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NHK【発掘!鉄道お宝フィルム】『機関車物語』(昭和15)猛特訓!SL疾走の技|知られざる投炭練習場と投炭順番表、機関助士試験の過酷さ|2025年11月23日

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『機関車物語』に息づくSLの魂と訓練の世界

SL時代の現場で働いた人たちは、一体どのような技術と覚悟で機関車を動かしていたのか。今回の『発掘!鉄道お宝フィルム』では、昭和15年制作の記録映画『機関車物語』を通して、当時の若き機関助士たちがどれほど真剣に仕事へ向き合っていたのかが深く伝わってきました。ほんの数分の番組ながら、その密度は驚くほど濃く、今では見ることのできない訓練風景や技術が描かれていました。

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SLを動かす若者たちの“青春”が映像でよみがえる

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今回紹介された『機関車物語』は、鉄道博物館に大切に保管されている映像資料で、当時の“SLに青春を捧げた男たち”が記録されています。

機関車の運転は1人ではできません。機関士機関助士の2名がチームとなり、互いの動きがずれると走行そのものに支障が出るため、信頼関係と技術が欠かせない世界でした。

映像を見ながら当時を語る元機関助士のみなさんの姿も印象的でした。
映像に合わせて自然と当時の記憶がよみがえったようで、現場の厳しさ、緊張感、仲間との時間など、短いコメントにも深い重みがありました。

若者たちの舞台となるのが、“投炭練習場”。燃料となる石炭をどれほど効率よく火室に投げ込めるかが、機関助士としての技量を大きく左右します。この練習場での訓練風景は、見ているだけで熱が伝わってくるほど真剣そのもの。石炭の扱い方、投げるフォーム、リズム…。すべてが走行性能に直結するため、一つひとつの動作に妥協はありませんでした。

資格試験の厳しさがリアルに伝わる

機関助士になるには、まず資格試験に合格しなければなりません。
この試験がとにかく厳しい。

映像では、炉へ石炭を投げ込む際に石炭が溢れた場合は減点対象になることが説明されていました。炉は常に高温で、投げる角度や力加減が少しでも狂うと石炭がこぼれます。
“機関助士の入口”ですらこの難易度であることを思うと、当時の鉄道員の技術水準の高さを改めて感じます。

しかし、本当に過酷なのは合格した後。
機関車に乗ってからは、「石炭をいかに効率よく燃やすか」がすべての要。
火の状態が悪ければ、長距離を走る前に石炭が足りなくなってしまい、列車の運行に大きく影響が出ます。

そこで重要になるのが『投炭順番表』です。
炉のどこに、どの順番で、どれだけ石炭を入れるかを示すもので、最適な燃焼状態を維持するための“プロの技術書”のような存在でした。

煙の色で燃焼状態を読む“職人の目”

SL時代の技術で特に驚かされるのが、煙突から出る煙の色を見て燃焼状態を判断するという点です。

黒い煙、白い煙、灰色の煙。
この色の違いが、石炭の燃え具合、空気の流れ、炉の温度管理などを読み取る大切な情報源でした。

映像を見ている元機関助士のみなさんも、煙の色の記憶について話していました。
色の“ほんのわずかな変化”で、彼らは今火が弱っているのか、燃え過ぎているのか、石炭を入れる位置が悪かったのかを瞬時に判断していました。

まさに、視覚と経験を合わせて身につく“職人の目”。
現代の車両では見ることのできない技術が、映像の中で生き生きとよみがえります。

勝浦市・千葉市に残る当時の鉄道の空気

映像では、勝浦市千葉市で撮影された当時の鉄道風景も紹介されていました。
線路沿いの街並み、周囲の自然、蒸気をあげて走るSL。
昭和の鉄道文化を象徴するようなシーンが広がり、時代の流れとともに変わっていった日本の交通の姿が浮かび上がります。

地域の暮らしを支えたSLが、どんな環境で、どんな技術者の手によって走っていたのか。
その答えが映像の一つひとつに詰まっていました。

訓練の厳しさ、仕事への誇りが胸に迫る

投炭練習場で汗を流す若い機関助士。
炉に向かって真剣な目を向ける姿。
機関車の鼓動と同じリズムで動く熟練の手つき。

その全てが、機関車という巨大な鉄の塊を「走らせる」ための努力であり、誇りであり、覚悟でした。

映像を見つめる元機関助士のみなさんの表情には、その世界で生きてきた重みが宿っていました。
短い番組ながら、心に深く残る回だったと思います。

まとめ

昭和の鉄道文化は、ただの“技術”ではなく、そこに生きた人たちの情熱と努力で形作られていました。
今回紹介された鉄道博物館の『機関車物語』は、その世界を現代に届けてくれる貴重な映像です。

厳しい資格試験、投炭練習場での鍛錬、燃焼状態を煙で読み取る高度な職人技、そして勝浦市・千葉市に残る当時の風景。

すべてが組み合わさり、SLという乗り物がどれだけの“人の力”で動いていたのかを教えてくれました。

短い放送でも内容は非常に濃く、鉄道を愛する人にとっては必見の回でした。
歴史を知る手がかりとしても、とても価値のある映像だったと言えるでしょう。

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