あじのなめろう&あじフライで魚料理デビュー!手軽で美味しい和の定番2品
2025年6月17日(火)放送のNHK「きょうの料理ビギナーズ」では、手軽に魚を楽しめるレシピとして「あじのなめろう」と「あじフライ」の2品が紹介されました。どちらも千葉県を中心に親しまれている身近な料理ですが、今回は刺身用のあじを使うことで下処理不要、調理時間も短縮され、初心者にもやさしい内容になっています。なめろうはみそと薬味でたたくだけの簡単な一皿、あじフライは下ごしらえいらずでサクッと仕上がる揚げ物です。刺身用のあじを買っておけば、料理の幅が広がること間違いなしの回でした。
あじのなめろう|叩いて混ぜるだけ!千葉の漁師めしを家庭で再現
あじのなめろうは、刺身用のあじを使って包丁でたたいて作る、千葉の郷土料理です。漁師が船の上で手早く作っていた料理とされていて、火を使わずに簡単に作れるのが特徴です。材料はシンプルですが、みそと薬味を加えることで、あじの旨みが引き立ちます。食欲がない時や暑い日にもぴったりで、青じそに包んだり、ご飯にのせて丼にするなど、アレンジも楽しめます。
材料(2人分)
・あじ(刺身用)…6切れ(3匹分・約180g)
・ねぎ…5cm(縦4等分に切り、薄切りに)
・しょうが(すりおろし)…小さじ1
・青じそ…8枚
・みそ…大さじ1と1/2
作り方
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まず、ねぎは縦4等分に切り込みを入れてから薄切りにします。細かくみじん切りにしなくても、あとでたたくので大丈夫です。
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あじはキッチンペーパーで水けをふき取ります。2枚ずつ取り分け、端から1cm幅に切ります。
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包丁の背で軽くトントンとたたいて粗く刻み、1cm角程度の大きさになったらねぎ・しょうが・みそをのせてさらにたたきます。
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包丁の背ですくいながら、材料を上下に返しつつ全体が均一になるようにたたいていきます。みそがしっかりなじみ、ねっとりしたら完成です。
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器に青じそを敷き、なめろうをのせて盛りつけます。
火を使わず、包丁だけで仕上がるこの一品は、時短かつ栄養たっぷり。しょうがやみその風味があじと相性抜群で、青じそとの組み合わせもさっぱりしています。丼にする場合は、ご飯に大葉を敷いてなめろうをのせ、卵黄やごまを添えるのもおすすめです。
あじフライ|刺身用を使えば簡単!カラッと揚がるサクサク食感
あじフライは、下ごしらえの手間が大きなハードルですが、今回のレシピでは刺身用のあじを使うことで手軽に作れる工夫が紹介されました。骨や皮の処理が済んでいるあじを使用するため、揚げる前の準備がぐんと楽になります。魚を扱い慣れていない人でも、気軽にトライできる内容でした。
材料(2~3人分)
・あじ(刺身用)…6切れ(3匹分・約180g)
・キャベツ…1/6個(約200g/せん切り)
・トマト(小)…1個(約100g)
・塩・こしょう…各少々
・小麦粉・溶き卵・パン粉…各適量
・揚げ油…フライパンに約2cm深さ
・ウスターソース…お好みで
作り方
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キャベツはせん切りにして冷水にさらし、パリッとさせた後に水けをよくきります。トマトは縦半分に切ってヘタを除き、6等分のくし形に切ります。
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あじはキッチンペーパーで水けをふき取り、両面に塩・こしょうをふります。
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小麦粉をまぶして軽くはたき、溶き卵→パン粉の順で衣をつけます。
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フライパンに油を注ぎ、中火で170〜180℃に熱します。あじを3切れずつ入れ、片面約2分、裏返してさらに約1分揚げます。
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揚がったらキッチンペーパーにのせて油を切り、残りも同様に揚げます。
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器にキャベツとトマトを盛り、あじフライを添え、好みでウスターソースをかけて完成です。
衣はサクッと軽く、身はふっくらジューシーに仕上がり、骨がなくて食べやすい点も魅力です。刺身用のあじなら皮がむいてあり、仕上がりもあっさりしていて子どもでも食べやすい味になっています。
今回の放送では、魚料理が苦手な人にも作りやすいレシピとして、刺身用のあじをフル活用する方法が紹介されました。なめろうでは火を使わず、叩くだけで完成する簡単さを実現し、あじフライでは開いたり骨を取ったりの手間を省いてスピーディーに調理できる工夫が詰まっています。どちらも和食の基本を感じられる家庭料理として、多くの方に親しまれる内容でした。これをきっかけに、ぜひ魚料理を日常の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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