KiraKiraキッチン「お弁当にも使える!初夏の作り置き」高橋一生さんが挑戦!
5月27日(火)放送の『あさイチ』(NHK総合)では、人気コーナー「KiraKiraキッチン」にて、“お弁当にも使える!初夏の作り置き”がテーマとして取り上げられます。今回は、俳優・高橋一生さんが生放送で料理に挑戦するという注目の回。ドラマ『岸辺露伴は動かない』でおなじみの高橋さんが、料理の世界でどんな一面を見せてくれるのか楽しみです。揚げない鶏の南蛮漬け、豚バラチャーシュー、いわしのコンフィという魅力的な作り置きレシピが紹介されました。
高橋一生さんが作り置き料理に挑戦
今回のKiraKiraキッチンのテーマは、「初夏の作り置きおかず」です。一度にまとめて作っておけば、忙しい毎日の中でも、栄養のある食事をすぐに用意できるという便利なスタイルが紹介される予定です。保存期間は目安として3〜5日とされていて、お弁当のおかずとしても、夕食のメインとしても活用できる点が魅力です。新生活や新学期が始まってしばらくたち、少し疲れを感じ始めるこの時期にこそ、時短で美味しい作り置き料理は心強い味方となります。
秋元さくらさんの「いわしのコンフィ」
フランス料理シェフの秋元さくらさんによる「いわしのコンフィ」が紹介されました。鍋ひとつで手軽にできる初夏の作り置きおかずとして、お弁当にも使える便利な一品です。野菜の彩りとオリーブ油の香りが豊かに広がる、冷めても美味しい一皿として注目されました。
いわしのコンフィの材料(直径20cmの鍋使用)
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いわし…3匹(下処理が必要)
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塩…小さじ1/3(いわし用)
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グリーンアスパラガス(3等分に切る)…2本
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パプリカ(黄・縦に3等分に切る)…1/4個
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新じゃがいも(小・皮ごと4等分に切る)…3個
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ズッキーニ(厚さ2cmの輪切り)…1/2本
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ミニトマト…9個
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にんにく(薄切り)…2かけ
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ローズマリー(生)…1枝
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オリーブ油(または好みの油)…500ml
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塩(仕上げ用)…適量
いわしのコンフィの作り方
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いわしはウロコがあれば取り除き、調理用バサミで背ビレ・頭・尾を切り落とします。
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尾から頭に向かって腹を5mm幅に切り落とし、流水で手早く血合いを洗い流します。このとき、腹の中がきれいになるまで丁寧に行うことがポイントです。
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ペーパータオルで水けをしっかりと拭き取ります。
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頭側から腹の中に指を入れ、中骨の上をなぞるように尾まで指を動かして身をはがします。
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同じ要領でもう片側の身もはがし、中骨を背から取り除きます。
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包丁で腹骨をそぎ取り、身の形を整えます。
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いわしの身を上にして塩をふり、5分置きます。出てきた水分をペーパータオルでしっかり拭き取ります。
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鍋ににんにく・ローズマリー・オリーブ油を入れ、火にかけずに野菜を順番に入れます。
※順番は、グリーンアスパラガス→パプリカ→ズッキーニ→新じゃがいも -
その上にいわしの皮を下にして並べ、最後にミニトマトを加えます。
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強火にかけてフツフツと沸いたらすぐに弱火に落とし、15分ほど煮ます。
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火を止めて粗熱を取ったら、具材と油を分けて保存用の密閉容器に移し、冷蔵庫で保存します。
このコンフィは、野菜も主役として彩りを添え、栄養バランスも考えられた一皿です。加熱によって柔らかくなった野菜と骨までやわらかいイワシは相性抜群で、香り高いオリーブ油が全体をまとめてくれます。
保存の目安
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具材:冷蔵庫で5日間程度
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油:密閉保存で10日間程度
アレンジPOINT
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同じ作り方で、あじ・サーモン・えび・鶏肉などにも応用可能です。
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温めずにそのままお弁当に入れてもおいしく、食卓にも彩りを添える一品です。
味・見た目・保存性の三拍子そろった「いわしのコンフィ」。ぜひ家庭で試してみてください。
荻野聡士さんの「鶏の南蛮漬け」レシピ
日本料理店店主・荻野聡士さんが紹介する「鶏の南蛮漬け」が登場しました。今回のテーマは「揚げない、初夏の作り置きおかず」。調理に油は使うものの“揚げずに炒める”手法で、手軽に作れてお弁当にも使いやすい一品です。色とりどりの野菜と鶏肉を、香り豊かな南蛮酢に漬け込むことで、冷めても美味しく仕上がります。
鶏の南蛮漬けの材料(4人分)
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鶏もも肉(ひと口大に切る)…1枚(約350g)
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砂糖…小さじ2/3
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塩…小さじ1/6
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油…大さじ3(分けて使用)
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たまねぎ(薄切り・水にさらす)…1/4個
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パプリカ(黄・長さ3cmの薄切り)…1/4個
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ズッキーニ(幅1cmの輪切り)…1/2本
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オクラ…4本(塩ズリ後、水洗い)
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なす…2個(縦半分、皮に5mm幅の切り目、長さを半分)
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ミニトマト…6個
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みょうが(小口切り・水にさらす)…適量
A:南蛮酢の材料
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だし…210ml
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うす口しょうゆ…大さじ2
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しょうゆ…大さじ2
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米酢…大さじ2と1/3
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砂糖…大さじ3と2/3
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すだち…1個(皮はすりおろし、果汁を加えたあと実ごと投入)
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赤とうがらし(輪切り)…適量
鶏の南蛮漬けの作り方
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鶏もも肉に砂糖と塩を振り、手で揉み込んで5分ほど置きます。下味をしっかりつけることで、漬け込んだあとも味がボケません。
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オクラはガクを取り、塩ズリしてから水洗いし、水けをよく切っておきます。なすは縦半分に切り、皮に縦の切り目を入れることで火が通りやすくなり、見た目も美しく仕上がります。
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大きめのボウルにAの調味料をすべて入れ、砂糖が完全に溶けるまでしっかり混ぜます。すだちは皮をすりおろし、果汁を絞った後、丸ごと果肉も加えます。ここに赤とうがらし・たまねぎ・パプリカを加えて、南蛮酢のベースを完成させます。
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フライパンに油(大さじ2)を入れ、鶏もも肉の皮を下にして並べます。強火にかけて全体が温まったら中火に落とし、1分ほど焼きます。
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鶏を奥に寄せてスペースを作り、なすを加えて5分ほどあまり触らず炒めます。なすがしんなりしたら取り出し、南蛮酢に漬けます。鶏もさらに2分炒めて、こちらも漬け込みます。
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フライパンに油(大さじ1)を足し、ズッキーニ・オクラを入れて中火で2分炒め、ミニトマトを加えてさらに2分。これもすべて南蛮酢に漬け込みます。
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粗熱が取れたら冷蔵庫で半日ほど置いて、味をなじませます。冷めても味がしっかりしており、朝にお弁当に詰めても安心です。
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器に盛りつけたあと、みょうがをふんわりとのせて完成。爽やかな香味がアクセントになります。
保存の目安とアレンジPOINT
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密閉容器に入れて冷蔵庫で約4日間保存可能。
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あじ・さば・さけ・豚肉などに代えても応用可能で、好みに応じてバリエーションを楽しめます。
揚げずに作れる南蛮漬けは、初夏にぴったりのさっぱり味。野菜がたっぷり取れて見た目も華やか、冷めてもおいしいのでお弁当にもぴったりの一品です。ぜひ試してみてください。
山野辺仁さんの「豚バラチャーシュー」
中国料理店オーナーシェフの山野辺仁さんが手掛ける「豚バラチャーシュー」が紹介されました。お弁当にもぴったりの作り置きレシピとして、香り豊かな煮汁でじっくり煮込む、シンプルかつ本格的な一品です。食欲そそる甘辛味と、冷めても美味しいしっとり食感が魅力のチャーシューは、初夏の食卓でも大活躍してくれます。
豚バラチャーシューの材料(約4人分)
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豚バラ肉(塊)…400g
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油…大さじ1/2
A:煮汁の材料
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水…600ml
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しょうゆ…150g
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ねぎの青い部分…1本分
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しょうが…1かけ
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にんにく…1かけ
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ホワジャオ(粒)…小さじ1/2
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シナモンスティック…1本
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陳皮(乾燥したみかんの皮)…5g
豚バラチャーシューの作り方
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まず、豚バラ肉は鍋に入る大きさに切り分けておきます。脂身と赤身のバランスが良い部位を選ぶと、煮込んだあともしっとり柔らかく仕上がります。
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鍋に油(大さじ1/2)を熱し、豚バラ肉を入れて弱火でじっくりと全体に焼き色をつけていきます。焦げつかないように面を変えながら、キツネ色に焼き上げるのがポイントです。余分な脂はキッチンペーパーで丁寧に拭き取ります。
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別に用意したAの材料(水・しょうゆ・香味野菜・香辛料)を鍋に加え、強火で加熱し、沸騰させます。
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沸騰したらすぐに弱火に落とし、40分間じっくり煮込みます。この間、アクを取ることでスッキリとした味わいに仕上がります。
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ホワジャオやシナモン、陳皮の香りがじんわりと煮汁に移り、豚肉の中まで味がしっかり染み込むようになります。
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火を止めたら、肉は煮汁から取り出し、粗熱を取ってからラップフィルムで包み、冷蔵庫で保存します。
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煮汁と肉は必ず別々に保存するのがポイントです。肉が汁を吸いすぎると、風味がぼやけてしまうためです。
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食べるときは、食べやすい厚さに切り分けて器に盛りつけるだけ。お弁当に入れる場合は、軽く温めても、そのままでも美味しくいただけます。
保存の目安とアレンジPOINT
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冷蔵庫で4日間保存可能。
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薄切りにしてラーメンのトッピングやチャーハンの具材、丼物にも使える万能おかずです。
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香味が効いているため、冷めても風味がしっかりと残り、弁当にも最適です。
煮込むだけのシンプルな工程ながら、時間をかけて丁寧に作ることで本格的な味わいに。家族にも喜ばれ、作り置きにも重宝する一品です。ぜひ一度試してみてください。
山野辺仁さんの「中国風ピクルス」
中国料理の名手・山野辺仁さんによって「中国風ピクルス」が紹介されました。色鮮やかな夏野菜を使い、香り豊かな中華スパイスと米酢で仕上げた爽やかな一品です。冷蔵庫で5日間保存できる作り置き副菜として、日々の食卓はもちろん、お弁当にも活躍します。
中国風ピクルスの材料(2人分)
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ヤングコーン…6本
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オクラ…8本
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みょうが(食べやすい大きさに切る)…3個
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きゅうり(タネを取り、長さ5cmの食べやすい太さに切る)…1本
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パプリカ(赤・食べやすい大きさに切る)…1/2個
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パプリカ(黄・食べやすい大きさに切る)…1/2個
A:ピクルス液の材料
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水…300ml
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米酢…200ml
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砂糖…100g
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塩…小さじ1/2
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赤とうがらし…2本
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八角…2個
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ホワジャオ(粒)…小さじ1
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こしょう…適量
中国風ピクルスの作り方
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まず鍋に水・米酢・砂糖・塩を入れて火にかけ、しっかり沸騰させてから火を止めます。
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粗熱を取り、ピクルス液を密閉容器に移します。このとき、赤とうがらし・八角・ホワジャオ・こしょうを加えて、中華風の香りをしっかりと立たせます。
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野菜の下ゆでを行います。別の鍋に分量外の水1リットルを沸かし、塩大さじ1を加えておきます。
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ヤングコーンは1分半、みょうがは30秒、オクラは20秒、パプリカは10秒ほど、それぞれさっとゆでます。ゆですぎず、シャキッとした食感を残すのがポイントです。
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ザルに上げてしっかり水けを切り、ペーパータオルで丁寧に水分を拭き取ります。
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野菜を準備したピクルス液に入れ、3時間以上冷蔵庫で漬け込みます。
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一晩置くとより味がなじみ、酸味とスパイスの香りが引き立ちます。
保存の目安と特徴
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完成したピクルスは、冷蔵庫で約5日間保存可能。
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さっぱりとした味わいの中に、八角やホワジャオの独特の香りがアクセントとして効いており、和風のピクルスとは一味違った魅力があります。
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お弁当の彩りや箸休め、副菜にもぴったりの一品で、食卓に清涼感を添えてくれます。
漬けるだけで簡単に作れ、しっかりと保存がきくのも嬉しいポイント。火を使う時間が短く、暑い季節にもぴったりの常備菜です。さまざまな野菜でアレンジも可能なので、ぜひお試しください。
毎日の料理がしんどいあなたへ贈る「手抜きじゃない」工夫
新年度の疲れが出やすいこの時期、特に働くお母さんや忙しい家庭にとって、毎日ごはんを作るのは本当に大変なことです。そんなときこそ、作り置き料理が大活躍。短時間で簡単に、そして飽きのこない味を楽しめるよう、今回のレシピは工夫が詰まっています。
冷蔵保存が可能な作り置きおかずは、「手抜き」ではなく「時短と工夫」の象徴。番組では、プロの料理人たちがそれぞれのジャンルで培った技術をもとに、家庭でも実践できるアイデアを紹介してくれる予定です。
番組で登場予定のシェフたち
今回の放送には、和・洋・中の料理のプロフェッショナルが登場。それぞれの知識と経験を活かし、高橋さんをサポートしながら、より美味しく、簡単にできる作り置きのコツを伝えてくれます。
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フランス料理シェフ:秋元さくらさん
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中国料理オーナーシェフ:山野辺仁さん
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日本料理店店主:荻野聡士さん
ジャンルの異なる料理人が協力することで、味わいの幅広さや調理法の多様性が光る内容になると期待されます。
いまオシ!LIVEは「岩手県・龍泉洞の名水」
番組後半では、岩手県岩泉町からの「いまオシ!LIVE」も放送予定。龍泉洞の名水をテーマに、自然が生み出す透き通った水の美しさや、地元の人々の暮らしとの関わりを紹介する内容です。
龍泉洞は日本三大鍾乳洞のひとつとしても有名で、その神秘的な水の流れは、料理や生活用水としても地域に恵みをもたらしています。初夏の爽やかな映像とともに、リフレッシュできるコーナーとなりそうです。
「みんな!水石だよ〜石を愛でて楽しもう!」
さらに、タレントのとよた真帆さんが登場し、「水石(すいせき)」の魅力について語ります。水石とは、水の流れや自然の造形を想像させるような石を鑑賞する趣味のことで、盆栽のように静かな美を味わう文化の一種です。
近年、若い世代の間でも「癒し」や「自然との対話」として再注目されており、番組ではその魅力的な世界観と楽しみ方が紹介される予定です。
放送情報と出演者
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【放送日時】2025年5月27日(火)08:15〜09:55(100分間)
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【放送局】NHK総合
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【ゲスト】高橋一生
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【講師】とよた真帆、秋元さくら、山野辺仁、荻野聡士
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【キャスター】博多華丸・博多大吉、鈴木奈穂子
放送の内容と異なる場合があります。
放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
番組を見逃さないよう、ぜひ録画予約もお忘れなく!
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