鶏とアボカドのから揚げ・新しょうがご飯・ちぎりピーマンのおかか炒め
2025年6月4日(水)放送のNHK【きょうの料理】では、料理人の笠原将弘さんが季節感あふれる3つの料理を紹介しました。今回登場したのは、カリッと揚げた鶏肉とアボカドの食感が楽しい「鶏とアボカドのから揚げ」、新しょうがの香りがさわやかな「新しょうがご飯」、そしてピーマンとエリンギを手でちぎって炒める「ちぎりピーマンのおかか炒め」です。それぞれが家庭で簡単に作れるうえ、旬の素材を活かしておいしく食べられる工夫がたっぷり詰まっています。暑い季節にうれしい、さっぱりとした風味や香ばしさが食欲をそそる一日でした。
鶏とアボカドのから揚げ
鶏肉のジューシーさとアボカドのクリーミーさが絶妙に合わさった、ちょっと珍しい組み合わせのから揚げです。二度揚げでカリッと仕上げた鶏肉と、衣をまとったアボカドのとろっとした食感が対照的で、見た目にも楽しい一品です。
材料(2人分)
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鶏もも肉…1枚(約300g)
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アボカド…1/2個
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A
・酒…大さじ1
・しょうゆ…大さじ1
・砂糖…小さじ1
・しょうが(すりおろし)…小さじ1/2
・こしょう…少々 -
小麦粉…適量
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片栗粉…適量
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揚げ油…適量
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塩…少々
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レモン(くし形)…1/4個分
作り方
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鶏もも肉は大きめの一口大に切り、ボウルに入れる
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A(酒、しょうゆ、砂糖、しょうが、こしょう)を加えて手でもみ込み、30分間ほど置く
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アボカドは皮と種を除き、一口大に切る
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鶏肉の余分な汁けをふき取り、小麦粉を全体にもみ込んでなじませる
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鶏肉1切れずつに片栗粉をまぶし、形を整える
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アボカドにも片栗粉をまぶす
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揚げ油を170℃に熱し、鶏肉を3分間揚げて取り出し、3分間休ませる
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アボカドを衣が固まる程度に揚げて、塩少々をふる
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休ませておいた鶏肉をもう一度油に入れ、1〜2分間揚げてカリッと仕上げる
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器に盛り合わせ、レモンを添えて完成
揚げ油の温度と二度揚げのタイミングが味の決め手です。アボカドは揚げすぎないように注意し、食感を残すのがポイントです。
新しょうがご飯
笠原さんが「お店でもコースの締めに必ず出す」と語ったのがこの一品。新しょうがならではのすがすがしい香りが口いっぱいに広がる、初夏にぴったりの炊き込みご飯です。
材料(3〜4人分)
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新しょうが…60g
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油揚げ…1枚(約30g)
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米…360ml(2合)
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A
・水…360ml
・酒…40ml
・昆布(5cm四方)…1枚
・塩…小さじ1/2 -
白ごま…小さじ1
作り方
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米は洗って30分以上水に浸けておき、ざるに上げて水けを切る
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新しょうがはスプーンで皮をこそげて、細めのせん切りにしてサッと洗う
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油揚げはみじん切りにする
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A(水、酒、昆布、塩)を混ぜておく
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炊飯器の内釜に米とAを入れ、上に新しょうがと油揚げをのせて普通に炊く
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炊き上がったら昆布を取り除き、全体をさっくりと混ぜる
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器に盛りつけて、白ごまをふって完成
しょうがの香りと油揚げのうまみがごはんにしっかりしみていて、冷めてもおいしいのでお弁当にもおすすめです。
ちぎりピーマンのおかか炒め
包丁を使わず、手でちぎることで味がよくしみこむシンプルな炒め物です。エリンギも手で裂くことで、ピーマンと一緒に食べやすくなり、素材の食感も楽しめます。
材料(2人分)
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ピーマン…4個(約160g)
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エリンギ…2本
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A
・しょうゆ…大さじ1
・みりん…大さじ1
・一味とうがらし…少々 -
削り節…3g
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ごま油…大さじ1/2
作り方
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ピーマンは手で四つ割りにして、ヘタと種を取り除く
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エリンギは長さを半分に切り、手で裂いて食べやすい大きさにする
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フライパンにごま油を中火で熱し、エリンギを炒める
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油が全体にまわったらピーマンを加え、軽く炒める
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A(しょうゆ・みりん・一味)を加えて全体にからめる
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器に盛りつけて、削り節をふりかけて完成
ちぎることで食感も味もしっかり残り、調味料のしみこみもよくなるのがポイントです。削り節が香りと風味をプラスして、副菜としてもご飯のお供としても大活躍します。
まとめ
今回の放送では、笠原将弘さんならではの工夫が光る、家庭でも実践しやすい季節料理3品が紹介されました。
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鶏とアボカドのから揚げでは、揚げ方の工夫と異なる食感の組み合わせが特徴的
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新しょうがご飯は、炊き立ての香りとやさしい塩味で、毎日でも食べたい味
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ちぎりピーマンのおかか炒めは、手軽に作れるのに味わい深く、作り置きにもぴったり
どの料理も素材の特徴を生かしながら、家庭で作りやすく、食べやすいように工夫されています。食卓を少し豊かにしてくれる、そんなやさしい料理ばかりでした。放送を見逃した方も、ぜひこのレシピを参考にして、旬を味わう一日を楽しんでみてください。
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