池田伸子は悩んでいます!吉田類と向き合う“ふわり、生き方相談”
池田伸子が、ふだん抱えてきた不安やネガティブな思いを一つずつ言葉にしていく時間でした。仕事、子育て、人付き合い。どれも誰かの日常と重なる悩みばかりです。その気持ちに寄り添いながら、酒場詩人として生きてきた吉田類がゆっくりと向き合い、今をどう生きるかという大きなテーマへと導いていきました。
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不安を抱える池田伸子が、公園で語り出した本音
池田伸子は、静かな住宅街にある公園で吉田類と待ち合わせました。第一声で語ったのは、ずっと胸の奥にあった思いです。
「自分はいまだに人と話すことに苦手意識がある。アナウンサーとして働いているのに、人によって自分を作ってしまう。この話は受け入れられるのかと怖さが常にある」と正直にこぼしました。
その言葉を聞いた吉田類は、少しも迷うことなく「それをなくせばいい。全然怖くない」と言い切りました。続けて「意識して作ると楽しくなくなる。人生を楽しむために生まれている」と話し、酒場で自然に学んできた“人との距離感”を池田伸子に手渡すように伝えました。
日常と家事に追われる焦りと、吉田類の視点
池田伸子は、外へ出たり新しい情報に触れたりしなきゃと思う一方で、家事や育児に追われて何も極められないまま時間が過ぎていく怖さを吐き出しました。
その思いに対して吉田類は、若い頃に言われた「とにかくわがままに生きなさい」という言葉を紹介しながら、「子育ても楽しむ。アナウンサーも家庭のお母さんも抱えて大きくなっていく。誰に認められなくても、それを喜びにしていい」と語りました。
池田伸子が「子どもはかわいいけど体がきつい日もある。今日はもうやめたいと思ってしまうこともある」とこぼすと、吉田類は「世界は自分のためだと思えばいい。もちろん支配はよくないが、子どもの可能性を自由に伸ばすことを喜びにすればいい」と落ち着いた声で返しました。
10年後が見えない不安と、“今日を生きる”という視点
池田伸子は、40代を迎えるにあたって「10年後、20年後の自分がイメージできない」と話し、目の前のことに追われすぎていることを不安として打ち明けました。
ここで吉田類の考え方はシンプルでした。
「10年後の自分なんて全く考えない。今がよければいい。今年が続いて今がある。極端に言えば捨て身で生きている。今日を大切に生きれば、明日に向けても大切に生きていることになる」と話しました。
未来を思い描けない不安を抱える人にとって、足元をすっと軽くしてくれる言葉でした。
イライラや悔しさに縛られた時の“環境を変える”効果
池田伸子は、家事や仕事、睡眠不足などが積み重なり、気づけばイライラが顔に出て子どもから「ママ笑ってないよ」と言われたことがあると話しました。
それに対し吉田類は「そういう時は環境を変える。山に登るとか、旅行に行くとか。人間は環境の動物だから、場が変われば落ち込んだ状態から自然と抜けられる」と語りました。
さらに「好奇心を刺激する対象を見つけること。その魅力に触れることで自分が脱皮できる」と付け加えました。
吉田類と語り合う中で見えた“思考のクセ”
池田伸子は、悩みをゆっくり話したことで、自分の中のネガティブな思考のクセに気づいたと言います。
吉田類が「今に集中して生きる」と繰り返し語った背景には、若い頃からその時その時に集中して積み重ねてきた経験があり、そこから生まれた生き方の軸がはっきりしていることにも気づかされました。
視聴者から寄せられた“人生相談”も紹介
番組では「私が人生で相談したいこと」というテーマで投稿も紹介されました。
深夜に目が覚めてお腹が空き、ついスナック菓子を食べてしまうという悩みに対して、伊藤海彦は「筋トレをしましょう」とコメントしました。
まとめ
今回の放送は、池田伸子が自分の弱さや不安を隠さずに語り、その言葉に吉田類が人生の厚みを持って応えていく時間でした。
未来を不安に思ったり、日常に追われて焦ったり、イライラして自己嫌悪に陥ったり。どれも誰もが抱える気持ちです。
“今日を大切にする”
“人に合わせる自分を少し手放す”
“環境を変えることで気持ちも変わる”
この3つが、どんな世代にとっても心に残るメッセージとして響きました。
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