せっかく行くなら楽しもう!『あさイチ』流・ビュッフェ&食べ放題満喫のワザ
2025年10月21日の『あさイチ』(NHK総合)では、「せっかく行くなら楽しみたい!ビュッフェ&食べ放題満喫のワザ」をテーマに、ビュッフェを“よりおいしく、よりスマートに”楽しむためのコツが特集されました。
今回の放送では、漫画家・くぼこまきさんやフードスタイリスト・船田三和子さんら専門家が登場し、「見た目も美しく」「お腹も満足」できるビュッフェの極意を実践的に紹介。さらに、“食欲を上げるドリンク”や“食品ロス対策の舞台裏”など、家庭でも役立つ情報が盛りだくさんでした。
ビュッフェは“下見”が命!華丸・大吉も納得の基本ルール
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番組の冒頭で紹介されたのは、漫画家・くぼこまきさんが提案した“ビュッフェ下見のススメ”。
「目に入った料理からどんどん盛ってしまう」「気づけばお皿がパンパン」――そんな“ビュッフェあるある”を、多くの人が経験したことがあるはずです。くぼさんは、「一度全体を見てから取る」ことが失敗しない最大のコツだと語りました。
ビュッフェでは、テーブルに並ぶ料理を一周して、タイムサービスや人気メニューの配置を確認するのがポイント。特に、人気のグリル料理やデザートは、時間限定で登場することも多く、事前に位置を把握しておくと効率的です。
「下見をして“作戦”を立てることで、冷めた料理を取らずに済むし、盛りつけもきれいに仕上がります」とくぼさん。
最初にお皿いっぱい盛るのではなく、“少量ずつ、できたてを楽しむ”のが、上級者のビュッフェマナーなのです。
さらに、くぼさんが挙げた3つのポイント――
① 少量ずつ取る ② 新しい皿を使う ③ 熱々を食べる。
この3つは、まさに“ビュッフェの三大マナー”。取りすぎを防ぎ、衛生的で見た目にも美しい盛りつけにつながります。
スタジオでは、華丸さんが「料理を取る前に必ず全体を見るようにしている」とコメント。
その落ち着いた姿勢に、大吉さんも「まるでホテルの朝食ビュッフェの達人みたい」と笑顔でうなずきました。
確かに、料理を取る前に場の雰囲気や流れを把握することは、スマートにビュッフェを楽しむ第一歩。
特にホテルビュッフェなどでは、人の動線を見極めることが混雑回避のコツにもなります。
くぼこまきさんの“下見のススメ”は、単なるマナーではなく、「おいしさを最大限に味わうための準備」。
ビュッフェは食べるだけでなく、どんな順番で、どう味わうかを考える“食のエンターテインメント”であることを、改めて気づかせてくれる内容でした。
華丸流“8割の美学”と「オムレツには釣られない」哲学
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華丸さんが明かした“ビュッフェ三か条”は、スタジオの中でも特に盛り上がった話題でした。
それは、①料理を取る前に下見をする、②盛り付けは彩りを重視する、③8割の美学を大切にする――そして番外として「オムレツには釣られない」。一見ユーモラスに聞こえますが、実はどれも経験に裏打ちされた深い考え方です。
華丸さんは「シェフが目の前で焼いてくれるオムレツは確かに魅力的。でも、あれは行列ができる。時間を食べちゃうんです」と語りました。
おいしさだけでなく“時間配分”まで意識しているあたり、まさにビュッフェ上級者の視点です。限られた時間の中でどの料理をどの順番で楽しむか――それを考えるのもビュッフェの醍醐味。焦らず、自分のペースを大切にする姿勢が印象的でした。
この“8割の美学”という言葉には、「お皿をいっぱいにせず、余白を残して美しく盛る」という意味も込められています。
食べすぎないように抑えるのではなく、“おいしく見せて、最後まで気持ちよく食べきる”という、まさに大人の楽しみ方です。華丸さんは「料理もお腹も8割くらいがちょうどいい」と語り、会場からは共感の笑いが起こりました。
一方で、くぼこまきさんは笑顔で「それでも挑んでほしい!シェフが自信満々で出すメニューには、味のワナが潜んでる」とコメント。
“オムレツの誘惑”をあえて受け入れることで、思わぬ発見があるという考え方も紹介しました。
視聴者からも「オムレツの誘惑、わかります!」という共感の声が多数寄せられ、スタジオは明るい笑いに包まれました。
実際、ホテルビュッフェの“実演オムレツ”は人気の定番コーナー。目の前で焼かれるライブ感や香ばしい香りが、食欲を一気に引き上げます。
このコーナーでは、単なる好みや味の話だけでなく、“時間の使い方”や“選択のセンス”といった、大人のビュッフェ哲学が感じられる内容でした。
食べる前に飲む!胃を整える“炭酸水ドリンク法”
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「たくさん食べたいけど、食べ過ぎは気になる…」という声に応え、番組では“食欲を上げるドリンク”の活用法が紹介されました。
ポイントは、食事の約2分前に炭酸水を100〜150ml飲むこと。わずかな量でも胃の働きを活発にし、食欲を自然に引き出す効果があるといいます。炭酸が胃の中で膨らみ、軽い刺激を与えることで消化活動がスムーズになり、食事をおいしく感じやすくなるのが特徴です。
炭酸が苦手な人には、10℃以下の冷たい水か50℃以上の白湯もおすすめ。温度によって胃の血流が促され、同様に食欲をサポートしてくれます。
番組では3人のモニターがこの方法を実際に試し、全員が「食べやすくなった」「自然に食欲がわいた」と実感。特に炭酸水を飲んだ人は、普段より食事のペースが落ち着き、満足感が高まる傾向が見られました。
ただし、飲みすぎには注意が必要です。炭酸を摂りすぎると満腹感が早く訪れ、かえって食べられなくなることもあります。
華丸さんは「ビールも炭酸だし、飲みすぎたら逆効果だよね」と笑いながらコメント。スタジオも和やかな雰囲気に包まれました。
この“食前ドリンク法”は、食べ放題やビュッフェを楽しむ前に取り入れたい簡単な準備習慣として紹介されました。
食べ過ぎを防ぎながら、食事の満足度を上げてくれる――そんな一石二鳥の方法として注目が集まっています。
お得度の裏側!“食べ放題ネタ”原価クイズが白熱
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次のコーナーでは、「寿司・焼肉・スイーツ食べ放題の原価クイズ」が行われました。
同じように見えるメニューでも、実は原価に大きな差があることが紹介され、スタジオの出演者たちも驚きの連続でした。
まず寿司コーナーでは、“ぶりとたい”のどちらが高原価かという問題。答えはぶり。脂がのっていて身が厚く、季節によっては仕入れ値が大きく変動するため、たいよりもコストがかかるそうです。
さらに、“数の子・えんがわ・子持ちこぶ”では、数の子が最も高原価。手作業での下処理が多く、塩抜きや味付けの工程に手間がかかるため、見た目よりもコストが高いとのことでした。
焼肉のコーナーでは、“厚切りロース”がコスパ最強と紹介されました。見た目のインパクトが大きく、肉質が良いわりに量が限られているため、食べ放題では非常にお得な部位といえます。逆に“大判サーロイン”は一枚の面積は広いものの、薄くカットされているため原価は比較的抑えられているそうです。
また、“豚トロと鶏カルビ”の対決では、豚トロのほうがコストが高いと判明。希少部位で脂の質もよく、仕入れ価格が高いため、食べ放題では狙い目のメニューです。
スイーツでは、“ショートケーキ”が最もお得度が高いという結果に。理由は、生クリームといちごの原価が高く、手作業のデコレーションにも時間がかかるため。同じケーキでも“チョコレートケーキ”や“ロールケーキ”よりコストが高くつくと解説されました。
スタジオでは、博多華丸・大吉のリアクションが特に印象的でした。
華丸さんは「元を取ろうとして失敗するタイプ」と笑いながら語り、大吉さんも「そうそう、結局好きなものだけでお腹いっぱいになっちゃうんですよね」と共感。会場は温かい笑いに包まれました。
江上敬子さんも「今まで損してた!」と驚きの表情を見せ、映美くららさんも「ショートケーキが一番お得なんですね」と感心していました。
このクイズでは、普段なんとなく選んでいるメニューの“原価の裏側”を知ることで、食べ放題の楽しみ方がぐっと広がることを実感させてくれました。
ビュッフェの裏側にある“食品ロス対策”
視聴者から寄せられた「残った料理はどうなるの?」という疑問にも、番組は丁寧に答えました。
“食べ放題=食べ残しが多い”というイメージを持つ人も少なくありませんが、実際のビュッフェ業界では食品ロスを減らすための工夫が徹底されています。
取材では、料理を提供する際に使う鍋や皿のサイズを、来店客の人数に応じて変えていることが紹介されました。
例えば、平日の昼間など来客数が少ない時間帯には、小ぶりのチェーフィングディッシュ(保温用の金属容器)を使用。逆に休日や団体予約が多い日には、大サイズを用意して対応するというように、細かな予測と調整によって無駄を最小限に抑えているのです。
さらに、余った料理はリメイクして再利用されるケースもあります。
具材を組み合わせてお弁当や総菜として販売したり、惣菜コーナーに並べることで、食材を最後まで活かす工夫が行われています。味付けを少し変えたり、ソースを足してアレンジするなど、プロならではの手法で“おいしくよみがえらせる”取り組みも紹介されました。
この話を聞いた博多華丸さんは、「見えないところにも努力がある」としみじみとコメント。
博多大吉さんもうなずきながら、「食べ放題って、ただ食べるだけじゃなくて“作る側の工夫”があるんですね」と感心していました。
スタジオには温かい空気が流れ、視聴者からも「そんな工夫があったなんて知らなかった」という声が多く寄せられました。
こうした実情を知ることで、“食べ放題=無駄が多い”という印象が変わり、“楽しみながら、無駄を出さない食文化”としてのビュッフェの姿が浮かび上がる内容でした。
美しい盛り付けは“高さと余白”がカギ!
フードスタイリスト・船田三和子さんが紹介した「ビュッフェ盛り付け術」は、スタジオの出演者からも「なるほど!」と声が上がるほどの内容でした。
一見、自由に盛ればいいと思われがちなビュッフェの皿ですが、ちょっとした工夫で見栄えもおいしさも格段にアップすることがわかります。
船田さんがまず強調したのは、「余白を残すこと」。
お皿の端まで料理を詰めるのではなく、全体の2〜3割を空けて盛ることで、見た目にゆとりが生まれ、料理がより引き立つそうです。
この“余白”は、食べる人の想像を膨らませる「おいしさの余韻」でもあり、食卓全体の印象を上品に見せる効果があります。
次に大切なのが、「高さをつけること」。
平らに並べてしまうとボリュームが伝わらず、味気ない印象になります。
そこで、野菜を下にしてメインを上に重ねたり、揚げ物を立体的に置いたりすることで、自然な立体感が生まれ、レストランのような華やかさを演出できます。
また、意外とやってしまいがちなNG行為として、揚げ物と汁物を同じ皿に盛るのは減点と船田さん。
衣が汁を吸ってベタつきやすくなるため、それぞれ別皿に分けるのが正解です。
さらに、ソースは直接かけずに、スプーンで“ちょんちょん”と表面に軽く置くのが上品。見た目にも清潔感があり、味の濃淡も自分で調整できます。
この解説に博多大吉さんは「家庭のごはんにも応用できる」と感心し、華丸さんも「家でやったら“今日のごはんちょっと違うね”って言われそう」と笑顔で話していました。
番組では、実際にプロが盛り付けたビュッフェ皿が映し出され、色のバランスと高さの効果がひと目でわかる仕上がりに。
この「ビュッフェ盛り付け術」は、見た目の美しさだけでなく、食べる順番や温度を考えた“おいしさのデザイン”でもあります。
SNS映えする写真を撮りたい人にも、家庭の食卓をちょっとおしゃれにしたい人にも役立つ、覚えておきたいテクニックでした。
こどもが喜ぶ“ビュッフェ自由発想アレンジ”
最後に紹介されたのは、“子どもが笑顔になるビュッフェの組み合わせ”。
スタジオで取り上げられたのは、なんと驚きのカレーライス+バニラアイス、そしてさつまいもの天ぷら+チョコレートソースというユニークなペア。
カレーライス+バニラアイスは、スパイスの刺激とミルクの甘みが絶妙に溶け合い、辛さをやわらげながらもコクを増す組み合わせ。海外でもカレーにヨーグルトやチャツネを添える文化があり、理にかなった味のバランスです。
一方、さつまいもの天ぷら+チョコレートは、和と洋が融合した新感覚のデザート。ホクホクしたさつまいもの自然な甘さに、とろけるチョコレートが重なり、まるでスイートポテトのような味わいになります。
子どもたちはもちろん、大人にとっても“遊び心”を刺激するアレンジ。
いつもの料理にちょっとした発想を加えるだけで、食べ放題の時間がもっと楽しく、もっと自由になることを感じさせてくれるコーナーでした。
秋の味覚も登場!柿みそ&無水肉じゃがで締めくくり
番組後半の「いまオシ!LIVE」では、千葉・大多喜町の新名物“柿みそ”を紹介。
柿の酵素で肉が柔らかくなるというユニークな調味料です。
【いまオシ!LIVE】千葉・大多喜町“まろやか柿みそ”がブームの予感!規格外柿×発酵の力で生まれた健康調味料とは|2025年10月21日
続く「みんな!ゴハンだよ」コーナーでは、無水肉じゃがと野菜とりんごのあえものを実演。
水を一滴も使わず、玉ねぎの水分だけで仕上げた肉じゃがは、素材の甘みが凝縮。
江上さんも「じゃがいもの味が活きてますね」と笑顔で絶賛していました。
まとめ:ビュッフェを“味わい尽くす”ための3ステップ
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まず1周して下見をする
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少量ずつ・新しい皿で・8割盛りを意識する
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見た目とマナーを楽しみながら味わう
『あさイチ』の放送を通して感じたのは、“食べ放題=食べすぎ”ではなく、“食を通じて人と楽しむ時間”だということ。
華丸・大吉のユーモアと、専門家の実践的な知恵が見事に融合した朝のひとときでした。
出典:NHK『あさイチ』2025年10月21日放送「せっかく行くなら楽しみたい!ビュッフェ&食べ放題満喫のワザ」
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