下、足の付け根などを冷やすことは、基本的な対応として知られています。
一方で、暑くなる前や運動の合間など、体温が上がりすぎるのを防ぎたい場面では、手のひらを冷やす方法が注目されています。手のひらには、体温調節に関わる血管が多くあります。手を冷やすと、そこを通る血液が冷やされ、その血液が体内をめぐることで、体の熱を下げる助けになると考えられています。
ポイントは、冷たければ冷たいほどよいわけではないことです。氷のように冷たすぎるものを長く当てると、血管が縮みすぎて血流が悪くなり、かえって熱を逃がしにくくなることがあります。番組で紹介されたような15度前後の冷たいペットボトルを握るという方法は、日常でまねしやすいのが大きな利点です。
外出時なら、凍らせたペットボトルよりも、冷蔵庫で冷やした飲み物の方が使いやすい場面もあります。手のひらで握れる温度なら、子どもの登下校、部活動の休憩、買い物帰り、屋外イベントの待ち時間などでも取り入れやすいです。
ただし、手のひら冷却は熱中症になった人への唯一の対処法ではありません。顔色が悪い、返事がおかしい、吐き気がある、体が熱い、自力で水分が取れないなどの症状がある場合は、涼しい場所へ移動し、体を広く冷やし、必要なら救急につなげることが大切です。
日常の予防としては、次のように考えると使いやすいです。
外出前:冷たい飲み物を持つ
移動中:暑さを感じたら手のひらで握る
休憩中:日陰や室内で手を冷やす
帰宅後:水分補給と室温調整を優先する
手のひらを冷やす方法は、暑さ対策の選択肢を増やしてくれる便利な知恵です。ただし、水分補給、塩分補給、涼しい場所で休むこととセットで考えるのが安心です。
汗は濡れタオルで拭くと体を冷ましやすい
汗をかいたとき、乾いたタオルでしっかり拭き取りたくなる人は多いです。服がぬれるのが嫌だったり、ベタつきが気になったりするからです。でも、体を冷やすという意味では、汗を完全に拭き取りすぎると、体温を下げるチャンスを減らしてしまうことがあります。
汗は、ただ出ているだけではなく、蒸発するときに体の熱を奪う働きがあります。つまり、汗が肌の上で蒸発することで、体を冷ます助けをしているのです。ところが、湿度が高い日は汗が蒸発しにくく、体の熱が逃げにくくなります。これが梅雨から真夏にかけて危険な理由のひとつです。
そこで役立つのが濡れタオルです。濡れタオルで汗を押さえるように拭くと、肌にほどよい水分が残り、その水分が蒸発するときに体の熱を奪いやすくなります。乾いたタオルでゴシゴシ拭くよりも、体を冷ます方向に働きやすいのです。
使い方はむずかしくありません。タオルを水で濡らし、軽くしぼって、首、腕、顔まわり、ひじの内側などをやさしく押さえます。外では、濡れタオルを首にかけるだけでも体感が変わります。ただし、ずっと同じタオルを使うと雑菌が増えやすくなるので、使った後は洗って乾かすことも大切です。
特におすすめなのは、次のような場面です。
通勤や通学のあと
屋外作業の休憩中
部活動や運動の合間
買い物帰り
寝苦しい夜のクールダウン
注意したいのは、濡れタオルだけで熱中症を防げるわけではないことです。気温や湿度が高い日は、涼しい場所に入る、エアコンを使う、水分と塩分を補う、無理な外出を避けることが基本です。熱中症は室内でも起こるため、家の中でも油断はできません。
濡れタオルは、汗の働きを助けながら体を冷ます身近な道具です。乾いたタオルで汗を全部取るのではなく、「冷やすために少し水分を残す」と考えると、夏の外出や家事が少し楽になります。
梅シロップのクエン酸が夏の体を支える
夏になると、梅シロップや梅ジュースが飲みたくなる人は多いです。甘酸っぱくて飲みやすく、暑さで食欲が落ちる時期にも口にしやすいのが魅力です。梅に含まれる酸味の中心にあるのがクエン酸です。
クエン酸は、体の中でエネルギーを作る流れに関わる成分として知られています。暑い時期は、汗をかくだけで体力を使います。さらに、寝苦しさで睡眠が浅くなったり、冷たいものばかり食べて食事量が減ったりすると、体がだるく感じやすくなります。そんなとき、梅シロップのような甘酸っぱい飲み物は、夏の体を整えるきっかけになります。
ただし、梅シロップは健康に良いイメージがあっても、砂糖を使って作るものです。飲みすぎると糖分のとりすぎにつながります。おすすめは、濃いまま飲むのではなく、水や炭酸水で薄めて、少量を楽しむことです。
暑い日に飲むなら、次のような使い方が向いています。
水で割って外出前の一杯にする
炭酸水で割って食欲がない日の気分転換にする
ヨーグルトに少しかけて朝食にする
かき氷や寒天に少量使う
一方で、梅シロップだけで熱中症対策が完了するわけではありません。大量に汗をかいたときは、水分だけでなく塩分も失われます。暑い場所で長く過ごすときや運動をするときは、塩分を含む飲み物や食事も意識する必要があります。熱中症対策では、こまめな水分補給、適度な塩分、食事、睡眠、涼しい環境づくりがセットです。
梅シロップの良さは、薬のように何かを治すことではなく、夏に不足しがちな食欲や水分補給のきっかけを作れることです。冷たいジュースばかりに頼るより、季節感のある飲み物として上手に使うと、夏の食卓が楽しくなります。
夏のお弁当はカレー味で食中毒対策しやすい
夏のお弁当で一番怖いのは、見た目やにおいでは分かりにくい食中毒です。細菌による食中毒は、気温と湿度が高い時期に増えやすくなります。多くの細菌は室温でも増え始め、人の体温に近い温度で増殖が活発になります。梅雨から夏にかけて注意が必要なのは、まさにこの「温かい」「湿っている」という条件がそろいやすいからです。
お弁当作りの基本は、つけない、増やさない、やっつけるです。手や調理器具を清潔にする。肉や魚はしっかり加熱する。ごはんやおかずは冷ましてから詰める。保冷剤や保冷バッグを使う。これらは、どんな味付けにする場合でも欠かせません。
そのうえで、番組で注目されたのがカレー味です。カレー粉に使われるターメリックには、クルクミンという成分が含まれています。カレー味にすることで、食欲が落ちやすい夏でも食べやすくなり、ごはん、から揚げ、野菜炒め、卵焼き、ポテトサラダ風のおかずなど、幅広く使えるのが強みです。
ただし、ここで大切なのは「カレー味にすれば絶対に腐らない」という意味ではないことです。カレー粉はあくまで菌を増やしにくくする工夫のひとつとして考えるのが安全です。加熱不足、常温放置、水分が多いおかず、温かいままフタをすることは、カレー味でも避ける必要があります。
特に注意したいのがポテトサラダです。じゃがいも、きゅうり、玉ねぎ、マヨネーズなどを使うため、水分が出やすく、夏のお弁当では菌が増えやすい条件になりがちです。入れるなら、生野菜の水気をしっかり切る、きゅうりは塩もみして水分を出す、保冷する、早めに食べるなどの工夫が必要です。
夏のお弁当で実践しやすいポイントは、次の通りです。
ごはんとおかずは冷ましてから詰める
水分の多い生野菜はできるだけ避ける
肉や卵は中心までしっかり火を通す
カレー粉をから揚げ、炒め物、卵焼きに少量使う
保冷剤と保冷バッグを使う
食べるまで長時間常温に置かない
カレー味は、子どもにも大人にもなじみやすく、夏でも食欲を誘いやすい味です。だからこそ、衛生の基本を守ったうえで取り入れると、おいしさと食中毒対策を両立しやすい工夫になります。
レバーが夏のスタミナ食といわれる理由
夏になると「スタミナをつけたい」と感じる人が増えます。暑さで食欲が落ち、冷たい麺類や飲み物だけで済ませる日が続くと、たんぱく質やビタミンが不足しやすくなります。そんなときに注目される食材のひとつがレバーです。
レバーが夏のスタミナ食といわれる理由は、栄養の密度が高いからです。特に、エネルギーづくりに関わるビタミンB群を含む点が大きな特徴です。体は食べたものをそのまま元気に変えているわけではなく、細胞の中でエネルギーとして使える形に変えています。この流れにビタミンB群が関わります。
暑い時期は、体温調節だけでも体に負担がかかります。汗をかく、寝苦しい、食欲が落ちる、冷房で体が冷える。このような状態が重なると、なんとなくだるい、疲れが取れない、朝から重いという感覚につながりやすくなります。そこで、レバーのように栄養が詰まった食材が「夏のスタミナ食」として注目されるのです。
ただし、レバーは好き嫌いが分かれやすい食材です。においや食感が苦手な人もいます。その場合は、無理に大量に食べる必要はありません。薄切りにして甘辛く炒める、カレー粉を少し使う、しょうがやにんにくと合わせる、野菜と一緒にチンジャオロース風にするなど、食べやすくする工夫ができます。
また、レバーは栄養豊富な一方で、食べすぎに注意したい面もあります。特にビタミンAを多く含むため、毎日大量に食べるような食べ方は避け、食事の一部としてほどよく取り入れるのが安心です。妊娠中の人や食事制限がある人は、自己判断で食べすぎないようにしましょう。
レバーが苦手な場合は、次のような食材でも夏の体を支えやすくなります。
豚肉
卵
大豆製品
魚
納豆
枝豆
鶏むね肉
大切なのは、ひとつの食材だけに頼ることではありません。たんぱく質、ビタミンB群、鉄分、野菜、ごはんをバランスよく食べることです。レバーは、その中でも効率よく栄養を取り入れやすい食材として、夏の食卓に役立ちます。
風呂の黒カビはこすらず50度のお湯で対策
梅雨から夏にかけて増えやすいのが、浴室の黒カビです。湿気が多く、石けんカスや皮脂汚れが残りやすい浴室は、カビにとって居心地のよい場所です。目地やゴムパッキンに黒い点が出ると、ついブラシでゴシゴシこすりたくなります。
しかし、強くこする掃除には注意が必要です。表面の黒い汚れは落ちたように見えても、素材に細かい傷がつくと、その傷に水分や汚れが入り込み、次のカビが根を張りやすくなることがあります。つまり、きれいにしているつもりが、カビの住みやすい場所を増やしてしまう可能性があるのです。
そこで注目されるのが、50度のお湯を90秒かけるという方法です。カビは熱に弱い性質があり、目地やパッキンの奥まで熱を伝えることで、カビの再発を抑えやすくなります。黒い色が残る場合がありますが、それはカビが生きているというより、色素汚れとして残っていることがあります。残った黒ずみは、通常の洗剤やカビ取り剤で落とす流れにすると考えやすいです。
やり方はシンプルです。
シャワーを50度前後に設定する
黒カビが気になる場所に90秒ほど当てる
やけどに注意しながら作業する
その後、必要に応じて洗剤で黒ずみを落とす
最後に水気を切り、換気する
注意したいのは、熱湯を使うときのやけどです。小さな子どもや高齢者が近くにいるときは特に気をつけてください。また、素材によっては高温に弱いものもあるため、目立たない場所で確認してから行うと安心です。
黒カビ対策で本当に大切なのは、発生してから落とすことだけではありません。水分を残さないことが予防になります。入浴後は換気扇を回す、壁や床の水滴を軽く切る、シャンプーボトルの底をぬめらせない、排水口をためこまない。この積み重ねが、カビを増やしにくい浴室につながります。
黒カビは、見た目の問題だけでなく、家族が毎日使う場所の清潔感にも関わります。こすって傷をつける掃除から、熱と乾燥で増やさない掃除へ変えると、浴室掃除の考え方が少し楽になります。
蚊に刺されにくくするなら足の裏を清潔にする
夏の悩みとして地味につらいのが、蚊に刺されることです。同じ場所にいても、よく刺される人とあまり刺されない人がいます。体温、汗、二酸化炭素、におい、服の色など、蚊が人に近づく理由はいくつかありますが、その中で注目されたのが足の裏の常在菌です。
足の裏には、もともと多くの菌がいます。これは不潔という意味ではなく、人の皮膚に自然にいる菌です。ただ、足の裏の菌の種類が多い人ほど蚊に刺されやすい可能性があるという研究が話題になりました。足のにおいそのものというより、足の裏にいる菌が作るにおいの違いが、蚊の反応に関係していると考えられています。
ここで実践しやすいのが、足の裏を清潔にすることです。外出前や夕方の時間帯に、足の裏をアルコールシートや濡れタオルで拭く。帰宅後に足を洗う。靴下をこまめに替える。靴を乾かす。これだけでも、蚊に刺されやすい人にとっては試す価値があります。
特に蚊が多い場所へ行く前は、足元の対策を忘れがちです。虫よけスプレーを腕や首に使っても、足首や足元が無防備だと刺されやすくなります。公園、川沿い、庭、キャンプ場、夕方の散歩では、足元まで対策することが大切です。
家庭でできる蚊対策は、足の裏を拭くだけではありません。
足の裏や足首を清潔にする
靴下を替える
虫よけ剤を正しく使う
肌の露出を減らす
家の周りのたまり水をなくす
網戸や玄関の開け閉めに気をつける
蚊は少しの水たまりでも発生しやすいため、植木鉢の受け皿、バケツ、外に置いたおもちゃ、雨どいの詰まりなども見直したい場所です。刺されてからかゆみ止めを塗るより、まずは蚊を寄せつけにくい環境を作ることが大切です。
足の裏を拭く方法は、薬を使わずにできる手軽な対策です。もちろん、完全に刺されなくなるわけではありませんが、蚊に刺されやすい人が試しやすい夏の新習慣として取り入れやすい方法です。
猛暑の季節は、熱中症、食中毒、黒カビ、蚊と、暮らしのあちこちに小さなリスクが増えます。けれど、どれも特別な道具がなければできない対策ではありません。手のひらを冷やす、濡れタオルを使う、梅シロップを上手に飲む、カレー味をお弁当に取り入れる、浴室をこすりすぎない、足の裏を清潔にする。こうした小さな行動を知っておくだけで、夏の過ごし方はかなり変わります。
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