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Eテレ【NHKアカデミア】小林快次(恐竜学者)「前進も後退も同じ価値の意味」と“夢も希望も無理しない生き方” たまねぎ自己評価から見える真意|2025年12月3日

NHKアカデミア
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小林快次が語る“恐竜研究の裏側”と「後退にも価値がある」理由

恐竜研究の第一線で活躍する 小林快次 が登場する今回の『NHKアカデミア』。新種を次々と見つけ、“ダイナソー小林”と呼ばれる存在になるまでには、華やかな成果と同じ数だけ、迷いと遠回りが積み重なっているようです。

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恐竜の常識を動かす研究とその背景

小林快次 は、国内外で発掘調査を続け、多くの新種を見つけてきました。日本では恐竜がほとんど発見されていなかった時代に、可能性を信じて地層を調べ続けたことで、新しい化石の存在が次々と明らかになりました。

こうした成果は、大陸の動きや古環境の変化、生態の多様性を考える上で欠かせない証拠となり、恐竜研究の枠を広げています。アラスカやモンゴルのような過酷な現場でも調査を続ける姿勢は、研究者としての粘り強さと探究心そのものです。

“たまねぎ”と呼んだ少年期の自己像

番組紹介の中には、小林快次 が若いころ、自分を「たまねぎ」と表現していたという印象的な記述があります。中身が薄い、自分には核がないのではないか――そんな悩みを抱えていた時期がありました。

何をしても続かない3日坊主。しかし、化石や生き物への興味だけは消えず、気づけばその興味が人生の軸になり、恐竜研究へつながっていきました。迷いが多かった青春期こそ、後の研究者としての柔らかい発想や粘りを支える源になっているのだと感じられます。

「前進も後退も同じ価値」の意味を深く掘り下げる

番組概要でも紹介されている「前進も後退も同じくらい価値のある一歩」。これは、恐竜研究の現場を知る人だからこそ語れる実感です。

発掘は成功ばかりではなく、むしろ何も見つからない日が続くことの方が多い世界です。地層の読み違い、天候の影響、調査ルートの変更――その一つひとつが一見後退のように見えても、経験として蓄積され、次の判断を支える材料になります。

そのため、小林は“前に進むこと”だけが価値ではなく、“後ろに下がること”にも未来の発見を近づける要素があると考えているようです。成功という一点だけを目的にするのではなく、過程そのものを受け入れていく姿勢が、研究者としての大きな強さにつながっています。

「夢も希望も無理して持たなくていい」から見えるメッセージ

「夢も希望も無理して持たなくていい」という言葉は、一見すると消極的に聞こえますが、小林の生き方を見ると、その裏にある柔らかなメッセージが読み取れます。

無理に大きな夢を掲げる必要はなく、興味が向く方向へ少しずつ動いてみることで、気づいたら深みに入っている。そんな歩き方があってもいいという考え方です。少年期の迷いがそのまま研究への入り口になった経験が、この言葉を支えています。

夢を持つこと自体が目的ではなく、“自分自身の興味や好奇心に自然と引かれていく時間を大事にすること”。それが結果として大きな成果につながることもある――番組が伝えようとしている生き方の核はここにあると感じられます。

まとめ

恐竜という壮大なテーマに挑み続ける 小林快次。その発言の背景には、迷いながら動き続けてきた日々が積み重なっています。「前進も後退も価値のある一歩」「夢も希望も無理に持たなくていい」。どちらも、これから先の人生に迷う誰かをそっと支える言葉になりそうです。


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