笠原将弘の和食はもっとおおらかでいい。鶏とアボカドのから揚げ
2025年6月4日(水)21:00〜21:25放送のNHK Eテレ『きょうの料理』では、日本料理店「賛否両論」の店主である笠原将弘さんが登場します。今回のテーマは「和食はもっとおおらかでいい。」。家庭でも無理なく作れる、季節感たっぷりの和食3品が紹介されます。笠原さんの料理には“ちゃんとしなくていい”という、肩の力を抜いたやさしい工夫が詰まっています。今回は二度揚げでカリッと仕上げた鶏肉に、ねっとり濃厚なアボカドを組み合わせた「鶏とアボカドのから揚げ」をメインに、旬の野菜を使った副菜や香りのよいご飯ものまで紹介予定です。放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
鶏とアボカドのから揚げ|食感のコントラストが楽しい初夏の主菜
主菜として紹介される「鶏とアボカドのから揚げ」は、ジューシーでカリッとした鶏のから揚げと、とろけるようなアボカドの組み合わせが楽しい一品です。笠原さんは、食材の個性を引き立てることで、シンプルな材料でも印象的な料理に仕上げます。揚げ物でありながら重くなりすぎず、レモンを添えてさっぱりとした後味に整える工夫もされており、暑い時期にぴったりのメニューです。
材料(2人分)
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鶏もも肉…1枚(約300g)
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アボカド…1/2個
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A(下味用)
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酒…大さじ1
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しょうゆ…大さじ1
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砂糖…小さじ1
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しょうが(すりおろし)…小さじ1/2
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こしょう…少々
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小麦粉・片栗粉…各適量
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揚げ油…適量
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塩…少々
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レモン(くし形切り)…1/4個分
作り方
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鶏肉は大きめの一口大に切り、Aをもみ込んで30分間おく
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アボカドは種と皮を除き、一口大に切る
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鶏肉の余分な汁けをふき取り、小麦粉をまぶして粘りを出す
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1切れずつ片栗粉をまぶし、形を軽く整える
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アボカドにも片栗粉をまぶして衣をつける
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揚げ油を170℃に熱し、鶏肉を3分間揚げて取り出し、3分間休ませる
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休ませている間にアボカドを揚げ、表面が固まったら引き上げ、塩をふる
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鶏肉を再び油に戻し、1~2分間揚げてカリッと仕上げる
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器に盛り合わせ、レモンを添えて完成
食感の違いを楽しむためにも、鶏肉はしっかりと二度揚げし、アボカドはさっと揚げるだけにするのがコツです。
ちぎりピーマンのおかか炒め|包丁いらずで味しみ抜群の副菜
二品目の副菜は「ちぎりピーマンのおかか炒め」。この料理の最大の特徴は、包丁を使わずに手でちぎる調理法です。ピーマンもエリンギも手で裂くことで、切り口に凹凸ができて調味料がよくからみます。おかか(かつお節)を加えることで、うま味と香りをプラス。ご飯がすすむ一皿になります。
特徴ポイント
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ピーマンは手でちぎることで味がしみやすくなる
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エリンギも縦に裂くことで、噛んだときの食感が楽しくなる
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おかかの風味が全体をやさしくまとめる
笠原さんの「おおらかに作る」姿勢が詰まった一皿で、料理が苦手な人でも安心して作れる内容です。
新しょうがの炊き込みご飯|香りで食卓を包む旬の味わい
三品目は「新しょうがの炊き込みご飯」。旬の新しょうがをたっぷりと使い、その爽やかな香りを生かしたご飯料理です。食欲が落ちがちな季節でも、新しょうがのさっぱりした風味が、自然と箸を進めてくれます。
魅力のポイント
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新しょうがを千切りにして加えるだけの簡単さ
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素材の香りを引き立てるような、シンプルな味付け
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炊きたてをよそった瞬間に香りがふわっと立ち上り、食卓が明るくなる
この炊き込みご飯は、メインのから揚げや副菜とも相性がよく、全体を調和させる役割を担うご飯ものとして、料理全体の完成度を高めてくれます。
和食をもっと自由に、もっと楽しく
今回の3品に共通しているのは、「ちゃんとしなくていい」「身の丈に合った工夫でいい」という、笠原将弘さんのやさしいメッセージです。完璧を目指すのではなく、家にあるものでできる範囲で、でもちゃんとおいしいものを作る。そのためのヒントが随所に散りばめられています。
・鶏肉の二度揚げでカリッとジューシーに
・アボカドのとろみと塩気のバランスが絶妙
・野菜は手でちぎるというおおらかな発想
・香りを生かす新しょうがの使い方
放送では、笠原さんの丁寧な実演とともに、ポイントとなるコツやアイデアが紹介される予定です。初夏の食卓を彩る、軽やかで香り豊かな和食の数々を、家庭でも気軽に取り入れてみてはいかがでしょうか。
放送後、詳しい内容が分かり次第、最新の情報を更新します。
※放送の内容と異なる場合があります。
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