秋の味覚たっぷり!脇雅世さんが教える3つの絶品レシピ
「肌寒い日が続くと、温かくてやさしい味の料理が食べたい」と感じている方も多いのではないでしょうか?
そんな秋の食卓にぴったりのメニューを紹介してくれたのが、料理研究家の脇雅世さんです。2025年11月11日放送のNHK『きょうの料理』では、旬の食材を使った三品――『秋ざけと根菜のバター風味煮』『鶏肉とさつまいもの甘辛炒め』『かぶのチーズソテー』が登場しました。
どの料理も手軽に作れて、素材のうまみが引き立つよう工夫されています。それぞれのレシピを詳しく見ていきましょう。
秋ざけと根菜のバター風味煮(フランスの郷土料理を家庭風に)
フランス・ブルターニュ地方の郷土料理『コトリヤード』を、和の秋食材でアレンジした一品。秋ざけのうまみと根菜の甘みを、バターの香りで包み込んだ優しい味わいです。あさりのだしも加わり、魚介と野菜の旨味が溶け合います。
【材料(2人分)】
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 生ざけ(切り身) | 2切れ(180g) |
| あさり(砂抜きしたもの) | 6~8コ(約90g) |
| たまねぎ(粗みじん切り) | 1/4コ(50g) |
| ねぎ(粗みじん切り) | 1/3本(30g) |
| にんにく(みじん切り) | 小さじ1 |
| イタリアンパセリの葉 | 適宜 |
| 塩 | 小さじ1/3+少々 |
| サラダ油 | 小さじ1 |
| バター | 計30g |
| じゃがいも | 小2コ(100g) |
| たまねぎ | 1/2コ(100g) |
| にんじん | 1/2本(60g) |
| 水 | カップ1と1/4~1と1/2 |
| 粉末スープの素(洋風) | 小さじ1/3 |
| こしょう | 少々 |
【作り方】
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さけに塩(小さじ1/3)をふって15分おき、水けを拭き取って半分に切る。
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あさりは殻をこすり合わせて洗い、砂抜きしておく。
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じゃがいもは一口大に切って水にさらす。たまねぎはくし形に、にんじんは輪切りにする。
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フライパンにサラダ油を中火で熱し、さけの皮側を下にして焼く。焼き色がついたら返して取り出す。
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同じフライパンにバター20gを入れ、粗みじん切りのたまねぎ・ねぎ・にんにくを加え、塩少々をふって弱火でしんなりするまで炒める。
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【A】の野菜(じゃがいも・たまねぎ・にんじん)と【B】の調味料(水・粉末スープ・こしょう)を加え、ふたをして7~8分煮る。
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にんじんが柔らかくなったらあさりを加え、ふたをしてあさりの口が開くまで煮る。
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さけを戻して1~2分温め、仕上げにバター10gを加えて溶かす。
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味を見て塩で整え、器に盛ってイタリアンパセリを散らす。
バターの風味がふんわり広がり、野菜と魚のだしが重なった深い味わいに仕上がります。パンや白ワインともよく合います。
鶏肉とさつまいもの甘辛炒め(ほっとする中華風おかず)
ほくほくのさつまいもとジューシーな鶏もも肉を甘辛ダレで炒め合わせた、食欲をそそる中華風メニュー。砂糖としょうゆの黄金比がクセになる味わいです。
【材料(2人分)】
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| 鶏もも肉 | 250g |
| さつまいも | 150g |
| ねぎ | 1/2本(45g) |
| しょうが | 1かけ(5g) |
| 水 | カップ3/4 |
| 砂糖 | 大さじ1 |
| しょうゆ | 大さじ1/2+小さじ2 |
| 顆粒チキンスープの素(中華風) | 小さじ1/2 |
| サラダ油 | 小さじ1 |
| ごま油 | 小さじ1 |
【作り方】
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さつまいもは皮付きのまま乱切りにし、水にさらしてアクを抜く。
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ねぎは斜め切り、しょうがは千切りにする。
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鶏肉は余分な脂を除き、一口大に切ってしょうゆ(小さじ2)をもみ込み、10分ほどおく。
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調味料(水・砂糖・しょうゆ・チキンスープの素)を合わせておく。
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フライパンにサラダ油を熱し、鶏肉を皮目から焼く。両面にしっかり焼き色をつける。
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水けを切ったさつまいもを加え、透き通るまで炒める。
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しょうがを加えて香りを出し、合わせ調味料を入れてふたをする。
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煮立ったら弱火にし、さつまいもが柔らかくなるまで蒸し煮にする。
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煮汁が減ったらねぎを加え、軽く煮からめる。
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最後にごま油を回しかけ、香ばしさをプラスして完成。
さつまいもの甘みと鶏肉のうまみが調和し、冷めてもおいしいのが魅力。お弁当のおかずにもおすすめです。栗を使ってもおいしくアレンジできます。
かぶのチーズソテー(シンプルなのに贅沢な味)
白くてみずみずしいかぶを主役に、チーズの塩気を合わせた洋風ソテー。焼くことでかぶの甘みが引き立ち、ブルーチーズの香りが全体をまとめます。ワインにも合うおしゃれな副菜です。
【材料(2人分)】
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| かぶ | 2コ(250g) |
| ブルーチーズ(または粉チーズ・カマンベールなど) | 20g |
| サラダ油 | 小さじ2 |
| 塩・こしょう | 各少々 |
【作り方】
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かぶは茎を少し残して切り落とし、6等分のくし形に切って皮をむく。
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フライパンにサラダ油を熱し、かぶを並べて中火で焼く。
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焼き色がしっかりついたら塩・こしょうをふり、上下を返して柔らかくなるまで焼く。
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火を止めてチーズを手でちぎって加え、余熱で全体にからめる。
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お好みで黒こしょうをふっても香りが引き立つ。
焼いたかぶの“ジュース”がじゅわっとあふれ、チーズのコクが加わることで、シンプルながら満足感のある一皿になります。
まとめ
今回紹介した3つのレシピは、どれも脇雅世さんらしい“家庭で作りやすいのに味は本格派”の工夫が光る料理です。
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『秋ざけと根菜のバター風味煮』…魚介とバターの香りでごちそう感アップ
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『鶏肉とさつまいもの甘辛炒め』…甘辛ダレがしみたさつまいもが絶品
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『かぶのチーズソテー』…野菜が主役の洋風おつまみ
どの料理も旬の食材を生かし、食卓に彩りと温かみを添えてくれます。
この秋は、あなたの台所でも“脇雅世の味”を再現してみませんか?
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