NHK【有吉のお金発見 突撃！カネオくん】超ディープ！クセつよ専門店のヒミツ　“リアル仮面が集まる墨田区”ד世界注目のミニチュア鍋”ד国産唯一ビニール傘工房”まとめ｜2025年11月16日

超ディープな“クセつよ専門店”の世界へようこそ！お金のヒミツをまるごと解き明かす

2025年11月16日放送『有吉のお金発見 突撃！カネオくん』では、日本中に点在する“クセつよ”専門店の裏側に迫り、そのお金の流れや人気の理由をていねいに紹介していました。この記事では、番組内で紹介されたすべてのお店・エピソードを整理しながら、「なぜこのニッチな店が成立しているのか？」を深掘りします。扱っている商品やサービスの独自性、世界レベルで評価される技術、歴史に裏付けされた伝統など…。読み終える頃には、専門店の面白さに思わず引き込まれてしまうはずです。

NHK【有吉のお金発見 突撃！カネオくん】進化が止まらない！お掃除グッズのヒミツ　AR掃除機とたわし職人がつなぐ“キレイ革命”｜2025年11月2日

墨田区の仮面専門店で出会う“芸術の価値”と世界からの注文

最初に番組が向かったのは、東京都墨田区にある仮面専門店。ここでは能面のような伝統的な仮面から、犬・狐といった動物モチーフ、さらにはペストマスク・ガスマスクまで、多様な仮面がずらりと並びます。

この店の最大の特徴は「一点物のアーティスト作品」。仮面制作のプロが、一つ一つ手作業で仕上げる作品で、国内はもちろんアメリカ・イタリア・スペイン・ブラジル・中国からも購入希望者が訪れます。

扱われている仮面の用途は幅広く、
・演劇家が舞台用に購入
・大道芸パフォーマーが表現の幅を広げるために使用
・アーティストの世界観を形にするアイテムとして活躍
と、クリエイティブな現場で欠かせない存在です。

さらに、番組では人間の顔をリアルに再現した“リアル仮面”も紹介。この圧倒的なクオリティは国内外で話題になり、倖田來未や仮面女子といった著名人の使用例もキーワードとして取り上げられました。独自性・芸術性・希少性が組み合わさり、高い価値が生まれていることがよく分かる専門店です。

荒川区のミニチュア専門店がすごすぎる！世界が注目する“本物素材”の職人技

次に紹介されたのは、東京都荒川区にあるミニチュア専門店。ここは“家族で営む小さな工房”でありながら、その技術力は世界レベル。

店主は金属加工を担当。妻と娘が木材・レジン・樹脂粘土を用い、食べ物や小物を制作。家族全員の技術が合わさって、一つのミニチュア世界が構築されています。

特に驚くのは「本物と同じ素材を使ってミニチュアを作る」というこだわりです。ステンレスや鉄など、加工が難しい素材を扱えるミニチュア職人は世界的にも珍しい存在。昭和レトロなテレビにはマイクロSDを入れられ、実際に映像が映るという“超リアル仕様”。

SNSを中心に国内外から注文が殺到し、品評会では常に注目される存在となっています。一度の購入が10万円を超える個人客もいるほどで、ミニチュアの枠を超えた“アート作品”としての価値が認められていることが伝わってきました。

この店が誕生したきっかけは、店主がミニチュア好きの妻のために「本物素材のミニ鍋」を作ったこと。その口コミが広まり、世界から注文が舞い込むようになったという心温まるエピソードも印象的でした。

台東区の老舗ビニール傘専門店が守り続ける“日本唯一の技術”

続いて番組が訪れたのは、東京都台東区のビニール傘専門店。この店の歴史は江戸時代中期までさかのぼり、雨具専門店として傘や雨ガッパを扱ってきました。

戦後、先代社長が進駐軍のテーブルクロスを見てビニールの存在を知り、そこから「透明な傘」を思いついたのが始まり。試作を重ね、1958年頃には日本初のビニール傘が完成しました。

当時の若者たちにとって“中が透ける”デザインは画期的で、ファッションアイテムとして人気が爆発。日本全国に広まりましたが、その後は海外製の安価なビニール傘が大量に市場に入り、国内で作る店はほぼ消滅。この老舗だけが国産ビニール傘を作り続けています。

さらに、風を逃がす『逆支弁』や、服や荷物を濡らさない『逆さに閉じる傘』、直径140cm級の“横雨にも強い傘”など、専門店だからこそ生まれた工夫が随所に紹介されました。

ミニクイズとして登場した“直径25cmの小さな傘”の正体が「スマホ用の傘」だったのも印象的で、視聴者の驚きを誘う内容となっていました。

ネジ専門店の世界は奥深い！防犯需要で売れ続ける理由

さらに番組は、5000種類・15万点以上のネジを扱う専門店へ。ここでは、車やバイクのナンバープレート盗難が増えている背景から、防犯ネジへの交換が増えていることが紹介されました。

防犯ネジは「締めるのは簡単、外すのは非常に難しい」構造で、専用工具なしでは開けられない仕組み。セキュリティ対策が求められる現代において、その需要は年々増え続けています。

また、番組ではネジの歴史にも触れ、アメリカで1935年にプラスネジが発明され、自動車産業と共に普及したという背景が紹介されました。さらに日常でも使える知識として、ネジの溝がつぶれたときは輪ゴムを挟むと回しやすくなるという小ワザも登場。実生活でも役立つ情報が盛り込まれていました。

“人のヒミツ”に値段がつく専門店！？ユニークすぎるラスト

最後に登場したのは、紙に書いた自分のヒミツに値段がつくという、前代未聞の専門店。番組では野々村友紀子が自分のヒミツを記入し、それに“50兆円”という驚きの値段がつく展開がありました。

エンタメとしての遊び心と、専門店の自由な発想が融合したユニークなシーンで、他の店舗とはまた違った“価値観の多様性”を象徴する締めくくりとなりました。

まとめ

今回の放送で紹介された“クセつよ専門店”は、どれもニッチでありながら強烈な魅力を持ち、専門店として成立する理由がしっかり存在していました。

・アーティストの世界が広がる仮面専門店の創作力
・本物素材で挑むミニチュア工房の精密技術
・日本唯一となったビニール傘の伝統と革新
・生活を守るネジ専門店の豊富なラインナップ
・ヒミツにすら価値をつけてしまうユニークな店

どのお店も独自の技術・歴史・物語があり、“好き”を極めることがビジネスになる瞬間を見せてくれました。