泊まりたくなる理由があふれる福井の今
このページでは『うなぎのぼりLAB 泊まりたい!福井(2026年1月26日放送)』の内容を分かりやすくまとめています。
北陸新幹線の延伸でアクセスが変わり、福井県立恐竜博物館や越前かにまつり、芦原温泉などの人気が一気に高まりました。港が“かに色”に染まる季節のにぎわいや、武生中央公園や池田町の空中アドベンチャーのような新名所も加わり、県全体が勢いづいています。
訪れる人が増え続ける福井の魅力を、旅のストーリーとともに紹介します。
福井が勢いづく背景と“泊まりたい県”への変化
福井県は2024年、日本人宿泊者数の伸び率で全国1位を記録し、まさに宿泊ニーズが高まるエリアになっています。理由は大きく二つで、一つは北陸新幹線の敦賀延伸、もう一つは観光地そのもののアップデートです。
新幹線によって関西や中京圏からの時間が大幅に短縮され、週末の1泊旅行でも十分に楽しめる距離に変わりました。食・自然・文化がそろう福井は、元々ポテンシャルの高い県ですが、アクセス改善によりその魅力が一気に表に出た印象です。
越前町や敦賀市といった海沿いの町から、恐竜・禅・温泉をめぐる定番ルートまで移動がしやすくなり、「泊まって味わいたい」旅のスタイルが広がっています。
越前町で港が“かに色”に染まる冬のにぎわい
冬の越前町は、本ズワイガニの解禁とともに街全体が活気づきます。越前がに、せいこがに、ベニズワイガニという三種のカニがそろうのは福井ならではで、特に11〜12月の越前かにまつりでは港が朝から“かに色”一色に染まります。
せいこがにはわずか2か月という短い漁期で、その内子・外子・味噌が味わえる貴重さから毎年大人気です。一方、ベニズワイガニは夏以外ほぼ一年中手に入るため、旬の時期を逃した旅行者にも喜ばれています。
道の駅越前には、地元漁師のゆでたてのカニを買い求める人であふれ、店頭には次々と蒸気が上がり、冬の福井らしいにぎわいが広がります。福井駅周辺の飲食店でも、宿泊者がゆっくりカニ料理を味わえるため、「泊まりたい理由」の大きな一つになっています。
恐竜・禅・絶景がそろう進化した福井観光ルート
勝山市にある福井県立恐竜博物館は、2023年のリニューアルによって展示が大幅にパワーアップしました。新館ではダイノシアターの迫力映像が楽しめ、実際のミイラ恐竜化石など貴重な標本も公開され、子どもから大人まで幅広い層が訪れています。
福井駅と博物館を結ぶXRバス「WOW RIDE いこっさ!福井号」では、窓一面の映像と音響に包まれながら移動でき、乗っている時間そのものが観光体験になります。移動がエンタメになるこの仕掛けは、他県ではあまり見られない取り組みです。
永平寺では禅の精神に触れられるとして外国人旅行者が急増。静かな山間の寺院で修行僧の生活を垣間見る時間は、観光でありながら深い癒しをもたらします。
海沿いの東尋坊は商店街が新しく生まれ変わり、歩きやすく滞在しやすいエリアに。条件がそろうと水平線に現れるグリーンフラッシュは人気が高く、夕暮れを狙って訪れる旅行者も増えています。
恐竜・禅・絶景という三つの柱が福井観光の軸となり、1泊2日でも濃密に楽しめる構成が旅の満足度を高めています。
かこさとしの世界が広がる武生中央公園と池田町の森の冒険
越前市の武生中央公園は、絵本作家・かこさとしの世界観をそのまま体験できる人気スポットです。だるまちゃん広場やからすのパンやさんをモチーフにした巨大遊具、夏場には水遊びができるエリアが整備され、2024年には165万人が訪れています。
駐車場も無料で1000台規模という利用しやすさから、中京圏や関西からの家族連れが増え続けています。トンネル開通によって名古屋方面からのアクセスが約1時間短くなり、「日帰りできるけど泊まったほうが楽しい」エリアとして評価が上がっています。
近くの池田町には、森の中を空中散歩できるアドベンチャー施設「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」があり、全長1km級のジップラインや樹上アスレチックが楽しめます。森を飛ぶ体験はここならではで、ファミリー旅行の2日目の目的地として人気が急上昇しています。
芦原温泉の若旦那が発信する“今行きたい温泉地”の魅力
芦原温泉は70以上の源泉を持つ老舗温泉地ですが、今注目されているのはSNSで人気を集める若旦那の存在です。旅館の魅力だけでなく、温泉街の楽しみ方や地元の人の温かさを発信する動画が話題を呼び、若者層の旅行者が増えています。
温泉街でも新しい店舗のオープンやリニューアルが進み、浴衣で歩ける雰囲気づくりが整ってきました。北陸新幹線でアクセスが改善されたことで、これまで以上に“泊まってゆっくり楽しむ温泉地”として注目されています。
伝統と現代の感覚がバランスよく交わり、温泉街全体が新しい魅力をまとい始めているのが、芦原温泉の今の姿です。
幸福度日本一の福井が生む“暮らしの体験”と敦賀の夜景ミライエ
福井県は12年連続で幸福度ランキング1位を維持しており、教育や子育て、高齢者の就労など、暮らしの安定度では全国でも群を抜いています。
こうした“暮らしやすさ”をそのまま旅の体験にしたのが、修学旅行生のホームステイ受け入れです。農家や漁家、一般家庭に泊まり、福井の日常に触れる体験は学びの深さが特徴で、修学旅行生の受け入れ数も1.4倍に増えました。
敦賀市では、冬のイルミネーション「ミライエ」が港を幻想的に彩り、夜に人が集まる新しいスポットとして人気です。海面に反射する光と広い港の空気感が作り出す空間は、他の地域にはない魅力があります。
福井は観光地だけでなく、人の暮らしや地域の温度まで旅の一部として楽しめる県へと変わり、その変化が“泊まりたい”という気持ちを強く後押ししています。
NHK【あさイチ】いまオシ!LIVE『越前がに』福井・越前町 越前がに極の基準・黄色タグの見分け方・越前かにまつり2025まで完全ガイド|2025年11月25日
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