子犬が家にやってきた!家族の毎日が少しずつ変わっていく物語
このページでは『子犬が家にやってきた!(2025年12月17日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。子犬を迎えた家族の日常、しつけの悩み、保護犬との出会い、多頭飼いの工夫まで、番組で描かれたすべてのエピソードを通して、犬が家族の一員になっていく時間が丁寧に映し出されました。見ている側も、子犬の成長とともに家族の気持ちが変わっていく過程を追体験できる内容です。
兄弟で向き合う初めての子犬育て フレンチ・ブルドッグ雫の毎日
東京都在住の4人家族が迎えたのは、生後2か月のフレンチ・ブルドッグの女の子、雫です。初日の夜、兄弟は雫と離れたくない気持ちからケージのそばで眠りましたが、午前3時に物音で目を覚まします。ケージの中で雫が排せつしてしまい、母を起こして掃除をすることになりました。かわいいだけでは済まない現実に、家族全員が最初の一歩を踏み出します。
3日目には兄の蓮くんがごはんやトイレ掃除を進んで担当するようになり、弟の悠くんも手伝いながら少し距離を取って見守っていました。しかし6日目の早朝、悠くんは一人でトイレ掃除に挑戦します。子犬の存在が、兄弟それぞれの役割や気持ちを少しずつ変えていきました。
噛み癖・トイレ・散歩デビュー しつけに悩み学ぶ時間
新しい家に慣れてきた雫は元気いっぱいになり、次に出てきたのが噛み癖でした。フレンチ・ブルドッグは顎の力が強く、噛み癖がエスカレートすると大きなけがにつながる可能性があります。母は噛んだらすぐケージに入れて遊びを終わらせる方法を試しましたが、思うような効果は出ませんでした。
そこでドッグトレーナーの鹿野正顕さんに相談し、噛んできた瞬間に低く大きな声で注意を引き、そっぽを向くことで「噛むと楽しい時間が終わる」と伝える方法を学びます。トレーニングを続けた結果、噛みつく回数は徐々に減っていきました。
子犬が家にやってきて54日目、雫は散歩デビューを迎えます。体重は家に来たときの2倍以上に増え、最初は戸惑いながらも、次第に前へ進めるようになりました。この頃には兄弟の中にも「自分たちが守る存在」という意識が芽生え始めていました。
8歳からでもトイレは覚えられる?ゲスト犬のリアルな悩み
番組ではゲストの武田真治さんの愛犬・もなかちゃんの悩みも紹介されました。8歳になってもおしっこを失敗してしまうことがあり、トイレのしつけに困っているといいます。鹿野正顕さんは、トイレトレーの上に人工芝を敷く方法を提案しました。足触りを変えることで、犬がトイレの場所を認識しやすくなるという実践的なアドバイスで、年齢に関係なく工夫の余地があることが示されました。
保護犬・紅が仲間入り 先輩犬と築く距離
神奈川県在住のご夫婦の家には、すでに先輩犬が2頭いました。そこへ迎えたのが、生後2か月の保護犬・紅です。柴犬と秋田犬のミックスで、人懐こく、誰にでもすぐおなかを見せる性格です。
先輩犬たちは紅を警戒し、特にむぎが激しく怒る場面もありましたが、紅はすぐにおなかを見せます。これは「これ以上攻撃しないで」という犬同士の大切なサインです。むぎが紅を教育するような様子も見られ、少しずつ関係が変わっていきました。
23日目には、むぎが紅に対して寛大な態度を見せるようになり、ワクチン接種2回目を終えて散歩デビューを迎えます。最初は自転車や人を怖がって立ち止まることもありましたが、3頭そろって海まで散歩すると、紅は先輩犬の後を自然に追いかけて歩きました。2か月後には体が一番大きくなり、やんちゃさはそのままに家族の中心的な存在になっていました。
犬どうしがケンカにならないための大切な考え方
多頭飼いについて鹿野正顕さんは、それぞれの犬が安心できる場所を用意することの大切さを挙げました。おもちゃの取り合いなどでケンカになりそうなときは、飼い主が適切に介入することも重要です。犬同士に任せきりにせず、人が環境を整えることでトラブルを防げることが伝えられました。
ワン!コーナーで分かる犬の行動と気持ち
「ワン!コーナー」では、犬の素朴な疑問を専門家が解説しました。窓越しではケンカをするのに、窓を開けるとやめるフレンチ・ブルドッグの行動について、麻布大学の菊水健史教授は「直接のケンカが怖い心理」が関係していると説明します。
自分のおならに驚くラブラドール・レトリーバーについては、自分の体の一部だと理解できていないためだとされました。また、堀未央奈さんの愛犬が腰から後ろを触られるのを嫌がる理由についても、犬はその部分を触られるのが苦手だという解説があり、日常の接し方を見直すヒントが示されました。
2頭同時に迎えた子犬 夫婦の再スタート
神奈川県在住のご夫婦は、アメリカン・コッカー・スパニエルの子犬を2頭同時に迎えました。以前飼っていたフレンチ・ブルドッグを相次いで亡くし、もう犬は飼わないと考えていましたが、SNSで見た2頭の写真に先代犬とのつながりを感じたといいます。
シャンティとパーチェと名付けられた子犬たちを迎えるにあたり、見守りカメラを3台設置し、慎重に生活をスタートさせました。18日目には2回目のワクチン接種を終え、初めてのだっこ散歩へ。家では元気なシャンティが外では怖がる姿もあり、先代犬と歩いた思い出の散歩道が新しい時間につながっていきました。毎日のように格闘ごっこをしていた2頭も、次第に自分たちでやめられるようになり、確かな成長を見せていました。
子犬が家族に残したもの
『子犬が家にやってきた!』は、子犬のかわいさだけでなく、命を迎える責任や家族の変化を静かに伝える番組です。初めての子犬育て、保護犬との出会い、2頭同時飼育というそれぞれの形を通して、犬が家族の一員として根付いていく過程が描かれました。子犬と過ごす日々が、人の心や暮らしを確実に前へ進めていくことを感じさせる内容でした。
NHK【子犬が家にやってきた! 7】先住犬子犬は仲よくなれる?保護犬里親と恐怖心対処、正式譲渡の記録|2025年12月14日
甘がみやケンカが起きたときに考えたい 家庭でできる環境づくり

子犬の甘がみや、多頭飼いでのケンカは、しつけの失敗ではなく暮らしの環境がまだ整いきっていないサインとして表れることがあります。そこでここでは、家庭の中で実際に取り入れやすい環境づくりの考え方を、追加情報として紹介します。叱ることよりも、犬が安心して行動できる土台を整えることが、結果的にトラブルを減らしていきます。
甘がみが起きにくくなる空間の整え方
甘がみへの対策で大切なのは、噛んでいいものと、噛んではいけないものを環境で分けることです。子犬は遊びや好奇心の中で噛む行動を覚えていくため、最初から噛んでもよいおもちゃを身近に置いておくことで、自然と対象が定まります。手や服を噛んでしまった場合は、大きな反応をせず、その場で遊びを中断する流れを繰り返すことが効果的です。噛むと楽しい時間が終わる、という経験を重ねることで、行動が少しずつ変わっていきます。また、靴やコード類など誤って噛みやすい物は視界や動線から外し、噛むチャンスそのものを減らす配置にすることも重要です。
多頭飼いでケンカを減らすための距離の作り方
多頭飼いで起きるケンカの多くは、犬同士の性格よりも距離が近すぎることによる緊張から生まれます。そのため、食事場所や休憩スペース、おもちゃはできるだけ分け、取り合いが起きにくい配置にします。ベビーゲートや家具の配置を使って空間を区切ることで、犬が自分から距離を取れる環境が生まれます。ケンカが起きそうな場面では、飼い主が落ち着いてそばにいるだけでも、犬の気持ちが和らぐことがあります。実際に始まってしまった場合も、無理に体をつかんで引き離さず、音や視線の切り替えで注意をそらす方法が安全とされています。
毎日の暮らしで積み重ねる安心感
甘がみやケンカを減らすためには、日常のリズムも大きく関係します。十分な散歩や遊びの時間を確保することで、余ったエネルギーやストレスが発散されやすくなります。また、犬それぞれが落ち着いて過ごせる寝場所や休憩スペースを用意することで、気持ちを切り替える時間が自然と生まれます。複数の犬がいる場合は、性格や関係性をよく観察し、無理に同じ行動をさせないことも大切です。こうした環境の積み重ねが、犬にとっての安心につながり、結果としてトラブルの少ない暮らしへとつながっていきます。
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