心も体もあたたまる冬の味!林亮平さんが教える「旬を味わう3つの煮もの」
寒くなってくると、台所から立ちのぼる湯気にほっとする瞬間が増えますよね。でも「煮ものって時間がかかる」「味が決まらない」と感じている方も多いのではないでしょうか。そんな人にこそおすすめなのが、2025年11月3日放送のNHK【きょうの料理】で林亮平さんが紹介した3つのレシピです。
旬の魚と野菜を使い、短時間で味がしっかり染みる工夫が詰まった『ぶりかぶら』、塩麹のうまみで食欲をそそる『豚肉とさつまいもの塩蒸し煮』、そして心まで温まる澄んだスープの『かんたん塩豚のポトフ』。どれも簡単に作れて、家庭の味を格上げしてくれます。
この記事では、料理の魅力とレシピを詳しく紹介します。
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旬のぶりとかぶの出会い『ぶりかぶら』
冬の定番『ぶり大根』を、やさしい甘みのあるかぶで仕立てた一品。ぶりのうまみをかぶが吸い込み、口の中でふわっと広がる味わいが魅力です。忙しい日でも短時間で完成します。
【材料(2人分)】
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ぶり(切り身) | 2~3切れ(約260g) |
| かぶ | 2個(約250g) |
| 柚子の皮 | 適量 |
| 水 | カップ3/4 |
| 酒 | カップ3/4 |
| しょうゆ | 大さじ2 |
| みりん | 大さじ2 |
| 砂糖 | 大さじ1と1/3 |
【作り方】
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かぶはよく洗い、皮付きのまま四つ割りにする。
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ぶりは1切れを4等分に切る。
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鍋(18cm程度)にぶりとかぶを入れ、A(調味料)をすべて加える。
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落としぶたをして強火にかけ、約15分間煮る。
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煮汁が少なくなったら落としぶたを外し、煮汁がとろりとするまで煮詰める。
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器に盛り、せん切りにした柚子の皮をのせる。
かぶのやさしい甘みとぶりの濃厚な味が見事に調和。ごはんのおかずにも、おもてなし料理にもぴったりです。
甘みと塩味が絶妙『豚肉とさつまいもの塩蒸し煮』
塩麹を使うことで、豚肉が驚くほどやわらかくなるのがポイント。さつまいもの自然な甘みと、塩味のバランスが絶妙で、ついつい箸が止まらなくなります。
【材料(2人分)】
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| さつまいも | 1本(約200g) |
| 豚バラ肉(薄切り) | 120g |
| 塩麹 | 大さじ2 |
| 酒 | 大さじ2 |
| すりごま(白) | 大さじ2 |
| 黒こしょう(粗びき) | 適量 |
| 水 | 大さじ3 |
【作り方】
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さつまいもは皮付きのまま5〜7mm厚の輪切りにし、軽く洗う。
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豚バラ肉は5cm幅に切る。
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塩麹と酒を混ぜ、Aの調味液を作る。
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フライパン(18〜20cm)に、さつまいもと豚肉を交互に重ね、Aの半量を塗る。
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残りの材料も同様に重ね、残りのAを上から塗る。
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水大さじ3を回しかけ、ふたをして中火で15分蒸し煮にする。
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仕上げにすりごまと黒こしょうをふる。
ごまの香ばしさが立ち、冷めてもおいしいのでお弁当にもおすすめ。塩麹のまろやかなうまみで、さつまいもの甘みがより一層引き立ちます。
やさしい旨みが体にしみる『かんたん塩豚のポトフ』
最後は、冬の定番スープを和風にアレンジした『かんたん塩豚のポトフ』。塩豚のうまみが昆布だしに溶け込み、透き通ったスープが心まで温めてくれます。
【材料(2人分)】
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 豚肩ロース肉(とんかつ用) | 2枚(約180g) |
| 里芋 | 2個(約160g) |
| にんじん | 1/3本 |
| ねぎ | 1本 |
| にんにく | 1かけ |
| 水 | 650ml |
| 酒 | 大さじ2 |
| 薄口しょうゆ | 小さじ1(なければしょうゆで代用可) |
| 昆布(5cm角) | 適量 |
| 柚子の皮(5mm角) | 適量 |
| 練りがらし | 適量 |
| 塩 | 小さじ1弱(肉の重量の3%) |
【作り方】
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豚肉を半分に切り、ポリ袋に入れて塩をもみ込み、15分ほどおく。
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熱湯にさっとくぐらせて色が変わったら引き上げ、水を張ったボウルに入れてから水気をきる。
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里芋は皮をむいて縦半分、にんじんは乱切り、ねぎは4〜5cmに切る。
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鍋に豚肉、野菜、にんにく、Aの調味料(水・酒・しょうゆ・昆布)を入れ、落としぶたをして強火にかける。
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煮立ったら弱火にして20分ほど煮る。
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器に盛り、柚子の皮を散らして練りがらしを添える。
昆布と豚のだしが合わさり、見た目はあっさりなのに深い味わい。体が温まるだけでなく、翌日温め直してもおいしくいただけます。
林亮平さんのレシピが愛される理由
林さんの料理は、どれも“素材の声を聴く”ようなやさしいレシピ。煮る時間は短くても、素材の味を最大限に引き出す工夫が詰まっています。かぶの皮をむかずに煮るのも、香りと食感を生かすため。塩麹の使い方も絶妙で、素材の甘みを自然に引き立てています。忙しい日でも無理なく作れる手軽さと、プロの味わいを両立しているのが魅力です。
まとめ:手間をかけずに、旬の味を楽しもう
この記事のポイントは以下の3つです。
・冬にぴったりの煮もの3品が、短時間で本格的に作れる。
・塩麹・柚子・昆布など、うまみを引き出す食材が活躍。
・林亮平さんのレシピは、家庭でも再現しやすく心に残る味。
手間をかけなくても、素材の組み合わせと調味のバランス次第で、こんなに豊かな味が楽しめます。寒い夜、あたたかい煮ものを囲んで、季節の恵みをゆっくり味わってみてください。
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