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NHK【激突メシあがれ】冬の鍋SP 新名物鍋は誕生するか?心に残った一杯と土地の物語|2025年12月24日

激突メシあがれ
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冬の鍋SP 新名物鍋は誕生するか?

このページでは『激突メシあがれ〜自作グルメ頂上決戦〜 冬の鍋SP 新名物鍋は誕生するか?(2025年12月24日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
全国から集まった出場者が、自分の人生や土地の記憶を鍋に込めて競い合い、「100年後にも残したい新ご当地鍋」を本気で目指した一夜でした。元力士、郷土料理研究家、農家、高校生、元教師と、立場も年齢も異なる人たちが、冬の鍋という舞台で真正面からぶつかります。

元力士の経験を鍋に生かす 大澤弘規さん(北海道・上砂川町)

大澤弘規さんは、北海道・上砂川町役場に勤務する元力士です。東京の相撲部屋で過ごした現役時代、力士たちの体を支える食事として何度も塩ちゃんこ鍋を作ってきました。その積み重ねが、今回の準決勝の鍋づくりにそのまま生きています。
披露した鍋は、鶏肉と野菜を合わせて15種類もの具材を使った構成でした。具材の多さが目を引きますが、ただ豪快なだけでなく、それぞれの食材がスープの中で役割を持ち、全体が一つにまとまるよう考えられていました。
結果として決勝進出には至りませんでしたが、日々大鍋と向き合ってきた経験が伝わる内容で、鍋料理の基本と向き合う姿勢をはっきりと示しました。

奈良の歴史と古代食材に挑む 木村隆志さん(奈良県)

木村隆志さんは奈良県で郷土料理を研究し、奈良の食文化研究会の理事長を務めています。準決勝では、奈良の歴史そのものをテーマに据えた鍋を披露しました。
鍋には『万葉集』にも登場する大和橘を丸ごと使い、スープには古代のチーズとされる蘇を加えています。現代では珍しい食材を、無理なく鍋として成立させた点が高く評価されました。
決勝で披露された「古代のロマン香る はくたくうどん鍋」は、紅白の手打ち葛餺飥うどんが主役です。特別な味噌で仕上げたスープは奥行きがあり、そこに柿をそのまま入れることで、奈良らしい季節感と意外性が加わりました。
歴史と味を両立させた鍋として、優勝にふさわしい一品となりました。

白ねぎと郷土愛で勝ち進む 中島勇貴さん(鳥取県)

中島勇貴さんは鳥取県の白ねぎ農家です。白ねぎの魅力をどう鍋で伝えるかを突き詰め、準決勝では具材を白ねぎのみに絞った白ねぎしゃぶしゃぶで勝負しました。
鍋の主役を一つに定め、薬味にアジのたたきを添えることで、味に変化と広がりを持たせています。白ねぎの甘みや食感を、真正面から味わわせる構成でした。
決勝では「鳥取まるごとフォンデュ風とろろ鍋」を披露します。長芋を鳥取砂丘に見立て、とろろをベースに、白ねぎを中心とした鳥取の食材をフォンデュのようにつけて食べるスタイルです。
鍋の中に鳥取の風景や文化を映し出すような一品でした。

秋田と大分 郷土料理がぶつかった準決勝の攻防

準決勝の3回戦では、秋田と大分、それぞれの郷土料理が正面から向き合いました。
工藤明美さんは、秋田で35年間中学校の美術教師を務めた後、定年後に家族でキャンプ場を経営しています。鍋には、秋田県民に親しまれてきただまこ鍋を選び、比内地鶏や山の恵みを組み合わせました。
一方、藥師寺悦子さんは生まれも育ちも大分で、大分学研究会に所属しています。地元でがん汁と呼ばれる、ツガニを使った郷土料理を鍋としてアレンジしました。
土地の味を正面からぶつけ合った結果、だまこの魅力を生かしきった工藤さんが決勝へ進みました。

100年後に残したい新ご当地鍋を競う決勝のもよう

決勝のテーマは「100年後にも残したい新ご当地鍋」でした。条件は、1人前あたりの食材費を1000円以内に抑えること。その制限の中で、決勝に進んだ3人は、それぞれの土地と向き合いながら約1か月間準備を重ねてきました。高価な食材に頼らず、身近な素材をどう組み立てるかが問われる舞台でした。
木村隆志さんは、奈良の食文化を象徴する意伝坊みそをスープの軸に据え、歴史の積み重なりを感じさせる鍋を完成させました。味噌の奥行きを生かしながら、具材一つ一つが自然に溶け込む構成で、奈良という土地の時間の流れを表現しています。
中島勇貴さんは、あご(トビウオ)から取っただしを使い、鳥取の海のうまみを鍋の土台にしました。そこに白ねぎをはじめとする畑の恵みを重ねることで、海と農の距離が近い鳥取らしさを一つの鍋にまとめ上げています。
工藤明美さんは、比内地鶏のスープを中心に、だまこや野菜など秋田の食材を惜しみなく盛り込みました。家庭で長く受け継がれてきた味を大切にしながら、地元を元気にしたいという思いが鍋全体から伝わる構成でした。
三者三様の鍋は、味の方向性も表現の仕方も異なっていましたが、どの一杯からも、その土地で暮らし、食と向き合ってきた時間が自然ににじみ出ていました。

優勝 木村隆志さんのはくたくうどん鍋と番組の到達点

結果発表で優勝に選ばれたのは木村隆志さんでした。
スープに合わせて具材の持ち味が最大限に生かされている点、複雑な味噌の風味をまとめ上げた技術、柿を鍋に入れるという発想の新しさが評価されました。
この冬の鍋SPは、新しい名物鍋を決めるだけでなく、鍋という料理が土地の記憶や人の歩みを未来へつなぐ力を持っていることを、はっきりと示した回でした。

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鍋がご当地名物として広がる条件を番組内容から考える

しげゆき
しげゆき

ここでは、今回の『激突メシあがれ 冬の鍋SP』で紹介される鍋の特徴をもとに、鍋という料理がどのようにして“ご当地名物”として広がっていくのか、その条件を整理して紹介します。番組に登場する鍋は、どれもアマチュアによる自作でありながら、地域性や物語性を強く持っている点が共通しています。その背景を知ることで、なぜ今「新しい名物鍋」が生まれようとしているのかが見えてきます。

土地の食材と結びついていること

ご当地鍋として広がるために欠かせないのが、その土地でしか手に入りにくい食材や、その地域を代表する食材が使われていることです。番組では、富山の白えび、大分のツガニといった名前を聞いただけで土地が思い浮かぶ食材が鍋の中心に据えられています。こうした食材は味の個性がはっきりしているだけでなく、「その場所で生まれた料理」という分かりやすさがあります。旅先で食べたい、現地で味わいたいと思わせる力が、名物鍋として広がる土台になります。

料理に物語や背景があること

鍋が記憶に残る存在になるには、味だけでなく、その鍋が生まれた理由や背景が伝わることも重要です。奈良の歴史ロマン鍋のように、土地の歴史や文化を意識した鍋は、料理を通して地域の空気を感じさせます。また、元力士の塩ちゃんこ鍋のように、作り手自身の人生や経験がにじむ鍋は、食べ物以上の価値を持ちます。こうした背景があることで、鍋は単なる一品料理ではなく、語りたくなる存在になります。

家庭でもまねしやすい要素があること

もう一つの条件は、特別すぎず、家庭でも取り入れやすい形が想像できることです。番組ではウスターソースを使ったお手軽鍋も紹介され、誰でも試しやすい工夫が示されます。名物鍋として広がる料理は、最初は地域色が強くても、少し形を変えながら家庭の食卓に入っていくことが多いです。難しすぎない作り方や身近な調味料が使えることは、広がり続けるための大切な要素になります。


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