焼き肉のたれでお手軽絶品おかず特集
暑い日が続くと、キッチンに立って火を使うのも大変ですよね。そんなときに便利なのが市販の焼き肉のたれです。実は焼き肉だけでなく、和食や洋食、中華まで幅広く活用できる万能調味料。今回の「きょうの料理」では、料理研究家の井上かなえさんが、焼き肉のたれを使った簡単でおいしいレシピを紹介しました。この記事では番組内容をすべてまとめ、家庭での活用ポイントをわかりやすく解説します。忙しい方や料理が苦手な方にもおすすめの情報です。
焼き肉のたれで簡単サーモン丼
使うのは市販の焼肉のたれ。これを刺身にからめるだけで、しょうゆやみりんを調合しなくても味がしっかり決まります。調理はわずか数分で完成し、忙しい日のランチや夕食にぴったりです。サーモン以外にもまぐろや鯛など、好みの刺身でアレンジ可能。シンプルながら満足感が高く、ご飯との相性も抜群の一品です。
【材料（2人分）】
-
ねぎ（白い部分）：5cm
-
サーモン（刺身用／さく）：140g
-
焼肉のたれ（市販）：大さじ2
-
ご飯（温かいもの）：適量
-
刻みのり：適量
【作り方】
-
ねぎはみじん切りにします。サーモンは紙タオルで軽く水けを拭き取り、2cm角に切ります。
-
ボウルにサーモン・ねぎ・焼肉のたれを入れてサッと混ぜます。
-
器に温かいご飯を盛り、具材をのせて刻みのりを散らせば完成です。
焼肉のたれにはしょうゆ、砂糖、にんにく、果物の甘みなどが入っているため、刺身に加えるだけでバランスのよい味に仕上がります。シンプルながら味わい深く、薬味やごまを足せばさらに風味が広がります。家庭で手軽に作れるごちそう丼として、忙しい日の強い味方になるレシピです。
和食にぴったり！さばと焼き豆腐の煮つけ
魚の煮つけは味つけが難しく、臭みが残ってしまうこともありますが、ここで使うのは市販の焼肉のたれ。しょうゆや砂糖を別々に合わせる必要がなく、たれ一本でコクのある味わいが決まります。さばのクセをうまく抑えながら、ご飯が進むこっくりとした味に仕上がるのが魅力です。焼き豆腐とねぎを加えることで、食べごたえも増して満足感のあるおかずになります。
【材料（2人分）】
-
塩さば（切り身）：2切れ（200g）
-
ねぎ：1本（100g）
-
焼き豆腐：1丁（250g）
-
焼肉のたれ（市販）：大さじ4
-
水：カップ1
-
しょうが（皮ごと薄切り）：2枚
-
サラダ油：少々
【作り方】
-
ねぎは4cm長さに切り、焼き豆腐は食べやすい大きさに切ります。
-
塩さばは軽く洗って水けを拭き取り、皮側に浅く十文字の切り目を入れます。これで味が染み込みやすくなります。
-
フライパンにサラダ油を熱し、ねぎを中火でこんがりと焼きます。転がしながら焼くことで香ばしさが増します。
-
【A】（焼肉のたれ・水・しょうが）と焼き豆腐を加えて煮立たせ、そこへさばを入れます。
-
再び煮立ったらアクを除き、さばに煮汁を回しかけながら落としぶたをし、10分ほど煮れば完成です。
焼肉のたれには、しょうゆや砂糖、にんにくや果物の甘みがバランスよく含まれているため、魚の臭みを消して深い味を出すことができます。普段の食卓はもちろん、時間がない日のメインおかずとしても活躍する一品です。ご飯との相性は抜群で、お弁当のおかずにもおすすめ。煮つけのハードルをぐっと下げてくれる、手軽でおいしいレシピです。
煮込まない！ミートソーススパゲッティ
調理時間はたったの15分。合いびき肉と野菜を炒めて、市販の焼き肉のたれとケチャップを合わせるだけで、本格的な味に仕上がります。通常のミートソースのように長時間煮込む必要がなく、忙しい日やランチにもぴったり。1人分あたりのエネルギーは560kcal、塩分は3.3gと栄養バランスも考えられています。材料はシンプルで、スーパーで手軽にそろうものばかりです。
【材料（2人分）】
-
合いびき肉：150g
-
なす：1コ（100g）
-
たまねぎ：1/4コ（50g）
-
ピーマン：1コ（30g）
-
スパゲッティ：160g
-
焼き肉のたれ（市販）：大さじ2
-
トマトケチャップ：大さじ4
-
粉チーズ：適宜
-
塩・サラダ油：各適量
【作り方】
-
なすはヘタを取り、大きめの乱切りにして塩水に1分間ほどさらし、水けを切ります。たまねぎは8等分のくし形切り、ピーマンは種とヘタを除いて大きめの乱切りにします。
-
鍋に湯を沸かし、塩を加えてスパゲッティを袋の表示通りにゆで、湯をきっておきます。
-
フライパンにサラダ油を熱し、合いびき肉を中火で炒めます。色が変わってきたら、なす・たまねぎ・ピーマンを加えて炒め、全体に油が回ったら弱めの火にして【A】（焼き肉のたれとケチャップ）を加え、1〜2分炒めます。
-
ゆで上がったスパゲッティを器に盛り、ソースをかけて好みで粉チーズをふれば完成です。
焼き肉のたれのコクと、ケチャップの甘酸っぱさが合わさることで、煮込まなくても奥深い味に仕上がります。野菜の食感も残っていて、彩りも鮮やか。手軽さとおいしさを両立した一皿で、家庭の定番メニューになりそうです。
短時間で作れる簡単ハヤシライス
一般的なハヤシライスはデミグラスソースや赤ワインを使って煮込むイメージがありますが、このレシピでは焼肉のたれとトマト缶を組み合わせることで、短時間でコクのある仕上がりになります。焼肉のたれの甘みと旨みに、トマトの酸味が合わさり、濃すぎず食べ飽きない味わいが特徴です。時間をかけずに本格的な味を楽しみたいときにぴったりの一品です。
【材料（2人分）】
-
牛こま切れ肉：100g
-
しめじ：1/2パック（50g）
-
たまねぎ：1/2コ（100g）
-
焼肉のたれ（市販）：大さじ2
-
トマトの水煮（缶詰／カットタイプ）：1/2缶（200g）
-
ご飯（温かいもの）：茶碗2杯分
-
パセリ（粗みじん切り）：適宜
-
バター：10g
-
塩：小さじ1/2
-
こしょう：少々
-
小麦粉：大さじ1
【作り方】
-
たまねぎは縦に薄切りにし、しめじは根元を落として小房に分けます。
-
フライパンにバターを入れて中火で溶かし、たまねぎ・しめじ・牛肉を加えて炒めます。
-
牛肉の色が変わり、野菜がしんなりしたら塩・こしょうをふります。
-
小麦粉を加えて手早く混ぜ、全体になじませます。
-
【A】（焼肉のたれ・トマトの水煮）を加え、ふたをして弱火で5分ほど煮込みます。
-
器に温かいご飯を盛り、ハヤシソースをかけ、仕上げにパセリを散らして完成です。
このレシピは材料もシンプルで、調理の流れもわかりやすいのが魅力。煮込み時間が短くても、焼肉のたれがしっかりとコクを補ってくれるので、味わいはとても奥深いです。トマトの酸味があることで軽やかに仕上がり、最後までさっぱり食べられます。休日のランチや、平日の夕ごはんにもぴったり。お子さんから大人まで喜ばれる、手軽で本格的な洋食メニューです。
焼き肉のたれ活用の魅力
今回の放送では「焼き肉のたれ＝焼き肉専用」ではないという新しい視点を示してくれました。たれにはしょうゆ、砂糖、にんにく、果物の甘みなどがバランスよく入っているため、調味料をいくつも揃える必要がなくなります。時短調理だけでなく、味付けの失敗を防げる点も魅力です。また、余ってしまいがちな焼き肉のたれの使い道としても最適。バーベキューや焼き肉をした翌日に活用すれば、食品ロス削減にもつながります。
まとめ
「きょうの料理」で紹介された焼き肉のたれ活用レシピは、どれも短時間で作れて味がしっかり決まるものばかりでした。サーモン丼、さばと焼き豆腐の煮つけ、ミートソーススパゲッティ、簡単ハヤシライスと、和洋中すべての料理に応用可能。市販のたれを活用することで、料理が苦手な人でも気軽に挑戦できます。家庭の食卓に新しいバリエーションを加えたい方は、ぜひ試してみてください。今後の献立づくりがぐっと楽になるはずです。
コメント