朝から元気をもらえる!杉咲花が語った素顔と演技の魅力
2025年10月3日放送のあさイチプレミアムトークのゲストは女優の杉咲花。番組では女優土屋太鳳がインタビューで登場し、二人の初共演時のエピソードが紹介されました。17歳で出会った頃の杉咲花は「可愛い妹のような存在」だったと語る土屋太鳳。しかし10年後の再共演では「知的で博識な女性」へと成長していたと感慨深く振り返りました。杉咲花も「お姉ちゃんのように優しく包んでくれる存在」と語り、互いの信頼関係がしっかりと伝わってきました。
杉咲花と土屋太鳳が語り合う10年の絆

(画像元:土屋太鳳:プロフィール・作品情報・最新ニュース – 映画.com)
2025年10月3日放送のあさイチプレミアムトークのゲストは女優の杉咲花。番組には、女優の土屋太鳳がインタビューで登場し、二人の出会いから現在に至るまでの関係性が丁寧に紹介されました。
二人の初共演は、杉咲花がまだ17歳の頃。土屋太鳳はその時の杉咲について「可愛い妹のような存在」と表現し、当時の無邪気さや素直さが印象的だったと振り返りました。若さゆえのまっすぐな姿勢と、周囲を和ませる明るさが現場でも際立っていたようです。
それから10年が経ち、再び共演した際に土屋太鳳は「知的で博識な女性へと大きく成長していた」と感慨深く語りました。役を重ねるごとに培われた経験が、杉咲花を芯の強い女優へと変化させたことが伝わります。演技に対する探究心や役作りへの深い理解が、周囲の俳優やスタッフにも強い印象を与えていることがうかがえました。
一方で、杉咲花も土屋太鳳の存在を「お姉ちゃんのように優しく包んでくれる」と表現。若い頃から変わらず支えてくれる頼もしさに、感謝の思いを口にしました。二人の間に築かれた信頼関係は、単なる共演者の枠を超えた深い絆として視聴者にも強く伝わってきました。
それぞれが異なる道でキャリアを積みながらも、再会するたびに互いの成長を喜び合える関係性は、女優としてだけでなく一人の人間としての魅力を引き立てています。二人の語り合いは、長い時間をかけて築かれた信頼と尊敬にあふれた、心温まるひとときとなりました。
朝ドラでの大ブレイクと映画への挑戦
杉咲花は、まず連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でヒロインの妹役を演じ、その自然体で芯のある演技が多くの視聴者の心をつかみました。家族の中で可愛らしさと強さを兼ね備えた存在感を見せ、若手女優として一気に注目を浴びるきっかけとなりました。その後、『おちょやん』ではヒロイン・竹井千代を演じ、波乱に満ちた人生をたくましく生き抜く姿を圧倒的な表現力で描き、大ブレイクを果たしました。朝ドラの主演という大役をやり遂げたことで、杉咲花は国民的女優の仲間入りを果たしたといえます。
さらにその後の4年間で、なんと9本もの主演作を次々と務め、映画やドラマの世界で幅広く活躍。若手女優の中でも群を抜いた出演本数と評価を得ており、まさに快進撃とも呼べる歩みを続けています。中でも転機となったのが映画『市子』です。この作品で杉咲花は「安心できない環境に身を置き、想像し続けることで役を深く知ることができる」と実感し、役作りへの向き合い方が大きく変わったと語りました。社会の片隅で懸命に生きる女性をリアルに体現する姿は、観客に強い印象を残しました。
そして最新作の『ミーツ・ザ・ワールド』では、まったく異なる役柄である「腐女子」に挑戦。これまでの清純派のイメージを覆すような大胆な役作りに挑み、演技の幅広さを示しました。作品の監督からも「一緒に映画を作る仲間として関わってくれた」と語られ、共演者やスタッフからの信頼も厚いことがうかがえます。
このように朝ドラを経て女優として飛躍した杉咲花は、挑戦的な役柄にも果敢に取り組み続ける姿勢を見せています。主演作が続く中でも常に新しい演技を探り、観客に驚きと感動を届ける存在であり続けています。
『杉咲花の撮休』で見せた自然体
ドラマ『杉咲花の撮休』は、女優杉咲花が“もし撮影が休みの日にどのように過ごすのか”をテーマに、自分自身を演じるというユニークな作品です。普段のドラマや映画とは異なり、役を離れて「本人」としてカメラの前に立つことで、杉咲花の素顔や人柄が自然に映し出されました。
演出を担当した松居大悟監督は、杉咲花について「生活の中で自然と起こることに感動したり落ち込んだりする印象がある」とコメント。作られたキャラクターを演じるのではなく、日常の中で起こる些細な出来事や感情の揺れ動きに真っ直ぐに反応できる感性こそが、彼女の魅力だと語りました。
杉咲花自身も「自分を演じるのは不思議な気分」と話しており、カメラの前で“素の自分”を表現する難しさや新鮮さを実感していたことが伝わります。役を演じるときの集中力とは異なる、等身大の姿が作品を通じて描かれ、女優としての幅広さをさらに印象づけました。
このドラマは、演技派女優として数々の作品で存在感を示してきた杉咲花が、観察力や感受性の豊かさをあらためて証明した一作といえます。人の表情や空気の変化を敏感に感じ取り、自然に溶け込ませる力は、彼女の出演作ごとの深みにつながっています。作品を通じて、俳優・杉咲花が持つ“生きることそのものを演じる力”がより鮮明に浮かび上がりました。
最新作『ミーツ・ザ・ワールド』での挑戦

(画像元:ミーツ・ザ・ワールド : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画 – 映画.com)
映画『ミーツ・ザ・ワールド』(監督:松居大悟、2025年10月24日公開)で杉咲花さんが演じるのは、自己肯定感の低い27歳の女性・由嘉里というキャラクターです。彼女は擬人化焼肉漫画『ミート・イズ・マイン』に夢中になり、いわゆる推し活に支えられて生きていますが、現実の自分に対してはなかなか自信を持てず、日常の中で閉塞感や孤独感に悩まされています。このような人物像は華やかな役どころが多かった杉咲さんにとって、新しい挑戦となります。
由嘉里は感情の揺れが激しく、他人との関わりに戸惑いながらも、少しずつ自分を見つめ直していく人物です。自分を肯定できない姿をどれだけリアルに演じるかが物語の核心であり、観客の共感を呼ぶポイントでもあります。細かな表情の変化や言葉にできない心の葛藤を表現することが、この役において特に重要となります。
撮影の舞台となったのは新宿・歌舞伎町。人の流れが絶えない雑踏の中で、主人公がどのように存在感を示すのかが見どころです。監督の松居大悟さんは実際の街での撮影を重視し、街のリアルな息遣いや光と影をスクリーンに刻み込みました。夜のネオンや人々のざわめきといった生の空気の中で、杉咲さんは孤独と希望の入り混じる感情を体現しています。
また、音楽はクリープハイプが手がけ、作品全体の感情の起伏を彩っています。演技と音楽、そして街のリアルな映像が融合することで、より深い物語体験を生み出しています。共演には南琴奈さんや板垣李光人さんが名を連ね、主人公との関わりが物語を大きく動かしていきます。
『ミーツ・ザ・ワールド』は、悩みや葛藤を抱えながらも新しい世界と向き合っていく若い女性の姿を描いた作品であり、杉咲花さんにとって女優としての新境地を示す一本となるでしょう。
アクティブな私生活と料理好きな一面
女優として多忙な日々を送る杉咲花ですが、プライベートでは驚くほどアクティブな一面を見せています。例えば、撮影が一区切りした翌日に思い立って北海道へ一人旅に出かけるなど、自由でエネルギッシュな行動力が際立っています。広大な自然の中で心を解放し、そこで得た新鮮な刺激や出会いが、女優としての感性を豊かにしていることは想像に難くありません。
さらに、かねてから憧れていた料理家の細川亜衣に会うために、遠く熊本まで足を運んだことも紹介されました。番組内では細川亜衣からの心温まる手紙が披露され、杉咲花がどれほど料理を愛しているかが伝わりました。単なる趣味にとどまらず、料理を通じて人とのつながりや心の豊かさを大切にしている姿勢が印象的です。
特に彼女の作る料理は「付け合わせがとても美味しい」と評判で、主役の料理を引き立てる工夫や繊細な味付けにこだわりが見られます。こうした料理好きとしての一面は、役柄に対する緻密な観察や細やかな表現にもつながっており、女優としての表現力の源になっているといえるでしょう。
日常の中で積極的に動き、食や旅を楽しむ姿は、スクリーンで見せる迫真の演技と同じく、杉咲花の人間らしい魅力を際立たせています。
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