『年末年始に大放出!食の美味健康ワザ蔵出しSP』
2025年12月18日放送の あしたが変わるトリセツショー は、「食」をテーマにした蔵出しスペシャルでした。番組で積み重ねてきた32本の「食のトリセツ」から、特に反響の大きかった内容をまとめ直し、身近な食材の力を最大限に引き出す方法が紹介されました。エリンギ、じゃがいも、お酢、にんにくという、どの家庭にもある食材が、調理法ひとつで驚くほど表情を変える様子が印象的でした。
エリンギは一本丸焼きで主役級のジューシーさに変わる
エリンギの最大の特徴は、調理法ひとつで食感と満足感が大きく変わる点です。番組では、エリンギを細かく切るのではなく、一本丸焼きにすることで、驚くほどジューシーになることが紹介されました。エリンギは乾燥した地域で育つきのこで、水分を抱え込む力が強く、内部に水分を保ちやすい性質があります。そのため、丸ごと加熱すると内部のうまみと水分が逃げにくくなります。
スライスしてしまうと断面から水分やエキスが抜けやすくなりますが、丸焼きにすることで、噛んだ瞬間に中からうまみが広がります。パーティー料理として見た目のインパクトもあり、主役になれる食材として活躍します。
エリンギファウンテン肉巻き
材料(2人分)
・エリンギ(大きめ)2本
・豚バラ肉(薄切り)4〜6枚
・スライスチーズ(とろけるタイプ)4枚
・塩 少々
・バジル(お好みで)4枚
・薄力粉 適量
作り方
・豚バラ肉に塩をふり、片面に薄力粉を薄くまぶします
・エリンギの軸にスライスチーズとバジルをのせます
・薄力粉をまぶした面を内側にして、豚バラ肉でしっかり巻きます
・アルミホイルを敷いた天板に並べ、200℃のトースターまたは220℃のオーブンで15〜20分焼きます
・焼き上がったら一口大に切って完成です
エリンギピンチョス
材料(4本分)
・エリンギ 2本
・ズッキーニ 1/2本
・ベーコン 2枚
・ミニトマト 4個
・キャンディーチーズ 4個
・マヨネーズ 大さじ2
・カレー粉 小さじ1/4
作り方
・エリンギは丸ごと焼いてから4等分します
・ベーコンとズッキーニをそれぞれ焼きます
・具材を順に串に刺します
・マヨネーズとカレー粉を混ぜたソースを添えます
エリンギは「切り方」で水分保持力が変わるという注意点
番組では「一本丸焼き」が強調されていましたが、その理由として切り方による水分流出の差が補足されていました。エリンギは縦にも横にも繊維が均一なため、一見どこから切っても同じに見えますが、スライスすると表面積が一気に増え、内部の水分と香り成分が逃げやすくなります。特に薄切りにすると、焼いている途中で水分が蒸発しやすく、食感が軽くなりやすい点が注意点として説明されていました。
じゃがいもはすりおろすことでモチとろ食感とコクが生まれる
じゃがいもは、すりおろすことで別の食材のような役割を果たします。番組では、じゃがいものでんぷんが持つ粘りが、とうもろこしなど他のでんぷんよりも圧倒的に強いことが紹介されました。すりおろすことで細胞壁が壊れ、でんぷんが水分を吸って大きく膨らみます。これが、モチモチとした食感と自然なとろみを生み出します。
さらに、加熱によって生まれる香り成分が、料理全体のコクとうまみを底上げします。シチューや揚げ物、スイーツまで幅広く使える点が特徴です。
すりじゃがシチュー
材料(2〜3人分)
・じゃがいもすりおろし 大さじ6
・鶏もも肉 1枚
・たまねぎ 1個
・にんじん 1本
・マッシュルーム 8個
・バター 20g
・水 400mL
・牛乳 300mL
・固形スープのもと 1個
・しょうゆ 小さじ1
・塩・こしょう 適量
作り方
・鍋でバターを溶かし、鶏肉を焼きます
・野菜を加えて炒めます
・水とスープのもとを入れて煮ます
・すりおろしたじゃがいもを加えてとろみをつけます
・牛乳と調味料で味を整えます
すりもっち~
材料(1本分)
・じゃがいもすりおろし 250g
・油 大さじ1
作り方
・材料を混ぜて電子レンジで加熱します
・混ぜ直して再加熱し、棒状にまとめます
すりもっち~を揚げて楽しむ「揚げすりもっち~」
すりおろしたじゃがいもで作る「すりもっち~」は、そのままでも満足感がありますが、揚げることで食感と香ばしさが大きく変わります。表面はカリッと、中はモチッとした食感になり、じゃがいものでんぷんが持つ粘りの強さをよりはっきり感じられます。揚げ油の温度は高めに保つことで、油を吸いすぎず軽い仕上がりになります。
材料
・すりもっち~ 1本分
・揚げ油 適量
・青のり 適量
・塩 適量
作り方
・すりもっち~を15等分に切る
・180℃の油で3〜4分揚げる
・揚げたてに青のりと塩をふる
見た目も楽しめる「ツリーもっち~」
年末年始向けの演出として紹介されたのが、すりもっち~を使ったツリー型の一皿です。でんぷんの粘りで形が崩れにくいため、立体的な盛り付けが可能になります。ブロッコリーや型抜き野菜を使うことで、食卓が一気に華やぎます。
材料(3〜4人分)
・すりもっち~ 1本分(棒状にまとめない)
・ブロッコリー 1株
・とろけるチーズ 100g
・にんじん(星形)少々
・赤・黄パプリカ(花形)少々
・オリーブオイル 適量
・塩 少々
・粉チーズ 適量
作り方
・ブロッコリーは小房に分け、芯は薄切りにする
・にんじんとパプリカは型抜きし、にんじんは下ゆでする
・すりもっち~を耐熱皿に三角形に並べる
・ブロッコリーをツリー状に刺し、芯を幹に見立てる
・塩とオリーブオイルをふり、周囲にチーズを敷く
・オーブントースターで10〜15分焼く
・野菜を飾り、粉チーズを振る
じゃがいもで作るスイーツ「すりじゃがカスタード」
じゃがいもは甘い料理にも使えることが紹介されました。すりおろしたじゃがいもを使うことで、小麦粉や片栗粉を使わずに自然なとろみがつき、やさしい口当たりのカスタードになります。じゃがいも特有の香りはほとんど残らず、デザートとして違和感なく楽しめます。
材料(2人分)
・じゃがいもすりおろし 大さじ3
・砂糖 大さじ3
・牛乳 200mL
・バター 10g
・卵黄 2個
作り方
・卵黄をほぐし、じゃがいも、砂糖、牛乳を加えて混ぜ、裏ごしする
・鍋に入れて加熱し、混ぜながらとろみをつける
・仕上げにバターを加える
すりじゃがカスタードパフェ
すりじゃがカスタードは、パフェに展開することで、じゃがいものでんぷんのなめらかさと果物の酸味の組み合わせを楽しめます。層にすることで、見た目もデザートらしく仕上がります。
材料
・すりじゃがカスタード 適量
・グラノーラ 適量
・ベリーソース 適量
・キウイ 適量
・生クリーム 適量
・いちご・ミント 適量
作り方
・グラスにグラノーラ、フルーツ、カスタード、生クリームを重ねる
・いちごとミントを飾る
じゃがいもの「粘り」は冷めても続くという特性
すりおろしたじゃがいものでんぷんの粘りは、加熱直後だけの現象ではないことも紹介されていました。一度しっかり加熱して糊化したでんぷんは、冷めても一定の粘りと弾力を保ちます。そのため「すりもっち~」や「揚げすりもっち~」のように、冷めても食感が崩れにくい料理に向いていると説明されていました。これは年末年始の作り置きにも向くポイントとして触れられていました。
じゃがいもは健康面でも注目される食材
番組では、じゃがいもがダイエットや腸内環境の改善にも向いている食材であることにも触れられました。でんぷんの一部は消化されにくく、腸内で働くことで満足感につながります。揚げる、煮る、すりおろすといった調理法の違いによって、食感だけでなく体への影響も変わる点が、じゃがいもの奥深さとして紹介されました。
お酢1滴で料理が変わる「味覚覚醒パワー」の仕組み
番組では、お酢の効果を単なる「酸味づけ」ではなく、味覚を目覚めさせる働きとして紹介していました。ごく少量のお酢が口に入ると、舌の味覚受容体が刺激され、甘味・塩味・うま味をより強く感じやすくなります。このため、料理自体の味付けを濃くしなくても「味がはっきりした」「コクが増した」と感じやすくなります。実際に料理人の現場では、仕上げ直前に数滴のお酢を加えることで、全体の印象を引き締める使い方がされていることが紹介されました。
カレー・みそ汁・チャーハンが変わる「隠し酢」の具体例
隠し酢は特別な料理だけでなく、家庭でよく作る料理ほど効果が分かりやすいと説明されていました。
カレーでは、油脂とスパイスの重さが軽くなり、後味がすっきりします。
みそ汁では、みそのうま味が立ち、だしの輪郭がはっきりします。
チャーハンでは、油のコクを残したまま、全体の味が締まり、食べ進めやすくなります。
いずれも「酸っぱい」と感じない量に抑えることがポイントで、3〜4滴から調整する方法が強調されていました。
ジュースや甘い飲み物にも効く「お酢の隠し機能」
番組では料理だけでなく、飲み物への応用例も紹介されました。りんごジュースやトマトジュース、かんきつ系ジュースにほんの少量のお酢を加えると、甘さがくどく感じにくくなり、果物本来の風味が際立ちます。これは酸味が甘味を引き締め、香りを感じやすくするためで、市販ジュースでも変化を実感しやすい使い方として紹介されていました。
にんにくはお湯に入れてうまみとコクを引き出す
にんにくの香りが強くなりすぎる原因は、細胞を壊すことで生まれる反応です。番組では、スライスしたにんにくをお湯に入れることで、香りを抑えつつ、うまみとコクだけを引き出す方法が紹介されました。こうして作るにんにく水は、汁物や炒め物に使いやすく、料理のベースを支えます。
にんにく水カラメルさつまいもサラダ
材料(2人分)
・お湯 50mL
・にんにくスライス 3〜4枚
・グラニュー糖 100g
・さつまいも 1本
・揚げ油 適量
・リーフ類 適量
作り方
・お湯ににんにくを入れてにんにく水を作ります
・さつまいもを揚げます
・砂糖と水でカラメルを作り、にんにく水を加えます
・さつまいもと合わせ、サラダに仕上げます
にんにく水は「香りを出さない調味料」という位置づけ
にんにく水は、にんにくの風味を出すためのものではなく、料理ににんにくの匂いを残さずにコクだけを足す調味料として紹介されていました。アリシンを発生させないため、食後のにんにく臭が気になりにくい点もメリットとして説明されています。家族向けの料理や、翌日に予定がある場合にも使いやすいという実用面の話がありました。
にんにく水を使う際の注意点
にんにく水は使いやすい調味料ですが、摂りすぎには注意が必要です。番組では、生のにんにくは1かけ程度、加熱したものは2〜3かけ程度が目安とされていました。体調に不安がある場合は、少量から試すことがすすめられています。
まとめ
あしたが変わるトリセツショー(2025年12月18日放送)の「食の美味健康ワザ蔵出しSP」は、特別な道具や高価な食材を使わずに、料理の満足感を高めるヒントが詰まった内容でした。エリンギは丸焼きで主役になり、じゃがいもはすりおろすことで料理を支え、お酢とにんにくは味をまとめる存在になります。年末年始の食卓はもちろん、日常の料理でも役立つ知識として、何度でも思い出したくなる回でした。
NHK 【あさイチ】時短カレーが進化!レトルトアレンジ×カレー3層構造×隠し味チャート完全版|2025年12月10日
年末年始に役立つ食材別の保存テクと下ごしらえを紹介します

年末年始は食材をまとめて買うことが増えるので、保存方法や下ごしらえを知っておくと料理がとても作りやすくなります。ここでは、日常的に使うじゃがいも、エリンギ、お酢、にんにく、そしてにんにく水について、私が実際に調べて分かった保存のコツと使いやすくなる下ごしらえを紹介します。どれも身近な食材ですが、ちょっとした工夫で味わいが良くなり、長持ちしやすくなります。家にあるものばかりなので、今日からすぐに使える内容です。
じゃがいもの保存のコツと下ごしらえ
じゃがいもは光に弱い食材なので、風通しのよい暗い場所に置くのが基本です。光が当たると緑色になったり、芽が出やすくなったりするため、紙袋や箱に入れて保存すると安心です。冬は冷え込みが強くなりますが、冷蔵庫に入れると糖が増えて食感が変わることがあるので、常温保存が向いています。使うときは、芽をしっかり取り除いて洗い、用途に合わせて切ります。すりおろすとでんぷんが広がってとろみが自然に出るので、シチューやグラタンのような料理で一気に味がまとまります。加熱してから冷凍すると食感が大きく崩れにくく、そのままスープに加えることもできます。
エリンギの保存とおいしく使う下ごしらえ
エリンギは水分に弱く、濡れた状態で保存すると傷みが早く進みます。購入したままのパックの状態ならそのまま野菜室へ入れ、開封後は乾いた容器に入れて水分を避けて保存します。使う直前に切った方が水分が抜けにくく、弾力のある食感が残りやすいです。調理では、最初に強火で表面を焼いてから中火や弱火に切り替えると、外側に焼き目がついて香りが立ち、内側の水分が閉じ込められます。焼くだけで満足感のある食材になるので、付け合わせとしても使いやすいです。
お酢の保存と料理を助ける使い方
お酢は変質しにくい調味料ですが、直射日光を避けて常温で保存します。開封後は風味がゆっくり変わるため、冷暗所か暗い場所に置いておくと使いやすい状態が保てます。お酢は、ほんの少し加えるだけで料理の味を引き締めたり、重さを和らげたりします。ドレッシングに使うのはもちろん、炒めものやスープに数滴入れるだけで味がまとまり、素材の甘みやうまみがはっきりしてきます。
にんにくの保存と香りを引き出す下ごしらえ
にんにくは風通しがよくて湿気が少ない場所に置くと長持ちします。湿度が高いと芽が出やすくなるため、常温での保存が適しています。冷凍することもできますが、香りが変わることがあるので注意が必要です。調理では、皮をむくタイミングを遅くすると香りが残りやすく、刻んだりすりおろしたりするのは使う直前にします。油と一緒に弱火で加熱すると、にんにくの香りが油に移って料理全体に深みが出ます。炒め料理やスープの香りづけにとても便利です。
にんにく水の保存と使い方
にんにく水は、にんにくを薄くスライスして水に入れるだけで作れます。冷蔵庫に入れて数日以内に使い切るのが安心です。辛みがやわらぎ、にんにくの香りが控えめになるため、スープや炒め物に入れるとほのかな風味が出ます。生のにんにくのように強い香りにならないので、小さな子どもや香りが苦手な人にも使いやすい方法です。料理のベースを整えるのにも向いており、仕上げに少し加えるだけで味がまとまりやすくなります。
気になるNHKをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。


コメント