人体III 第1集「命の源 細胞内ワンダーランド」
NHKが送る人気シリーズ「人体」が、2025年春から最新作として帰ってきます。今回のテーマは「命とは何か」。その答えを探るシリーズ全4回のうち、初回となる第1集では、私たちの体をつくっている細胞の中のふしぎな世界に迫ります。案内役は、これまでのシリーズでもおなじみのタモリさんと、iPS細胞研究で知られる山中伸弥さん。さらにMISIAさんや澤穂希さんといった多彩なゲストも登場し、科学と感動のコラボレーションを展開します。今回は、約40兆個の細胞がどのように命を動かしているのかを、最新の映像技術で可視化しながら解き明かしていく予定です。
放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
細胞の中に広がる“命の源”の世界
人間の体には、約37兆個〜40兆個の細胞があると考えられています。そのひとつひとつが、実は命をつなぐための活動を日々休まず行っています。今回の番組では、その細胞の「中」に入り込み、命を動かしている“部品たち”の働きが映像化される予定です。
たとえば…
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タンパク質が細胞内で歩いて物質を運ぶ様子
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ミトコンドリアがエネルギーをつくり出す過程
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情報を伝えるためにDNAが働く姿
このような一つひとつの動きが、CGと顕微鏡映像によってリアルに描かれます。生命の“しくみ”を「目で見て理解できる」というのが、このシリーズ最大の見どころです。
命のない物質が“命”を生み出すしくみ
細胞の中にあるものは、すべて分子レベルの小さな物質です。それ自体は命を持っていないはずなのに、それが集まり、協力し、役割を分担し合いながら生きたしくみを動かしているのです。
今回の番組では、細胞内に登場する主な“命の部品”として以下のようなものが取り上げられると予想されます。
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DNAとRNA:遺伝情報の設計図。命のレシピを記録し、細胞に指示を出す
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ミトコンドリア:エネルギーをつくり出す“発電所”のような存在
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リボソーム:設計図をもとにタンパク質をつくる“工場”のような装置
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タンパク質:体の構造や働きを実際に担う“道具”そのもの
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細胞膜や細胞小器官:部品のやりとりや整理整頓を行うしくみ
これらは、1つの細胞の中で常に休むことなく動いているのです。番組では、それらの動きがまるで“キャラクター”のように描かれ、命がどのように動いているかを、楽しみながら理解できる構成となる予定です。
タモリ×山中伸弥が案内する生命の最前線
案内役はタモリさんと山中伸弥さん。これまでの「人体」シリーズでも、二人の軽妙なやり取りと分かりやすい解説は好評でした。今回はそこに、命の神秘に向き合う真剣な視点と、日常の中にある命の大切さが加わることで、より深く、そして親しみやすい番組になることが期待されます。
ゲストには、シンガーのMISIAさんと、元サッカー日本代表の澤穂希さんが出演。それぞれの視点から、命との向き合い方や感動した科学の話などが語られることで、視聴者にも強く心に残る内容になることでしょう。
なぜ“細胞”がテーマなのか
これまで「人体」シリーズでは、脳や腸、免疫など、体の各部位や機能がテーマになってきました。今回は、もっとも根本的な単位である「細胞」そのものがテーマです。
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細胞は受精卵から始まって、たった1個から分裂して約37兆個まで増える
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そのすべてが、ひとつひとつ違う働きをして協力し合っている
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そして日々、古い細胞が死に、新しい細胞が生まれているというサイクルが続いている
つまり、私たちの「命」は、細胞ひとつひとつの活動の積み重ねで成り立っているのです。今回の番組では、それを“見て、感じて、知る”という形で体験できる内容が予定されています。
放送情報とまとめ
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放送日:2025年4月27日(日)
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時間:21:00〜21:50(NHK総合)
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タイトル:NHKスペシャル「人体III」第1集「命の源 細胞内ワンダーランド」
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司会:タモリ、山中伸弥
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ゲスト:MISIA、澤穂希
私たちの体のなかで、どんな命の営みが行われているのか。
それを“見えるかたち”で体験できる番組として、大人にも子どもにもおすすめです。
放送の内容と異なる場合があります。
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