梅雨に負けない!パワフル夏中華
2025年6月25日(水)放送の「きょうの料理」では、梅雨のジメジメした空気を吹き飛ばす「パワフル夏中華」が特集されます。今回登場するのは、創作中華のシェフ・魏禧之(ぎ たかゆき)さんが考案した、夏野菜たっぷりの中華料理です。しょうがやねぎなどの香味野菜をたっぷり使い、さらに辛みや酸味をきかせたレシピで、梅雨の不快感を忘れさせてくれる、夏にぴったりの3品が紹介されます。放送後にはレシピや詳しい作り方も追記する予定です。これからの季節にぴったりの中華メニューで、食卓に元気をプラスしましょう。
夏仕立てのパワフル中華でジメジメ気分を吹き飛ばす
今回の「きょうの料理」では、夏野菜を主役にしたパンチのある中華料理が3品紹介されます。梅雨の時期は湿度が高く、どうしても気分がどんよりしがちです。そんなときこそ、香味野菜や辛み、酸味を効かせた料理で、気分も体もシャキッと整えたいですね。
魏禧之さんが提案する夏中華は、普段の食卓でも気軽に作れるものばかり。夏ならではの食材や調理法を取り入れ、さっぱりとしながらも満足感のある仕上がりになっています。
今回紹介される3品はこちらです。
・きゅうりとねぎのジャージャー麺
・なすと豚こまのピリ辛炒め
・トマトとえびの卵炒めしょうがあん
それぞれの料理の魅力を詳しく見ていきましょう。
きゅうりとねぎのジャージャー麺
一品目は、「きゅうりとねぎのジャージャー麺」です。ジャージャー麺は、中華料理の定番で、濃厚な肉みそを絡めて食べるスタミナ満点の麺料理です。今回はそこにきゅうりの爽やかさとねぎの香りを加え、夏らしいアレンジに仕上げます。
材料(2〜3人分)
・中華麺(生)…2〜3玉(300g)
・豚ひき肉…250g
・きゅうり…1本(約110g)
・ねぎ(白い部分)…適量
・ごま油…大さじ2
・サラダ油…大さじ1
【A】
・水…カップ1と1/2
・しょうゆ…大さじ3と1/2
・甜麺醤(テンメンジャン)…大さじ3
・砂糖…大さじ1
・顆粒チキンスープの素(中華風)…小さじ1
・水溶き片栗粉…大さじ1~2(片栗粉と水を同量で溶いたもの)
つくり方
はじめに、きゅうりはヘタを切り落とし、切り口同士を5〜10秒間こすり合わせて洗います。このひと手間で、きゅうりの青臭さが取れて、食べやすくなります。そのあと、きゅうりを縦に四つ割りにし、さらに1cm角に切ります。ねぎも同じように1cm角に切って準備します。【A】の調味料はあらかじめ混ぜ合わせておきます。
次に、中華麺をたっぷりの湯で袋の表示通りにゆでます。ゆで上がった麺は、ざるに上げて湯をよく切り、氷水でしっかり洗い、ぬめりを取り除きます。この作業をすることで、麺がツルツルとした食感に仕上がります。水けをしっかり切ったら、ごま油大さじ1を回しかけて、全体にからめておきます。
フライパンにサラダ油大さじ1を入れて、強めの中火で熱します。そこに豚ひき肉を入れて炒め、肉の色が変わるまでしっかり火を通します。次に、あらかじめ混ぜておいた【A】を加えます。煮立ったら、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけます。最後に、ごま油大さじ1を回しかけ、全体をサッと混ぜ合わせたら、肉みそが完成です。
器に先ほど用意した中華麺を盛り付け、上からたっぷりと肉みそをかけます。仕上げに、切っておいたきゅうりとねぎを散らせば完成です。シャキシャキのきゅうりとねぎの食感が、甘辛い肉みそと相性抜群で、暑い季節にもぴったりのさっぱりしたジャージャー麺に仕上がります。
なすと豚こまのピリ辛炒め
二品目は、「なすと豚こまのピリ辛炒め」。こちらは夏野菜の代表格であるなすを使った、ご飯が進むおかずです。豚こま肉と一緒に炒めることでボリューム満点、しかも豆板醤(トウバンジャン)の辛みをきかせて、さらにお酢をプラス。辛みと酸味のメリハリのある味わいが特徴です。
なすは炒めることでとろっとした食感になり、豚こまの旨みがしっかり絡みます。豆板醤の辛さがお酢の酸味でほどよく中和され、夏でも重たくならず、さっぱりと食べられるのが魅力です。
暑い時期や梅雨の蒸し暑さで食欲がわかない日でも、このピリ辛炒めなら自然とご飯が進みます。
トマトとえびの卵炒めしょうがあん
三品目は、「トマトとえびの卵炒めしょうがあん」です。色鮮やかなトマトとプリプリのえび、ふわふわの卵を炒め合わせ、最後にしょうがの香りがきいたあんをとろりとかける、夏らしい一品です。
トマトの酸味が爽やかで、卵のまろやかさやえびの旨みと合わさり、食べごたえがありながらも軽やかな味わいに仕上がります。さらにしょうがの風味が加わることで、体の内側から温まり、冷房などで冷えがちな体にも嬉しい効果が期待できます。
彩りも美しく、食卓をパッと華やかにしてくれる料理です。家族みんなで楽しめる、見た目にも味にも夏らしさを感じる一皿です。
魏禧之さんのアイデア満載!家庭で楽しめる夏中華
今回の料理を考案したのは、創作中華のシェフ・魏禧之さんです。魏さんは伝統的な中華料理をベースに、日本の食材や季節感を取り入れた、親しみやすいレシピが人気です。
暑い時期や梅雨の不快な天気でも食欲をそそるように、香味野菜や辛み、酸味を上手に活用し、誰でも家庭で簡単に作れる工夫がされています。難しいテクニックがなくても、おいしい中華が楽しめるので、料理初心者の方にもおすすめです。
また、夏バテ対策やスタミナアップにも役立つ食材がふんだんに使われているので、元気が出ないときにもぴったり。放送を参考に、夏中華を食卓に取り入れて、梅雨のジメジメ気分を吹き飛ばしましょう。
今回紹介された3品は、どれも夏野菜が主役で、香味や辛み、酸味を組み合わせた、バランスの良い中華メニューです。調理のコツや詳しいレシピは、放送後に追記する予定ですので、楽しみにお待ちください。
【ソース】
NHK公式サイト:https://www.nhk.jp/p/kyounoryouri/
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