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Eテレ【グレーテルのかまど】新美南吉のあんまきはなぜ名作に登場した?知立名物の由来とレシピ再現を読み解く|2025年1月26日

グレーテルのかまど
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新美南吉の物語とあんまき

このページでは『グレーテルのかまど  新美南吉のあんまき(2025年1月26日)』の内容を分かりやすくまとめています。

児童文学者新美南吉の創作を支えたのは、実は甘いお菓子でした。
その象徴となるのが、東海道・知立に息づく名物あんまきです。香ばしい生地と素朴なあんこ。その優しい甘さは、南吉が紡いだ物語の温度そのもの。

番組では、南吉の人生と故郷の味、そしてスタジオで生まれる“できたての一巻き”が重なり合い、一つのお菓子が持つ力を描いていました。

新美南吉と甘いものに支えられた創作の力

児童文学者の新美南吉は、短い生涯の中で『ごんぎつね』や『手袋を買いに』といった名作を生み出した人物として知られています。しかし番組が描き出したのは、創作の裏側にいつも甘いお菓子が寄り添っていた、もう一つの南吉の姿でした。
彼の机のそばには、幼い頃から大好きだった甘味がいつもあり、疲れた心をそっと支えていたとされています。小学校三年生の作文には「好きなもの」が五十も並び、その中にはあんまきをはじめとする多くのお菓子の名前が登場しました。
番組では、甘いものが南吉の創作の“燃料”だったという視点から、彼の作品世界とお菓子の深いつながりがくっきりと示されていました。

知立で育まれた名物「あんまき」と物語の背景

東海道の宿場町としてにぎわった知立(池鯉鮒)の名物が、香ばしく焼かれた皮であんこを包む「あんまき」です。きつね色に焼き上げた生地をくるりと巻く素朴な姿は、旅人たちの小腹だけでなく、心までも満たしてきた歴史があります。
番組では、老舗の職人が一枚一枚ていねいに生地を焼き、手早くあんを巻く様子が紹介され、その技の美しさに視聴者を惹きつけました。
さらに、南吉の童話『牛をつないだ椿の木』に登場するあんまきも取り上げられ、物語に息づく穏やかな情景と、知立の土地で育まれた食文化がどれほど深く結びついているかが語られました。

スイーツ男子としての新美南吉の素顔

番組が強調したのは、新美南吉が実は稀代のスイーツ男子だったことです。和菓子・洋菓子どちらもこよなく愛し、当時の地元で親しまれていた「つけあぎ」「ぺこしゃん」「餡つぼ」といった菓子も、南吉の心を満たしていたとされています。
ただ甘いものを好んだだけではなく、彼が生まれ育った知多・三河周辺の食文化そのものに深く根ざしていたことが、番組の中で浮かび上がりました。
甘いものが心の支えとなり、その温かさが彼の作品に通う“優しさ”の源になっていることが、映像からもはっきりと伝わってきました。

かまど流・香ばしい「あんまき」生地と粒あんの作り方

スタジオでは瀬戸康史さんがホットプレートを使い、番組オリジナルのあんまき作りに挑戦しました。外はふんわり、内はしっとり仕上がるレシピで、家庭でも再現しやすいのが特徴です。ここでは材料と手順をまとめておきます。

材料(10個分)

生地
・卵 150g(Mサイズ3個分)
・上白糖 100g
・水あめ 40g
・薄力粉 140g
・ベーキングパウダー 5g
・水(調整用) 約40ml

中あん(小豆つぶあん)
・小豆 150g
・グラニュー糖 150g
・水あめ 30g
・水 適量

アレンジ用
・有塩バター 適量(約8mm角×7cm)

作り方(中あん)

・小豆をやわらかくなるまでゆでる
・ゆで小豆・砂糖・水を鍋に入れ、強火で混ぜながら煮る
・ぜんざい状になったら中火にし、水分が減るまでさらに煮詰める
・水あめを加えて、形が残るくらいの固さまで鍋底から混ぜながら炊く
・バットに広げて冷まし、2cm厚×幅8cm×長さ20cmに整えて10等分の目印をつける

作り方(生地)

・薄力粉とベーキングパウダーを混ぜてふるう
・別のボウルで卵と砂糖をすり混ぜ、水あめを加えて混ぜる
・粉類を加えてさっくり混ぜる
・水を少しずつ加え、すくって落とすと山になってすぐ消える固さにする

作り方(焼いて巻く)

・ホットプレートを160℃に温める
・生地40mlを流し、楕円形に広げて20秒ふたをして焼く
・気泡が出て乾いたら取り出す
・生地の手前にあんを置き、くるりと巻く
・軽く押さえて形を整え、巻きすに並べる

焼きたてはふわっと軽く、時間が経つと生地とあんがなじんでしっとりと深い味わいになります。どちらの食べ方も魅力的で、好みに合わせて楽しめます。

バターがとろける濃厚アレンジと仕上がりの楽しみ方

番組でも紹介された人気のアレンジが、あんことバターを一緒に巻く「あんバターあんまき」です。つぶあんにバターの塩気が加わることで、驚くほどリッチな味わいに変わります。

アレンジの作り方
・つぶあんを薄く広げ、中央にバターを置いて包む
・焼いた生地の中央に置き、筒状に巻く
・押さえつけずにふんわり形を残すと、食べたときにバターがとろりと広がる

味わいのコツは、焼きたてと時間をおいたあとで味の変化を楽しむことです。
焼きたては香ばしく軽い口当たり、時間が経つとしっとり落ち着き、まるで別のお菓子のように深みが増します。

あんまき一つに、知立の歴史、南吉の人生、そして現代の家庭のあたたかさが交差し、番組はその魅力を強く、豊かに描き出していました。

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新美南吉とかんけいの深い“お菓子の記録”を紹介します

しげゆき
しげゆき

新美南吉の作品の背景には、いつも甘いお菓子がありました。そのことがよくわかる原稿や作文が、今も新美南吉記念館に残されています。ここでは、南吉の創作のそばにあったお菓子の世界を紹介します。

南吉が子ども時代に書いた“好きなもの”の作文

新美南吉が小学校三年生のときに書いた作文「私の一番すきな物」には、食べ物やお菓子が五十ほど書き出されていました。その並びの中には、あんまきや地元で親しまれていた甘いお菓子の名前がいくつもあり、南吉が幼いころからお菓子に強い愛情を持っていたことがよくわかります。記念館で展示されるこの作文は、作品のやさしい語り口にも通じる素直な感性が表れた貴重な資料です。

記念館に残る原稿や日記に見える甘味へのこだわり

南吉の原稿や日記には、お菓子にまつわる具体的な記録が残っています。しるこを何杯も飲んだ日のこと、羊羹や餅菓子を買いに行ったことなど、当時の生活の中で甘味がどれほど身近だったかが感じられる内容です。これらの資料は記念館で実際に確認でき、作品世界の背景にある甘いものとの深い関わりを示す証拠になっています。

創作をささえた“お菓子”の存在が伝えるもの

南吉のそばには、いつもお気に入りの甘いものがありました。机の近くに置いて気分を落ち着かせたり、原稿に向かう力にしたりしていた様子が、資料からていねいに読み取れます。こうした事実にふれると、あんまきなど地元のお菓子が、南吉の作品に流れるあたたかい雰囲気をつくり出す大きな支えだったことがより深く伝わってきます。


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