塗り方で変わるスキンケア効果が分かる美容のトリセツ
このページでは『15分であしたが変わるトリセツショー(2025年12月15日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
今回のテーマは『美容のトリセツ〜塗り方編〜』。高い化粧品を使っても思ったほど効果を感じない理由が、「成分」ではなく「塗り方」にあることを、実験を通して明らかにした回でした。番組を見て気になったポイントを、日常でそのまま試せる形で整理しています。
スキンケアは成分よりも塗り方が結果を左右する
番組の冒頭で示されたのは、スキンケアは良い成分を使うだけでは十分ではないという事実です。同じ保湿剤や日焼け止めでも、塗り方を変えるだけで効果に大きな差が出ることが、複数の実験で確認されました。
ムラなく塗れているつもりでも、実は肌の構造そのものが、ムラを生みやすい状態になっていることが紹介され、ここから検証が始まります。
保湿はムラが最大の敵 エアブラシ実験で見えた肌の特徴
保湿の検証では、保湿方法を研究している韓瑞大学校のチャン・ビョンス教授が登場しました。人の肌は細かい凹凸があり、手で塗るとどうしても均一にならないことが、ムラの原因だと説明されました。
そこで注目されたのがエアブラシです。韓国式サウナ『チムジルバン』で行われた実験では、保湿剤をエアブラシで吹き付けた肌は、手で塗った場合に比べて約3倍の水分を保っていることが分かりました。微粒子で広がることで、肌全体をすき間なく覆える点が大きな違いでした。
この結果を受け、家庭用の保湿用エアブラシも紹介され、塗り方の重要性がよりはっきり示されました。
道具がなくてもできる保湿剤のくるくる塗り
エアブラシがなくても同じ考え方を取り入れられる方法として紹介されたのが『くるくる塗り』です。
保湿剤を肌にのせたあと、指先で小さな円を描くように動かしながら広げることで、肌の凹凸に沿って成分が行き渡りやすくなります。力を入れず、滑らせるように動かすのがポイントで、手塗りでもムラを減らせる方法として紹介されました。
日焼け止めは塗り方で防御力が変わる 伊江島での検証
日焼け止めでも塗り方の違いははっきり表れました。番組では沖縄県の伊江島を訪れ、塗り方を変えた日焼け止めを比較しています。
2日間で合計11時間、紫外線を浴び続けた結果、くるくる塗りをした肌は日焼けや赤みが見られませんでした。一方で、ムラのある塗り方では紫外線の影響が出やすいことが確認されました。
日焼け止めは量だけでなく、均一に広げることで本来の効果を発揮することが、実験ではっきり示されました。
唇は肌と別物 リップクリームはタテ塗りが基本
唇ケアでは、顔の肌とは違う考え方が必要だと紹介されました。唇は角質層が薄く、皮脂も少ないため、とても乾燥しやすい部分です。
韓国で雑誌や広告のリップモデルとして活躍するユジャさんやジン・ユルさんは、リップクリームは横に塗らず、縦方向に隙間なく塗ることが大切だと話していました。唇の縦じわに沿って塗ることで、潤いが逃げにくくなり、ぷるっとした状態を保ちやすくなります。
ムラなしを意識するだけでスキンケアは変わる
番組の最後では、保湿剤と日焼け止めは『くるくる塗り』、リップクリームは『タテ塗り』というポイントが改めて振り返られました。
特別な化粧品を増やさなくても、塗り方を少し変えるだけで、スキンケアの結果は大きく変わります。毎日の習慣に取り入れやすい工夫だからこそ、すぐに試してみたくなる内容でした。
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