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NHK【あさイチ】上白石萌音が語る“湯船読書”とおすすめの1冊公開!無料で広がる電子図書館も紹介|2025年9月10日放送

あさイチ

“私の読書の楽しみ方”と大森元貴さんの朝ドラ舞台裏

秋といえば「読書の秋」。2025年9月10日放送のNHK総合「あさイチ」では、読書をもっと楽しむ方法が大特集されました。さらに、連続テレビ小説「あんぱん」に出演中の大森元貴さん(Mrs. GREEN APPLE)が生出演し、朝ドラの舞台裏や音楽への思いについて語る場面もありました。この記事では、番組の内容を振り返ります。

大森元貴さん あさイチ生出演の舞台裏トーク

冒頭のオープニングから登場した大森さんは、朝が苦手なのに「あさイチ」に出演することになったことをユーモアたっぷりに語りました。SNSでも「朝8時15分の大森さんが新鮮すぎる」という声が寄せられ、スタジオも和やかな空気に。

ドラマ「あんぱん」では、戦後の若者で作曲家・いせたくやを演じています。大森さんは役作りのために体重を増やしたことや、セリフをどう覚えているかについて詳しく語りました。軽快なセリフ回しがアドリブに見えることもあるそうですが、実際は脚本に沿ったものだと明かしました。

また、劇中で披露した「見上げてごらん夜の星を」については「歌手としてではなく、役として歌うことを意識した」と語り、監督と入念に相談しながら演じたエピソードを披露。音楽を通じて「人を明るくしたい」という思いが、役柄と自身の活動に重なっていることを強調しました。

読書特集 日本の小説が世界でブーム

番組では「読書の秋」にちなみ、日本文学の海外での盛り上がりが丁寧に紹介されました。特に話題になったのは、作家王谷晶さんの小説『ババヤガの夜』です。この作品は日本の作品として初めてダガー賞を受賞し、大きな注目を集めています。こうした快挙の背景には、優れた翻訳者たちの努力や、日本の小説が持つ独自の物語性や表現力の豊かさがあると説明されました。近年、海外の読者が日本文学を積極的に手に取る流れが生まれており、その勢いは今後さらに広がっていくと期待されています。

また、スタジオには上白石萌音さんも登場し、読書の魅力について語りました。萌音さんは「言葉にならない気持ちを本が代弁してくれる」と話し、読書を通じて「仲間を得たような気持ちになる」と表現しました。この率直な言葉には、多くの視聴者が大きく共感したはずです。本を開くことで心の中に寄り添ってくれる存在に出会える、その感覚こそが読書の楽しみだと改めて感じられる場面でした。

電子図書館の広がり

最近注目を集めているのが、電子図書館サービスです。現在、全国の約3分の1の自治体で導入されており、スマホやPCから24時間いつでも利用できるのが大きな魅力です。中でも注目なのが長野県の「デジとしょ信州」。およそ2万5000冊という豊富な蔵書数を誇り、一般的な図書館と比べても圧倒的な規模を持っています。しかも、日本語の本だけでなく外国語の書籍も多数揃っているため、幅広い層の読者に支持されています。さらに、返却が不要で、期限管理も自動で行われるため、「うっかり返却を忘れてしまった」という心配がないのも人気の理由です。

加えて、電子書籍ならではの便利な機能も紹介されました。たとえば読み上げ機能を使えば耳で楽しめますし、ハイライト機能を使えば気になる言葉やフレーズをすぐに残すことができます。これにより、活字を追うのが苦手な人や、視力に不安のある人でも無理なく本の世界に入り込めるのです。従来の紙の本にはなかった工夫が加わることで、より多くの人にとって読書が身近で楽しいものになりつつあることが伝えられました。

上白石萌音さんの読書スタイル

上白石萌音さんの自宅の本棚は、ユニークな「ブックタワー方式」で積み上げながら管理しているそうです。そこには古典的な名著から最新作まで幅広いジャンルの本が並び、まさに読書好きらしい光景。読書を楽しむ場所も自由で、なんと湯船に浸かりながら本を読むこともあるとのこと。「大人になったら、読みたいときに読めばいいし、読みたくなければやめてもいい」と語る姿勢は、無理をせず自然体で本と向き合う萌音さんらしい考え方で、多くの人に共感を与えるものでした。

さらに、読書のスタイルにも彼女ならではの工夫があります。読んだ本はアプリでしっかり記録し、感想や印象に残った部分をメモ。特に心を動かされたフレーズがあれば、ページの角を折る「ドッグイヤー」で残す習慣も持っています。こうした小さな工夫が、後から読み返したときに当時の感情を思い出させてくれるのだとか。自分なりのスタイルで本と付き合う萌音さんの姿勢は、読書の楽しみ方に新しいヒントを与えてくれます。

出演者たちのおすすめ本

番組では、ゲスト陣がそれぞれのお気に入り本を紹介しました。

上白石萌音さんが挙げたのは、韓国の作家ハン・ガンによる『ギリシャ語の時間』。ノーベル文学賞を受賞した話題作で、短いながらも情景描写や心理描写が巧みで「一気に読んでしまった」と語るほど心を動かされた一冊です。

ヒコロヒーさんがおすすめしたのは、黒柳徹子さんの『トットの欠落帖』。徹子さんの日常のエピソードがユーモアたっぷりに綴られており、「こんなに面白いなら人生に捨てるところはない」と感心させられるほどの内容だと紹介しました。

坂口涼太郎さんが選んだのは、川上未映子さんの『きみは赤ちゃん』。子を産み育てる経験がどれほどの偉業であるかをユーモラスかつ率直に綴った本で、坂口さんは「異なる身体を持つ人の経験を知る大切さを学ばせてくれる」と感想を述べていました。

どの作品もそれぞれの個性が光り、人生や日常を深く考えさせてくれる本ばかり。普段手に取らないジャンルにも挑戦してみたいという人にとって、読書の幅をぐっと広げてくれる絶好の選書といえます。

聴く読書の魅力

さらに番組では、近年利用者が増えている「聴く読書(オーディオブック)」の魅力にもスポットが当てられました。大きな特徴は、家事や移動の最中でも物語の世界に入り込めること。両手や視線を使わなくても楽しめるため、忙しい人や読書の時間が取りにくい人にとって心強い存在になっています。

また、紙の本とは違い目の疲れを気にせず楽しめる点も人気の理由。特に長時間読書が難しい人や、視力に不安を抱える人にとっては大きなメリットです。実際に番組で紹介された女性は、聴く読書を始めてからわずか4か月で28冊を聴き終えたとのこと。耳で楽しむスタイルだからこそ、気軽にたくさんの本に触れることができたと話していました。

さらに、朗読を担当するのが俳優や声優である場合も多く、作品の世界観を臨場感たっぷりに味わえるのも魅力のひとつ。声によって物語が一層豊かに広がり、読書体験が新しい次元へと進化していることが紹介されました。今やオーディオブックは、耳で楽しむ新しい読書スタイルとして注目を集めています。

みんな!ゴハンだよ「トマトマーボービーフン」

料理コーナーでは、しらいのりこさんによる「トマトマーボービーフン」が登場しました。戻さずにそのまま煮込む簡単レシピで、イタリアンと中華の中間のような味わいが特徴。さらに「のりドレッシングサラダ」も紹介され、出演者からは「チョレギサラダとは違った新しい美味しさ」との感想が出ました。

このビーフンのソースは、アレンジしてミートソースとしても使えるとのことで、家庭料理の幅が広がる実用的なレシピでした。

NHK【あさイチ】ほったらかしでできる!トマトマーボービーフンの作り方とコツ|忙しい日に助かる簡単ごはん|2025年9月10日放送

視聴者とのQ&A

大森元貴さんには視聴者から多くの質問が寄せられました。「好きな食べ物は?」には「今日はバナナ」と答えるユーモアも。「こしあん派」と答えたやり取りも印象的でした。また、「作曲に対する意識が変わった」と語り、役を通じて自身の音楽活動にも影響を受けていることを明かしました。

エンディング

最後には、もうすぐ誕生日を迎える大森さんへの質問が紹介され、「これからも曲を書く手を止めず、ワクワクできることを探していきたい」と力強い言葉を残しました。読書と音楽、そしてドラマが交わる今回の放送は、秋の始まりにぴったりの内容となりました。

まとめ

2025年9月10日の「あさイチ」では、

  • 大森元貴さんの朝ドラ舞台裏トーク

  • 世界でブームの日本小説と読書の魅力

  • 電子図書館や聴く読書の新しいスタイル

  • 実用的な料理レシピ

と盛りだくさんの内容が届けられました。
「読書の秋」をどう楽しむかヒントをくれる一方で、大森さんの役作りや音楽観に触れることができ、充実した回だったといえます。

今年はぜひ、自分に合ったスタイルで本を手に取り、秋の夜長を楽しんでみてはいかがでしょうか。


出典:NHK「あさイチ」2025年9月10日放送回


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